UQ WiMAXを契約する前に知っておきたい8つのこと

高速なモバイル通信が可能なUQ WiMAXを契約しようか迷っていませんか? その判断をするためには、サービスのメリットとデメリットを知るのが一番。というわけで、この記事では、UQ WiMAXを契約するメリット・デメリットを簡単にまとめて解説しています。UQ WiMAXを申し込む前に読んでいただきたい記事です。

Contents

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UQ WiMAXをえらぶメリット

それでは早速UQ WiMAXをえらぶメリットを紹介します。具体的には、以下の5つです。

  • 高速なモバイル通信が使い放題
  • 手のひらサイズのモバイルWi-Fiルーターがあればインターネット接続できる
  • 工事が不要
  • 月額費用が安い
  • 初期費用も安い(たいていは、3,000円)

1つずつ簡単に解説しますね。

高速なモバイル通信が使い放題

UQ WiMAXをえらぶ最も大きなメリットはこの点ですね。

モバイル通信のサービスのほとんどは、月間○GBのように使える量が決まっています。そしてその量を使い切ってしまうと速度制限にかかり、動画をまともにみることができず、ホームページが表示されるのにも時間がかかるような超低速な通信速度になってしまいます。そのため月末に近づくに従って速度制限が怖くなり、インターネットを使うのを控えるといった経験をした人は多いでしょう。

その点、UQ WiMAXは月間データ通信量が無制限。長時間、動画を視聴するなどインターネットをたくさん使ったとしても低速な通信速度にはなりません。月間データ通信量を気にせずインターネットを楽しむことができます。

手のひらサイズのモバイルWi-Fiルーターがあればインターネット接続できる

UQ WiMAXでインターネット接続をするのに大きな機器は必要ありません。手のひらサイズのモバイルWi-Fiルーターがあれば、インターネット接続をすることができます。バッテリーを搭載しているのでAC電源もいりません。

そのため外出先でも、データ通信量を気にせず高速なインターネット接続をたっぷり楽しめるわけです。

工事が不要

インターネット接続サービスを申し込むときに面倒なのは、工事日の調整をしたり業者を自宅内に上げて工事の立ち合いをしたりすることですね。工事業者の予約がとれないと、申し込んでからインターネット接続できるまで2週間~1ヵ月以上かかることもあります。

その点、UQ WiMAXはモバイル通信サービスなので工事は不要。面倒な対応は一切必要ありません。サービスを申し込み、手元にモバイルWi-Fiルーターが届けばすぐにでもインターネット接続することができます。

さらにWiMAXのプロバイダによっては、最短でオンライン申込の当日にはモバイルWi-Fiルーターを配送してくれるのもポイント。申込の翌日にはWiMAXによるインターネット接続が使えるようになることも多いです。

月額費用が安い

モバイル通信サービスでは、月間数十GBのデータプランを契約すると月額が1万円をこえることも少なくありません。たいしてUQ WiMAXは月間データ通信量無制限のギガ放題プランが月額約3,500円~約4,400円程度(プロバイダによって異なります)。

場合によってはほかのモバイル通信サービスの半額以下で、月間データ通信量無制限のインターネット接続環境が利用できるのです。

初期費用も安い(たいていは、3,000円)

UQ WiMAXの魅力として、初期費用の安さもあげられます。そもそも工事が行われないため、工事費用が無料なのも、その理由の1つ。

ただ工事費用がかからないのは、UQ WiMAX以外のモバイル通信サービスでも同じことです。他のモバイル通信サービスと比較して、UQ WiMAXで注目すべきなのは、モバイルWi-Fiルーターと呼ばれる機器代金がたいていのプロバイダで、無料(かかっても2,000~3,000円程度)であること。

他のモバイル通信サービスでは同じ品質のモバイルWi-Fiルーターを数万円で販売しています。この費用は分割で支払うことが可能なことも多いですが、いずれにしろそれだけ料金が高くなることに変わりはありません。

結果的に、UQ WiMAXの申込で必要となる初期費用は、顧客情報をシステムに登録する際の契約事務手数料(3,000円)のみであることがほとんどです。利用を開始する際の、この負担の少なさはUW WiMAXの大きな魅力といえます。

ちなみに契約事務手数料は他のインターネット接続サービスでもだいたい2,000~3,000円程度かります。

UQ WiMAXをえらぶデメリット

UQ WiMAXは残念ながらメリットだけのサービスではありません。申し込みの際は、覚えておいた方がよいデメリットもあります。ここではUQ WiMAXをえらぶデメリットを簡単に解説します。

