ポケットWi-Fiは結局いくらなの?【初期3,000円/月額4,000円くらい】

ポケットWi-Fiを使いたいと思ってインターネットで検索していると、いろんなサービスが出てくると思います。そんななかで「結局ポケットWi-Fiっていくらぐらいが相場で、どれが安いの?」と疑問に思っていませんか?

この記事では、ポケットWi-Fiがいくらぐらいで使えて、どのサービスがおすすめか解説しています。そのほか、ポケットWi-Fiを迷わずえらべるように料金以外に比較すべき点に関しても紹介しています。

Contents

スポンサーリンク
google_adsense_336_280

そもそもポケットWi-Fiとは?

ポケットWi-Fiの価格についてふれる前に、そもそもポケットWi-Fiとは何かおさらいしておきましょう。

ポケットWi-Fiとは、簡単に言うと「ポケットに入れて持ち運べるWi-Fiによるインターネット環境」のことをさします。または外出先でWi-Fiによるインターネット接続するために必要な「モバイルWi-Fiルーター」という、ポケットサイズの機器のことを「ポケットWi-Fi」ということもあります。

みなさん、ご自宅でインターネットをされるときは、Wi-Fiを使うのではないでしょうか? いまどきルーターなどと呼ばれる箱のような機械から、ケーブルを伸ばしてPCに接続してインターネット接続する方は少ないでしょう。タブレットやスマートフォンにはLANケーブルを挿す差込口はありませんし…。

ポケットWi-Fiのコンセプトは、「自宅のWi-Fi環境をポケットに入れて持ち運べたら便利だよね。」といった発想からきているわけです。

本来はワイモバイルのサービス名称

今までの説明を否定してしまうようですが、本来ポケットWi-Fiは特定の技術などをさす用語ではありませんでした。本当はワイモバイルが販売している、外出先でのインターネット接続サービスの名前です。

けれど、この名前が「外にWi-Fi環境を持ち出すサービス」としてわかりやすかったために、一般名称として広がりワイモバイル以外のサービスも「ポケットWi-Fi」と呼ぶ人が増えたわけです。

ポケットWi-Fiはいろいろな会社が提供している

いわゆるポケットWi-Fiと呼ばれるサービスは、現在ではさまざまな会社が提供しています。たくさん種類がありすぎるくらいなので、はじめて使う方はどれをえらんでよいかわからないかもしれません。その際に比較すべきポイントはいろいろあるのですが、なかでも特に比較すべきポイントとして以下があげられます。

  • 料金
  • 速度制限

まず料金に関しては、サービスによってまちまち。できるだけお金を節約しつつポケットWi-Fiを利用しよう考えている方は特に気をつけてチェックしましょう。

速度制限は「必ず」どこのサービスにも存在しています。無制限をうたっているサービスでも、速度制限のルールがないわけではありません。明示されていないだけで、ある日突然「速度制限が行われて、今日から突然インターネットが遅くなった」というのはよくあることです。そのため当サイトでは初心者の方や安定的にポケットWi-Fiを使いたいという方には、速度制限について明示していないサービスはおすすめしていません。そういったサービスは「明日はどうなるかわからない」からです。

ポケットWi-Fiの初期費用はだいたい3,000円くらい

以下、人気の高いポケットWi-Fiサービスの初期費用を比較します。

サービス名称 初期費用
WiMAX

GMOとくとくBB

契約事務手数料:3,300円

端末代:0円

合計:3,300円

ワイモバイル 契約事務手数料:3,300円

端末代:0円(※1)

合計:3,300円

民泊Wi-Fi

JP MOBILE

契約事務手数料:4,000円

端末代:0円

合計:4,000円

ネクストモバイル 契約事務手数料:3,300円

端末代:0円

合計:3,300円

※1) 端末の割賦払いを選択した場合。一括払いなら初期3~4万円

ご覧の通り、どこも初期費用の額は3,000~4,000円程度で差はありません。契約事務手数料とは、名前の通りユーザーの情報をサービスに登録する事務手続きのための手数料です。

たいして注意が必要なのは端末費用。今回紹介した4サービスは、いずれも端末費用0円ですが、なかには数万円程度する「モバイルWi-Fiルーター」と呼ばれる機器を、購入しなければならないサービスもあります。

さらに記載したとおりワイモバイルは端末代0円ですが、これは端末を割賦払いとした場合。割賦払いにするとキャンペーン適用され、割賦代金と同額の月額費用が差し引かれるため、結果的に端末代が0円になるわけです。

ただし契約期間が終了する前に解約すると、残りの割賦代金は支払い続けないといけません。たとえば、ワイモバイルの契約を解約した際に、割賦代金が2万円分残っていた場合は、その分は解約後も支払い続けないといけないわけです。

そのことも考えると初期費用に関して比較したなかでは、ワイモバイルが他社より条件が悪いと言わざるを得ないでしょう。ほかの3社は、ほぼ同程度で差はありません。

ポケットWi-Fiの月額費用はだいたい4,000円くらい

サービス名称 月額費用
WiMAX

GMOとくとくBB

※月間データ通信料無制限プラン

1~2ヵ月目:2,170円

3~36ヵ月目:3,480円

37か月目~:4,263円

ワイモバイル

※月間データ通信料無制限プラン

4,729円
民泊Wi-Fi

JP MOBILE

※月間データ通信料無制限プラン

3,980円(※2)
ネクストモバイル

※50GBプラン

1~12ヵ月目:3,490円

13~24ヵ月目:4,880円

25か月目~:5,815円

※2)月額500円の端末補償代金込み

次に月額費用をみてみましょう。こちらは一目見ていただいてわかる通り、最も安いのはWiMAXです。WiMAXはさまざまなプロバイダが扱っているサービスであることもあり、価格競争が激しくなっています。それがほかのサービスと比べて、月額費用が安くなっている大きな理由です。

