光回線がひけないときに、固定回線の代替としてWiMAX2+をおすすめする理由を解説。費用的・通信品質的にも、たいていのユーザーは固定回線代わりにWiMAX2+を使っても満足できると考えられます。
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光回線が引けない?そのとき、どうする?
住んでいる建物の事情や、忙しくて工事に来てもらう余裕がない、など人によっては住んでいる家に光回線がひけないこともあるでしょう。光回線と比較して工事が行われやすいADSLは申込を停止していますし、インターネット環境が用意できず困った、という方もいるのではないでしょうか?
WiMAX2+をえらぶメリット
光回線をひけない際は、WiMAX2+の利用を検討することをおすすめします。提供エリア内か否かのチェックはもちろんしなければなりませんが、使い方によっては光回線とそれほどかわらない快適さでインターネットを楽しむことが可能です。以下、光回線の代替としてWiMAX2+をおすすめする理由を紹介します。
月間データ通信量が無制限で高速なモバイル通信が楽しめる
大手携帯キャリアや格安SIMのような一般的なモバイル通信のサービスは、高速な通信速度が利用できる月間のデータ通信量が決まっており、それを超えると月末まで最大128Kbps・最大200Kbpsといった非常に低速な速度で利用しなければなりません。
たいしてWiMAX2+は高速なモバイル通信が利用できるデータ通信量が無制限。そのため大手携帯キャリアや格安SIMと異なり、固定回線の代替としてWiMAX2+をえらぶユーザーもいます。
WiMAX2+にも速度制限がある?
回線混雑を回避するための速度制限が、WiMAX2+にもないわけではありません。しかしその制限は非常にゆるく、一般的なユーザーはほぼ無縁といってよいものです。
この速度制限では、3日間で10GBのデータ通信量を消費した際の翌日の18時頃~翌々日の2時頃まで通信速度が概ね1Mbpsまでに制限されます。ただ、大手携帯キャリアが月間20GBの大容量プランを売り出しているような時代に、その半分のデータ通信量を3日間で使い切って始めて速度制限に抵触するわけです。
これがどのくらいのデータ通信量なのかイメージできない方に簡単に説明すると、YouTubeでハイビジョン画質の動画を、1日4時間3日間連続で閲覧し続けるようなレベル。ネット検索やLINEの通話、より低画質な動画の鑑賞では、その倍以上の時間を使ってもこの制限には抵触しません。
工事不要で使えるまで早い
光回線では自宅に業者をあげるなどして、専用の工事をしなければなりません。そのための調整がうまくいかず工事まで1~2週間待つことも。一方のWiMAX2+は回線工事が不要。
さらにえらぶプロバイダによっては、最短で申込即日で接続に必要な機器(Wi-Fiルーター)を配送してくれるため、早ければオンラインで申込した翌日には使えるわけです。
引越しの忙しい時期など、申し込んで手間なくすぐに使えるようになるのは助かりますよね。
初期費用は3,000円~
光回線を敷設する場合は、工事費用として2万円以上かかることも。また他のモバイル通信サービスでは、2万円~3万円程度のWi-Fiルーターを最初に購入しなければならないことがほとんどです。
たいしてWiMAX2+では、ほとんどのプロバイダがキャンペーンでWi-Fiルーターを無料で提供。結果、初期費用として支払うのは3,000円だけですむことがほとんどです。これだけ初期費用が安ければ、契約しやすいですね。
月額費用は約3,400円~
光回線はプロバイダ料金や機器のレンタル料含めて月額約4,000円~6,000円程度。たいしてWiMAX2+はプロバイダによって月額料金が異なり、当サイトのおすすめする月額最安級のBroad WiMAXなら月額約3,400円~。全体では約3,400円~4,400円程度です。自宅でも外出先でも使えるモバイル通信が光回線より安く利用できます。
光回線と比較したWiMAX2+のデメリット
通信速度は光回線の方が速い
光回線の通信速度は、ユーザーの評判をみると数十Mbpsを超えて数百Mbpsを超えることも多いようです。WiMAX2+の通信速度は、わたしの体験や口コミを見る限り速くて数十Mbps程度、まれに100Mbpsを超えた通信速度を記録した旨の報告をみることもあります。いずれにしろ、通信速度では、圧倒的に光回線の方が速いです。
しかしほとんどのユーザーにとって光回線の通信速度はオーバースペックです。ハイビジョン画質の動画を視聴する際も(余裕をもって)10Mbpsも通信速度はいりません。またホームページをみるのも、さくさく快適に閲覧するのに10Mbpsも必要ないです。
もちろん、GBを超えるような超大容量なデータを送受信するような際は、完了までに大きな差がでることありますが、そのような通信をするユーザーはごく一部。光回線の通信速度を使いこなせるユーザーはほとんどいないでしょう。
ホームページの閲覧や、LINE・Skype・各種SNSの利用、ハイビジョン級の高画質な動画鑑賞などなどでは差はでません。大部分のユーザーはWiMAX2+の通信速度でも十分と考えられます。
電波状況によってはWiMAX2+の通信速度が落ちることも
WiMAX2+は無線による通信なので、電波状況が通信品質に大きく影響します。そのため使う場所によっては、数Mbpsの通信速度も確保できないこともあります。提供エリア内にも関わらず、通信速度が遅いようであれば、残念ではありますが、初期契約解除といった制度を使い解約を検討してもよいかもしれません。
一方の光回線は、環境によって致命的なまで低速になることがほぼない安定性がメリットといえるでしょう。その分、初心者から上級者まで幅広くおすすめできるとはいえます。
FPSなどのオンラインゲームを楽しむには光回線の方がよい?
FPSのような通信品質に厳しい一部のアクション系オンラインゲームは、WiMAX2+では快適に遊べないこともあります。FPSでは通信速度よりもサーバーの応答速度を示すping値が重要。
それが環境によってはWiMAX2+だとよい値にならないことがあります。そのためそのようなオンラインゲームで、快適に遊ぶためには光回線を使った方がよいでしょう。
光回線では速度制限がない
一部の例外を除いて、基本的に光回線には速度制限のルールがありません。そのため高画質な動画を1日4時間・5時間など長時間みるヘヴィユーザーなどは、残念ながらWiMAX2+はあわないでしょう。光回線をえらぶことをおすすめします。
まとめ
工事不要で月間データ通信量無制限の高速なモバイル通信が利用できるWiMAX2+は、光回線の代替えして検討したいサービスです。たいていのプロバイダで初期費用が3,000円ですみ、月額費用も安いのも魅力。一部のヘヴィユーザーにはおすすめできませんが、一般的なユーザーはWiMAX2+も十分快適に利用できます。