具体的には以下の通り。

  • 3日間10GBの速度制限ルールがある
  • つながりやすさはソフトバンクやドコモ、auの回線の方が上
  • 2年 or 3年の契約期間の縛りがある

1つずつ解説しますね。

3日間10GBの速度制限ルールがある

UQ WiMAXは月間データ通信量無制限のサービスではありますが、ヘヴィユーザーの利用で回線が混雑してしまわないように、以下のような速度制限のルールがあります。

速度制限に抵触するデータ通信量 過去3日間で10GBのデータ通信量消費
制限時の通信速度 概ね1Mbps
制限が実施される時間 速度制限のルールに抵触した翌日の18時頃~翌々日の2時頃まで

月間データ通信量自体の制限はないものの、上記のようなルールはあるので注意しましょう。完全に無制限に使えるサービスではありません。

とはいえ、結論から言うとこの速度制限を気にしない人はごくわずかでしょう。10GBといえば、例えばスマホの小さな画面でよく視聴するようなYouTube標準画質の動画なら約47時間(1日平均約15.7時間)、PCのような大きな画面で視聴されるようなYouTube HD画質(720P)の動画でも約13時間(1日平均約4.3時間)も視聴できる程度の容量です。

ご自身の利用にあわせてみて、これほど利用されるでしょうか? 特にほとんどスマホでWiMAXを使うようなユーザーであれば、1日15.7時間も動画をみる方はあまりいないのでないでしょうか…。ちなみに特にデータ通信量の消費が激しいといわれる動画視聴でこのレベルですから、ホームページを閲覧したりLINEで音声通話したりならもっと長い時間使わないと3日間で10GB使い切れません。

これが、UQ WiMAXの3日間10GBの速度制限がほとんどのユーザーに影響しない理由です。

さらにもう1つだけ付け加えると、概ね1Mbpsという通信速度は、よくある速度制限時の通信速度(最大128Kbps/最大256Kbps)よりはるかに高速です。

他のモバイル通信の速度制限なら、動画はもちろんのことホームページが開くのにも時間がかかりストレスになってしまいますが、概ね1Mpbsならたいていのホームページはストレスなく開きますし、動画もYouTube標準画質程度ならスムーズに視聴できます。

つまりスマホユーザーなら、仮に速度制限に抵触しても、もしかしたらそれに気付きもせずに動画を見続けることもあり得るということです。

つながりやすさはソフトバンクやドコモ、auの回線の方が上

モバイルの通信でインターネット接続しようとしたものの、田舎や地下などで電波が届かず使えなかった、といった経験は多くの人がしたことがあるでしょう。

UQ WiMAXで気を付けないといけないのは、ソフトバンク・ドコモ・auのようなスマホでよく利用するLTE回線と比較すると、「電波が届かない」という頻度が多くなってしまうという点です。そして、その原因は両者が利用する電波の周波数帯の違いにあります。

UQ WiMAXが2.5GHzという高い周波数帯を利用しているのに対し、LTE回線は800MHzという低い周波数帯を利用しています。電波はより周波数が高い方が通信速度が高速になりやすいかわりに、その分だけ前へ進もうとする力が強くなり障害物を回り込みにくくなるのです。結果、UQ WiMAXよりLTE回線の方がつながりやすい、というわけです。

ただし、これはあくまで比較の問題、ということはおぼえておいてください。余程の田舎でなかったり、奥まった地下だったりしない限り、UQ WiMAXでつながらないということはあまりありません。
※わたしの体験をまとめた以下記事も参考になります。

WiMAXは室内や屋内でつながらない?わたしの実体験を紹介
わたしの実体験をもと、にWiMAXが実際「屋内・室内でどれだけつながらない」のか紹介。必要以上に不安に感じるユーザーがいる一方で、実際にはそれほどつながりにくいわけではありません。あわせてWiMAXの電波を受信しやすくする対策も解説しています。

WiMAXでLTE回線が使える?

