WiMAX2+契約後でも初期契約解除を使えば違約金なしで解約が可能。
ここではこの便利な制度の概要や注意点、手続きの仕方についてまとめています。
電波が届かず使えなかったといった理由でも解約が可能なので、この制度を知っていれば必要以上に心配せずにWiMAX2+を契約することができます。
Contents
WiMAX2+の違約金とは?
WiMAX2+は2年間の契約が基本の通信サービス。
そのため契約期間が満了となる契約更新月以外に解約をすると、以下違約金(契約解除料)を請求されることになります。
さらにプロバイダ独自のキャンペーンを適用した場合には、違約金の額が加算されることもあるので注意しましょう。
違約金0円で解約できる初期契約解除制度とは?
モバイル通信のサービスは、仮に提供エリア内であることを事前に確認したとしても、電波がきちんと届かなくて接続できなかったり通信速度が思うように出なかったりすることがありますよね。
それが不安で契約を足踏みしているユーザーもいるのではないでしょうか。
確かに思うように使えなかったにも関わらず、高い違約金を払わないといけないのは避けたいものです。
そんなときにユーザーが高い違約金を支払わず解約できるよう定めたのが、2016年5月21日に施行された初期契約解除制度。
クーリング・オフに例えられるようにこの制度を使えば、サービス提供元であるプロバイダの同意を得る必要はありません。
この制度の利用方法は簡単。契約書類を受け取ってから8日以内に、所定の内容を記載した書面をプロバイダへ送った上で、受け取ったWi-Fiルーターなどを返送するだけです。
このように消費者に優しい制度があることがあらかじめ分かっていれば、WiMAX2+の契約もしやすいですね。
必要以上に不安にならずに安心して使い始められそうです。
プロバイダへ送る書面の書き方
プロバイダへ送る書面の書き方も、難しいルールはありません。
以下例のように、必要事項を記載するだけです。
▽初期契約解除を利用して解約する際の書面の書き方(書式)
発行日とは、この書面を記入した日付です。
これだけですから、手間もかかりませんね。
送り方はハガキでも封書でも、どちらでもかまいません。
初期契約解除制度の注意点
初期契約解除で無料にできるのは、違約金(契約解除料)のみです。
契約事務手数料3,000円発生します。
また契約が解除されるまでの基本料金についても、支払わなければなりません。
最後にモバイルWi-Fiルーターに関しては、上に書いたように返却が必要ですが、仮に返却できないと約20,000円の機器料金を支払わなくてはならなくなるので注意しましょう。
ちなみに機器返却の際にかかる送料もユーザー負担です。
8日以内に書面が到着するように…
初期契約解除による解約が有効なのは、契約に関する書類を受け取ってから8日以内。
この期間内に相手に書面が届いていないといけません。
書面を8日以内にポストへ投函すればよいわけではないので注意しましょう。
相手に書面が届くのが遅れないように、解約の意思がある場合は、速やかに手続きを始めるべきですね。
初期契約解除より便利なルールを用意しているプロバイダもあり
WiMAX2+のプロバイダによっては、初期契約解除よりユーザーによって使いやすい便利なルールを用意していることがあります。
ここでは、そんなルールを利用可能なプロバイダを2つ紹介します。
これから契約するWiMAX2+プロバイダをえらぶのであれば、こういったルールを用意していることも判断材料の1つにしてもよいのではないでしょうか。
とくとくBB – 20日以内のキャンセルなら違約金0円
とくとくBBは、平均3万円という高額なキャッシュバックを行うことで知られるWiMAX2+プロバイダ。
とくとくBBでは、申し込み日から20日以内のキャンセルなら違約金を支払わなくてよいルールを設けています。
初期契約解除よりゆっくり判断できるので便利ですね。
ただしこのルールを適用する場合は、事前に必ず提供エリア確認を行い「○」であることを確認しておく必要があるので注意しましょう。
Broad WiMAX – 契約後「いつでも」指定の通信サービスに乗り換え可能
Broad WiMAXは月額最安級で知られるプロバイダです。
Broad WiMAXが提供する「ご満足保証」はユニークなシステムで、契約後、WiMAX2+サービスが気に入らなければいつでも指定されたサービスへ違約金なしで移行が可能。
移行先として選択可能なのは、光回線・LTE通信です。
「ご満足保証」では、契約後いつでも使えるのが助かりますね。
光回線など固定回線の代替えとして「WiMAX2+を試してみようか」と考えるユーザーは特に便利なのではないでしょうか。
まとめ
契約の書面を受け取ってから8日以内なら違約金なしで解約できる初期契約解除制度は、手続きも簡単ですしWiMAX2+を契約する際は覚えておきたいですね。
提供エリア内でも電波が届かないことはあり、そんなときはWiMAX2+を解約せざるをえません。
そのときでも高額な違約金を支払わなくてもよいわけです。
なおこの制度を使う際には、無料となるのは違約金のみで、契約事務手数料や基本料金が無料になるわけではないことは注意しましょう。
あわせて契約時に届いたWi-Fiルーターなどは返却する必要があります。