auフラットプラン・ギガモンスターと比較してもWiMAX+格安SIM併用が大幅にお得!

auフラットプラン・ギガモンスターなどなど、大手携帯キャリアのスマホ向けプランは、より大容量に、より低価格となり、格安SIMの存在をおびやかしています。しかし以前から話題になっていた格安SIM+WiMAXの併用については、大容量のデータ通信量を必要とするユーザーにとっては現在でもがぜんお得。使い方によっては、年間で最大56,000円もの節約となるケースもあります。

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WiMAXと格安SIMを併用して節約!

WiMAXと格安SIMを併用するユーザーの主な目的は、ズバリ通信費用の節約です。スマホで大容量のデータ通信量を消費するユーザーは、毎月高い金額の通信費用を支払うことになります。テザリング機能を利用し、タブレットやノートパソコンなどもインターネット接続しているユーザーは、より多くのデータ通信量が必要でしょう。

その点、WiMAXは月間データ通信量無制限でどんなに使っても料金が一定であるため、通信費用の大幅な節約が実現できる可能性があるわけです。通話プランの費用も、大手携帯キャリアと比べて格安SIMの方が低価格。そのため格安SIM+WiMAXの併用は、通信費用を節約したいときに適しています。

auフラット・ギガモンスター vs WiMAX+格安SIM/どれだけ安くなるかの比較表

それでは、実際にどれだけ安くなるか表にして比べてみましょう。比較対象とするのは、auフラットプラン・ソフトバンクのギガモンスタープランとWiMAX+格安SIMの併用パターン。WiMAX・格安SIM共にさまざまな事業者・プロバイダがサービス展開していますが、ここでは特に安価に使える組み合わせの例として、Broad WiMAX・DMMモバイル(格安SIM)の場合を記載します。

パターン 詳細/月額費用
auフラットプラン

※30GB/月

6,500円/月※2年目以降は7,500円/月
ソフトバンク ギガモンスタープラン

※50GB(スマ放題ライト)

9,500円/月※2年目以降は10,000円
Broad WiMAX※ギガ放題プラン +

DMMモバイル

※2GB/月(通話プラン)

Broad WiMAX:3,411円※3年目以降は4,011円

DMMモバイル:1,380円/月

合計:4,791円※3年目以降は5,391円

いかがですか? この比較シミュレーションであると、月額約1,700円~月額約4,700円(年間約56,000円)もの節約になる計算です。

その上、忘れてはいけないのはWiMAXが月間データ通信量無制限であり、テザリング料もかからないということ。仮にauフラットプランやソフトバンクのギガモンスタープランで、契約容量が足りなければ1,000円/GBずつの追加となりますし、PCやゲーム機、タブレットなどをインターネット接続するためにテザリングを行えば、500円/月のオプション料金が発生することになります。

WiMAXなら、そういった追加料金を気にせず、たっぷりインターネット接続ができるわけです。価格的な面でも、我慢しなくてよいという精神衛生的な面で考えても、WiMAXの方が快適なのは言うまでもないでしょう。

WiMAX+格安SIM併用なら「電話し放題なし」で安くすませられる

WiMAX+格安SIM併用が安くなる理由の1つが、格安SIM側に「電話し放題」のオプションを付与するか否かをえらべることです。

MMD研究所が2016年に行った調査では、スマホ利用者の半数以上が、080/090番号による1ヵ月の合計通話時間が30分未満だったとのこと。ほとんどLINEでしか通話しない、というユーザーが多いのです。(心当たりのある方が多いのではないでしょうか)

つまりせっかく電話し放題のプランを契約しても、使いこなせておらず損をしているユーザーが多いということです。それなら、電話し放題ナシの方がよいですね。

ちなみに080/090番号での通話をよくかけるユーザー向けに、格安SIMでも電話し放題をえらべる事業者は多くなっています。たとえば今回例にだしたDMMモバイルでは、1回10分の国内通話がかけ放題となるオプションを850円/月で提供中。仮にこの分を足したとしても、WiMAX+格安SIMのパターンの方が、他のソフトバンク・auのプランよりも安価です。ちなみにauやソフトバンクでは1回5分の電話かけ放題のプランを1,700円/月で提供していますから、実は通話料でも格安SIMのが断然お得です。

必要なデータ通信量が多くなるほど格安SIM+WiMAXの節約効果が高い

これは言うまでもないことですね。消費するデータ通信量が多くなるほど大手携帯キャリアの料金が高くなり、WiMAX+格安SIM併用パターンとの料金差は大きくなります。その上、大手携帯キャリアのプランでは、1,000円/GBの追加が必要となるケースも考えられるでしょう。

逆に言えば、毎月のデータ通信量が少量ですむ方は、WiMAX+格安SIMの併用パターンがお得でない可能性もあるということです。たとえば、データ通信量が毎月1GB以内ですむのであれば、auピタットプラン(1GB)(1,980円/月※2年以降は2,980円)を使えばよいことになり、このときはWiMAX+格安SIM併用パターンの方が高くなります。

WiMAX・格安SIM vs auフラット・ギガモンスター使い勝手比較

仮に通信費用の節約になったとしても、WiMAX・格安SIMの併用の使い勝手が極端に悪くなってしまったりしたら後悔しますよね。では両者の使い勝手がどう違うのか、簡単な表でまとめてみましょう。

WiMAX・格安SIM併用 au・ソフトバンクスマホ
通信速度 WiMAX:◎

格安SIM:○

提供エリアの広さ・つながりやすさ WiMAX:○

格安SIM:◎

持ち運ぶ機器の台数 2台※スマホ+モバイルWi-Fiルーター 1台

※スマホのみ

月間データ通信量 無制限 上限あり

通信速度はどちらが高速?