さらに言うと、ここがUQ WiMAXのすごいところなのですが、実はUQ WiMAXの契約でauのLTE回線が使えてしまうのです! UQ WiMAXの運営元がauと同じKDDIグループであることも、1つの理由です。

月間7GBまで、1,005円/月のオプション料金が発生する、という注意点はあるものの、7GBもあれば、例えば「ときどき郊外へ行くときだけ使う」ぐらいなら十分でしょう。また頻繁にLTE回線を使う機会があるなら、WiMAXの契約期間を3年縛りにすればこのオプション料金が無料となります。
※UQ WiMAXの2年契約・3年契約についてくわしくは以下の記事も参考にしてください。

WiMAX3年契約・2年契約徹底比較!【違約金は?デメリットは?】
WiMAXの3年契約と2年契約を徹底比較。3年契約しかえらべないプロバイダも増えてきた中で、2年契約と比べた場合の3年契約のメリット・デメリットをまとめています。

2年 or 3年の契約期間の縛りがある

他の多くのモバイル通信サービスと同様に、UQ WiMAXにも契約期間の縛りがあります…。その縛りの期間は2年or3年。そして契約が満了する更新月以外に解約すると以下の違約金が発生することになります。

契約期間 2年契約の違約金 3年契約の違約金
1~13カ月目 19,000円 19,000円
14~25ヵ月目 14,000円 14,000円
26ヵ月目 0円 9,500円
27~37ヵ月目 9,500円
38ヵ月目 0円
39~49ヵ月目 9,500円
50ヵ月目 0円

3年契約にすると上述のLTE回線利用のオプション料金1,005円/月が無料になるというメリットがあります。どちらの場合も、最初の2年間に関しては、2年契約・3年契約ともに違約金の額が1万円以上となり、3年目の時点から1万円以下となります。

いずれにせよ、違約金を支払わないようにするためにはUQ WiMAXを少なくとも2年間、もしくは3年間、契約し続ける必要があるわけです。

そのため残念ながらUQ WiMAXは、例えば1~2ヵ月の出張用に使うとか、短期的な利用には適していません。UQ WiMAXを利用するのであれば、最低2年以上の長期利用を前提とするようにしましょう。

UQ WiMAXではどんなプロバイダを契約すべき?

格安SIMなど他のモバイル通信では、えらぶプロバイダによって通信速度に大きな差が生じることがあります。そのためプロバイダごとの速度比較を行っているホームページを、みたことがある方も多いのではないでしょうか。

一方でUQ WiMAXは20以上のプロバイダが取り扱っているものの、速度比較を行っているサイトはほとんどない筈です。その理由は、WiMAXの場合はえらぶプロバイダによって通信速度の差がないためです。インターネット接続設備をプロバイダごとに用意している格安SIMなどと違い、UQ WiMAXでは全てのプロバイダが同じインターネット接続設備を共有しています。そのためプロバイダごとに速度などの通信品質に差がでないのです。

それでは何をもってプロバイダをえらぶべきでしょうか? 多くのユーザーが判断材料にしているのは、「どれだけお得に使えるか」です。通信品質に差がないなら、安く使えるプロバイダのがよい、ということですね。

そうして中でも最もお得に使えて人気が高いのが、3~4万円と言う超高額なキャッシュバックキャンペーンを展開しているGMOとくとくBB。月額料金だけでみると、他にもっと安いプロバイダがあるものの、2年間・3年間の総額で比較すると、以下のようにダントツで他社より安いのです。

プロバイダ名 契約期間 月額料金 キャッシュバック 総額料金
UQ WiMAX 2or3年 4,380円(1-2ヵ月目は3,696円) 最大10,000円 2年:98,868円

3年:151,428円

BroadWiMAX 3年 3,260円(1-2ヵ月目は2,170円,25ヵ月目~は4,011円) 2年:83,494円

3年:131,626円

GMOとくとくBB 2or3年 4,263円

(1-2ヵ月目は3,609円)

32,400円

※3年契約では42,100円

2年:71,604円

3年:113,060円

GMOとくとくBBは、最新機種への対応が早かったり、申込後、最短即日でWiFiルーターを届けてくれたりと、その他にもメリットの多い優秀なプロバイダで、当サイトでもおすすめしています。サービスの詳細は、以下公式サイトのURLで確認してみてください。

とくとくBB公式サイト

まとめ

UQ WiMAXは、月間データ通信量が無制限で利用できるなどの多くのメリットがあるモバイル通信サービスです。3日間10GBの速度制限のルールはあるものの、動画を何時間も見続けるようなヘヴィユーザーでなければ、まずこの制限で困ることはありません。2年間・3年間の長期利用の問題がないなら、ぜひ検討するとよいモバイル通信サービスです。