GMOとくとくBBのWiMAXは、インターネットの広告などで大々的に宣伝されていますが、どのくらいの速度がでるか気になっている方も多いのではないでしょうか。ここでは、わたし自身の契約やユーザーの評判をもとに実際どの程度の通信速度が期待できるか解説しています。
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GMOとくとくBBも他プロバイダも通信速度はかわらない
WiMAXは、GMOとくとくBBを含めて、20以上のプロバイダによってサービス提供されています。そして、WiMAXの通信速度について考えるときに、まず前提として知っておきたいのは、プロバイダ毎に通信速度がかわらないこと。つまりGMOとくとくBBのWiMAXも他プロバイダのWiMAXも通信速度・通信品質共にかわらないのです。
これは光回線や格安SIMなどと違う、WiMAXの大きな特徴といえます。WiMAXでプロバイダ毎に通信速度がかわらないのは、回線・設備共に同じものを利用しているからです。
たとえば光回線では、フレッツ光ならフレッツの光回線はどこのプロバイダも共通ですよね。しかしフレッツの光回線を経由してインターネット接続させるための設備はプロバイダごとに別々。そのためその設備の混雑度合などによって通信速度が大きく変わるわけです。
たいしてWiMAXでは、WiMAX回線だけでなくインターネット接続するための設備に関しても、全てのプロバイダが基本的に同じ設備を使っているので、通信品質・速度に差が出ません。WiMAXの口コミをみても「速度が速い」「遅い」という声はあっても、「プロバイダに○○○を使うと速い、遅い」という声がないのはそのためです。
ではWiMAXの実測の通信速度はどのくらい?
WiMAXはプロバイダ毎に通信速度の差がないことは説明した通り。それではWiMAXの通信速度はどのくらいなのか。ここでは以下にあげる3つの観点で紹介します。
・公式が公開する実測マップ
・わたし自身が利用している環境での実測値
・他ユーザーの評判
公式が公開する実測マップ
WiMAX回線を運用しプロバイダへ提供するUQ WiMAXでは、日本の主要各地で通信速度を計測した「実測マップ」という興味深いデータを以下URLで公開しています。
https://wimax-broad.jp/area/speedmap.php
これをみると特に高速な箇所では東京の秋葉原で146Mbps、東京駅周辺で121Mbps、大阪の大阪城周辺で94.0Mbpsと100Mbps前後。また遅いスポットでも40Mbps前後です。
計測したPCやスマホなどの端末の動作が重くなっていない、見晴らしのよい場所で計測しているなどの状況は考えられますが、いずれにしろ、この程度の通信速度がでるだけのポテンシャルがWiMAXにはある、ということです。
わたし自身が利用している環境での実測値
わたしは東京都在住で、山手線沿線の10Km圏内の場所に住んでいます。WiMAXを利用するのもだいたい山手線沿線周辺、もしくは10Km圏内の場所です。
自宅では、以下のように下り数十Mbps程度でることがほとんど。
ときどき遅くなることもありますが、それでも10Mbps後半は維持していて、あえて計測しない限り体感ではわからないぐらいです。
また自宅外でもだいたい数十Mbpsの通信速度で使えており不便は感じていません。というより、この程度の通信速度で月間データ通信量無制限で利用できているわけですから、まるで自宅の固定回線を持ち歩いて好きなだけ使っているかのように快適そのもの。わたしの生活では、WiMAXはなくてはならない存在になっていますね。
他ユーザーの評判はどう?
わたしの周りでは以下評判のように、快適な通信速度で利用できているという声が多いです。
Wimax使い始めた。まだ部屋でしか使ってないけど今のところ接続は安定してる。速度も40Mbps以上出てて快適です。3日で10GB使うと制限かかるらしいけど、キャリアの月7GB制限から解放されただけでも神。
— あいうえお (@dameningen222) April 30, 2018
wimaxの速度気になってたけど、無線で下り50M、上り10M、有線で下り70M、上り5Mと下りは普通に速かった
— 再編成(reasorsixtymotivek) (@reasorsixty) April 18, 2018
もちろん中には「速度が遅い!」という不満を述べるユーザーがいるのも否めませんが、快適に利用できている、というユーザーの方がはるかに多いように見受けられます。ユーザーの評判も概ね上々ですね。
ズバリ!GMOとくとくBBのWiMAXの通信速度は速い!
すでに結論のようですが、WiMAXを使う限り基本的に通信速度に期待をもってよいでしょう。無線の電波による通信ですから、通信環境だったり利用するエリアだったりで、大きな差が生じてしまうことは否めません。
けれど特に環境的な問題がない限りは、光回線ほどでなくても、快適に動画をみたりオンラインゲーム・ビデオ通話をしたり程度に差し支えないほどの高速な通信速度はでるサービスです。
公式サイトリンク⇒
GMOとくとくBB
WiMAXの通信速度が遅くなる理由はなに?
WiMAXはどんなときに遅くなるのか、あらかじめ知っておけば安心ですよね。WiMAXの通信速度が遅くなる原因として、特に多いのは建物の奥まった場所で利用するなどで、電波が障害物にはばまれ弱くなってしまっているケース。このケースでは、できるだけ窓際に近いところにWiMAXのルーターを設置すると改善します。
あとはルーターの省電力機能を使っている場合、もしくは古いルーターをもっていてWiMAX2+という新しい規格でなく旧WiMAXの回線により接続してしまっている場合も遅くなることがあります。
※旧WiMAXは最大通信速度が13.3Mbps
他にWiMAXの通信速度が遅くなる主な原因について知りたい方は以下のコンテンツを参考にしてください。
まとめ
GMOとくとくBBのWiMAXは、電波状況に問題さえなければ数十Mbpsから、速ければ100Mbpsを超えるような通信速度を記録することもあります。無線の電波を使ったモバイル通信の1つなので、障害物による速度低下などはありえるものの、電波の環境がよければ、動画をみたりオンラインゲームやビデオ通話をしたりするのに十分に快適な通信速度を期待してよいサービスといえます。