ちなみに民泊Wi-Fiは月額500円の端末補償費用を含めて比較していますが、これには訳があります。ほかのサービスは仮に解約時に端末の返却義務はありませんが、民泊Wi-Fiはあくまでルーターをレンタルするサービスなので解約する際は、端末を返さないといけません。

その際に仮に端末が壊れていたり紛失したりすると、数万円分の端末代金を弁償しなければなりません。そこで端末補償オプションをつけておけば、弁償の義務がなくなるわけです。この条件を公平にするため、民泊Wi-Fiに関しては端末補償のオプションをつけているわけです。

ポケットWi-Fiは料金だけで比較すべきではない

ポケットWi-Fiは料金の安さで比べられがちですが、それだけで比較してはいけません。特に気を付けたいのは通信速度と速度制限です。

ポケットWi-Fiと呼ばれるサービスのなかには、残念ながら通信速度が非常に遅いサービスも存在します。また速度制限が厳しいサービスでは、ちょっと使っただけで通信速度が遅くなってしまいストレスがたまることでしょう。

以下、これまで紹介した4サービスについて、通信速度・速度制限の内容に関して比較します。

サービス名称 通信速度の評判 速度制限
WiMAX

快適に使える

月間のデータ通信量には制限なし。

ただし、3日間で10GBのデータ通信量を消費すると翌日の18時頃から翌々日の2時頃まで通信速度が概ね1Mbpsに制限される。

ワイモバイル

快適に使える

月間のデータ通信量には制限なし。

ただし、3日間で10GBのデータ通信量を消費すると翌日の18時頃から翌々日の1時頃まで通信速度が概ね1Mbpsに制限される。

民泊Wi-Fi

(JP MOBILE)

※月間データ通信料無制限プラン

快適に使える

月間のデータ通信量には制限なし。

ただし1日3GB、1ヵ月で30GB以上のデータ通信量を消費すると、速度制限に抵触することあり。

※制限時の通信速度は非公開

ネクストモバイル

※50GBプラン

快適に使える

月間50GBのデータ通信量を消費すると速度制限に抵触。

月末まで最大128Kbpsとなる

まず通信速度に関しては、この4サービスともに「快適に使える」ほど高速との評判が多いです。ポケットWi-Fiサービスのなかでも特に人気の高いサービスであり、この4サービスに関しては、通信速度については問題なさそうです。

次に速度制限について。WiMAXとワイモバイルに関しては3日間で10GBという大容量を消費しないと制限に抵触しないので、よほどのヘヴィユーザーでなければ、速度制限を心配する必要はありません。

10GBあれば、スマホでYouTubeの動画(一般的な標準画質)を約47時間視聴できる計算です。またパソコンでハイビジョン画質のYouTube動画をみるにしても、10GBあれば約13時間(1日平均4時間以上)も視聴できる計算です。ほとんどの方は、速度制限を意識せずに外出先でたっぷりインターネット接続できるでしょう。

一方で、気を付けなければならないのはネクストモバイルと民泊WiFiの速度制限ですね。民泊Wi-Fiは「月間データ通信量無制限/速度制限なし」と大々的に宣伝しながら、小さな注意書きをみると上記表にあるように「月間50GB/1日3GBのデータ通信量消費で制限をかけることがある」と書いています…。

しかも制限時の通信速度に関しては非公開…。非常に遅くなるという声も散見し、たくさんインターネット接続されたい方にはおすすめできません。

民泊Wi-Fiをはじめ、「速度制限なし」と宣伝するポケットWi-Fiは、注意書きをみたりいざ使ってみたりすると、実際はかなり厳しい速度制限のルールがあることがほとんどです。無線という形式で回線に限りがある以上、膨大な数のユーザーに好き放題インターネットを使わせるのは、まず無理です。ケーブルでつながっている光回線やCATVの回線などのように余裕はありません。

※5Gのサービスが使えるようになれば速度制限を気にしないでよくなる可能性はあります。

次にネクストモバイルは月間50GBという制限があるため、外出先でたっぷりインターネット接続するのには向きません。

まとめると、速度制限を気にせずにインターネット接続を思いっきり利用したいのであれば、WiMAXやワイモバイルぐらいの速度制限の緩さが欲しいところです。

結局、おすすめできるポケットWi-FiはWiMAX

数あるポケットWi-Fiサービスの中でも、できるだけ料金が安くなおかつ快適に使えるサービスを選びたいですね。

それをふまえ、まず料金について比べてみるとWiMAXの安さが際立っていますね。WiMAXは安いだけでなく、この価格で月間データ通信量使い放題。通信速度も悪くありません。さらにWiMAXなら、よりインターネットにつながりやすいau のLTE回線が月間7GBまでなら無料で使えるというオプションもついています。

電波が届きにくいような田舎などで、どうしてもインターネット接続したいとき、電波が届きにくい地下にあるお店などでインターネット接続したいときなどに便利です。

これからポケットWi-Fiサービスをえらぶのであれば、WiMAXがおすすめです。

とくとくBB公式サイト

まとめ

一口にポケットWi-Fiサービスといってもたくさんの種類があり、サービスごとに料金や速度制限のルールなどが異なるのでえらぶときには注意してください。ポケットWi-Fiサービスのなかでも、月間データ通信量無制限で思いっきりインターネット接続を楽しめるうえで、なおかつ料金的に安いのはGMOとくとくBBのWiMAXサービスです。