WiMAXの違約金が高くなる2つのパターンとは?

WiMAXを契約する際の内容によっては、違約金が通常より高くなることがあり解約の際に注意が必要です。ここでは違約金が高くなる2つのパターンと、違約金の負担をなくす(減らす)5つの方法を紹介。いずれも解約の手続きをする前に確認しておきたい知識です。

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WiMAXの一般的な違約金(契約解除料)とは?

WiMAXは2年間の契約が基本のサービス。そのため2年ごとの契約更新月以外に解約すると以下違約金(契約解除料)が請求されることになります。

また2017年からは、本来は1,005円/月かかるLTEオプションの料金を無料とする代わりに、契約期間が3年に延長された3年契約の登場。扱うプロバイダは一部ですが、3年契約では以下の通り契約更新月が3年ごとになります。

WiMAXの違約金が通常より高くなる2つのパターン

契約の内容によっては、WiMAXの違約金が通常より高く請求されることがあります。ここでは、違約金が高くなる2つのパターンを紹介します。

キャンペーン適用で違約金が増える場合

WiMAXでは、顧客獲得のために高額なキャッシュバックやプレゼントなどのキャンペーンを行っているプロバイダが数多くあります。そしてプロバイダによっては、キャンペーンの適用によって、違約金を加算するケースがあるため注意が必要です。

たとえばBIGLOBE WiMAX 2+では、契約でタブレットをプレゼントするキャンペーンを行っています。そしてこのキャンペーンを利用して契約した場合、2年以内に解約するとキャンペーン違約金として12,000円(不課税)が加算されることに。結果、たとえば契約してから11ヵ月に解約すると、違約金は19,000円(税別)+12,000円(不課税)で3万円を超えます。

店頭で展開されていた商品割引を利用した場合

ヤマダ電機やビックカメラなど家電量販店の中には、プロバイダとしてWiMAXの契約を受け付けている店舗があります。そしてその中には、WiMAXの契約にあたって商品代金を割り引く「おまとめプラン」というオプションを受け付ける店舗も。

たとえばこのオプションで5万円の商品割引を利用した場合、1,547円/月×24回のオプション代金が発生。その上で、24回の支払いが完了する前に解約をすると、(違約金ではありませんが)残金を一括で支払わなければなりません。たとえば19回分の支払いが残っている時点で解約すると、その時点での通常の違約金(19,000円)に加え、1,547円/月×19ヵ月分=29,393円が請求されます。このとき解約時に支払う額の合計は違約金とあわせて48,393円です。

家電量販店でWiMAXを契約した場合は、解約の前に、おまとめプランに加入していないか支払い回数が何回残っているかなどを申込書などで確認するようにしましょう。あらかじめ把握しておかないと、突然高いお金を請求されて驚くことになります。

違約金の負担を減らす(なくす)には?

ここでは、違約金の負担を減らす(なくす)5つの方法を紹介。解約のときまで余計な出費は避けたいですよね。その際は、この項の内容を参考にしてください。

契約から8日以内なら初期契約解除制度を利用する

インターネット通信のサービスでは、違約金に関連した初期契約解除制度を利用できます。この制度を利用すると、サービスを申し込み契約の書面が届いてから8日以内であれば、サービス提供元の同意をえることなく違約金なしで解約することが可能。もちろんWiMAXの契約も初期契約解除制度の対象です。

初期契約解除制度を利用する場合は、必要事項を記載した書面を期限内に提供元のプロバイダへ郵送する必要があります。詳細は以下記事で確認して下さい。

WiMAXを違約金0円で解約できる初期契約解除制度とは?
WiMAXを違約金なしで解約できる初期契約解除制度を解説。手続に必要な書面の書き方もまとめています。契約しても電波状況で使えないこともあるモバイル通信サービスにおいて、初期契約解除制度はユーザーが知っておくべき重要なルールです。

インターネット通信のサービスでは、仮に提供エリア内でも電波状況などにより通信できなかったり期待するような通信速度がでなかったりすることがあります。そんなときに、初期契約解除制度を利用して違約金を支払わず解約できるのは便利。この制度を利用するためにも、申し込んだもののWiMAXが使えなかったというときは、速やかに手続きをとるようにしましょう。

なお、初期契約解除制度で無料となるのは違約金のみなので注意して下さい。事務手数料3,000円や、それまでに発生した月額料金などその他の費用は、通常通り請求されます。またこの制度で解約する際は、通常、提供されたWi-Fiルーターを返却しなければなりません。

契約更新月に解約をする

違約金を支払わずにすませる最も一般的なパターンです。2年ごと(3年契約では3年ごと)の契約更新月に解約すれば、違約金は請求されません。またキャンペーンなどの違約金についても、2年以内に解約して発生するパターンがほとんどです。つまり契約から2年経過した契約更新月なら、いずれにしろ違約金が発生しない可能性が高いということです。

プロバイダ独自の保証制度を利用する

プロバイダによっては独自の保証制度を用意し、違約金発生を回避できる場合があります。当サイトが確認した、保証制度を提供するプロバイダは以下です。

・とくとくBB
申込書到着後20日以内なら違約金なしで解約が可能。ただし、WiMAXを使う場所が提供エリア判定の結果、「○」であることを契約前に確認していることが前提。

とくとくBB公式サイト

・Broad WiMAX
WiMAXに満足できなければ、申し込んでからいつでも、Broad WiMAXが指定する通信サービスへ違約金なしで移行可能。移行対象の通信サービスは光回線やLTEによるモバイル通信などがあります。

BroadWiMAXの詳細をみる

いずれも安心してWiMAXを契約できる利用者にはうれしい制度。とくとくBB・Broad WiMAXともに当サイトでおすすめしている推奨プロバイダなので気になれば、最初からこういったプロバイダを契約するのも手です。

高額なキャッシュバックをしてくれるプロバイダを利用する

WiMAXのプロバイダの中には、2~3万円の高額なキャッシュバックを実施しているところがあります。たとえば、当サイトでおすすめするとくとくBBでは平均して3万円をこえるキャッシュバックをユーザーに提供(キャッシュバック額はえらぶWi-Fiルーターなどにより異なる)。そういったプロバイダに乗り換えて、結果的に違約金の負担を減らすといった方法はあります。

違約金を還元してくれる代理店を利用する

インターネット通信サービスの提供元の中には、契約にあたって他社の違約金を全額還元してくれるといったサービスを展開する事業者もあります。以下もそういった事業者の1つ。



乗換先の回線が決まっていないなら、こういったサービスを利用して違約金の負担を減らす方法もあります。

まとめ

WiMAXの違約金は適用するキャンペーンや商品割引のオプションによって、高くなることがあるので注意が必要です。解約の際は、自分の契約がその対象となっていないかあらかじめ確認するようにしましょう。

なお初期契約解除制度を利用したり契約更新月に解約したりすることで、違約金の負担をなくす(減らす)ことも可能。ここで紹介した方法を使えないかも、あらかじめ確認してから解約手続きすることをおすすめします。