WiMAXとauやソフトバンクスマホが利用するLTEでは、それほど差がなく電波状況に問題さえなければ、いずれも快適に使える、と言ってよいでしょう。ただし格安SIMに関しては、他と比較すると遅くなるのは否めません。ただLINEでメッセージを送受信したり、ちょっとホームページをみたりするぐらいであれば、格安SIMでもたいてい問題になることはないと想定されます。

提供エリアの広さやつながりやすさはどっちが上?

まず提供エリアの広さでは、au・ソフトバンク・格安SIMで利用するLTE回線の方がWiMAXよりも広いです。今やLTEの提供エリアは日本国内のほとんどをカバーしている一方、WiMAXの提供エリアは全国政令指定都市で99%。

つまりWiMAXは市街地のほとんどが提供エリアになりますが、郊外ではWiMAXよりLTEの方が提供エリアである可能性が高いということです。とはいえ、WiMAX+格安SIMの併用では、WiMAXの提供エリア外のところだけ格安SIMを使うという方法もあります。
※WiMAXの3年契約では、無料で月間7GBまでau 4G LTEの通信が利用可能
WiMAXのモバイルWi-FiルーターでWiMAX・LTE両方の回線が利用できます。

次につながりやすさについて。地下などでは無線の電波は届きにくいですが、そういった場所でもよりつながりやすいのはWiMAXよりLTE。その点、LTEの方が有利です。

とはいえWiMAXでもつながらないわけではありませんし、提供エリアと同じでWiMAXの提供エリア外だけ格安SIMの回線を使うという対策で切り抜けられるケースがほとんどでしょう。

格安SIMとWiMAXは2台もちが必要だが、すぐ慣れる?

auフラットプランやソフトバンクのギガモンスタープランでは、当然のことながらスマホ1台持ち歩けば、スマホでインターネット接続を楽しめます。たいして格安SIM+WiMAXの併用であれば、スマホとWiMAX用のモバイルWi-Fiルーターの2台を少なくとも持ち歩く必要があるのです。

慣れないうちは、これが面倒に感じる方もいるかもしれません。ただし、わたし自身がこの2つを併用している経験上、2~3日で慣れると思います。その理由は以下の通り。

・そもそも近所のコンビニへ行くときはスマホだけで十分。
※使うのはLINEの通話やちょっとゲームで遊ぶくらい
・WiMAX用のモバイルWi-Fiルーターはほとんどいつものバックにいれたまま
※充電のときに取り出してあとは入れっぱなし。
・モバイルWi-Fiルーターはスマホ同等もしくはそれ以上にコンパクトなので、そもそも荷物にならない

正直、この点は気にするほどでないと思います。

月間データ通信量無制限で使えるのが快適

WiMAX+格安SIMの大きなメリットはこの点です。月間数十GBと大容量とはいえ、高画質な動画を頻繁に鑑賞するなどしていれば、月末に近くなると残りの容量に不安を覚えることでしょう。

一方、月間データ通信量無制限のWiMAXなら、そもそもそんな心配がありません。データ通信量から解放されて、まるで自宅のインターネットを持ち歩くように快適なのがWiMAXなのです。

WiMAXにも速度制限のルールがある?

WiMAXで月間データ通信量無制限となるギガ放題プランも、回線の混雑を防止するための速度制限のルールがないわけではありません。ただし、これは一部のヘヴィユーザーだけに影響するような非常に緩いルール。具体的な内容は以下の通りです。

速度制限に抵触する容量 過去3日間で合計10GBのデータ通信量を消費すること
速度制限が実施される時間 消費したデータ通信量が条件を満たした日の翌18時頃~翌々日2時頃まで
速度制限時の通信速度 概ね1Mbps

この数字をよくみるとわかりますが、ほとんどのユーザーは気にしないでよい内容です。(わたし自身テストでわざと抵触したときをのぞいて、速度制限を受けたことはありません)

まず月間20~30GBの大容量プランがよくでているここ最近の流れの中で、たった3日という短期間で10GBもの大容量を消費しないと速度制限に抵触しないわけです。10GBあれば、膨大なデータ通信量を消費するYouTubeのHD画質(720P)動画でさえ、13時間ほどもみられる計算。つまり1日2時間の映画を毎日2本ずつHD画質(720P)で鑑賞しても、10GBは使い切れない、ということです。

しかもこの速度制限では、速度制限が行なわれるのは1日中でなく8時間だけだったり、制限時でも概ね1Mbpsというそこそこの通信速度で利用できたりする点も注目が必要。

ソフトバンクやauの速度制限では、最大128Kbpsというホームページの閲覧すら時間がかかってストレスがたまる速度を強いられることになります。しかし概ね1Mbpsならたいていのホームページは時間がかからず表示されますし、スマホの小さな画面でいつもみるようなYouTube標準画質の動画なら視聴可能です。

つまりWiMAXの速度制限なら仮に抵触してしまっても、通信速度が遅くなる時間は短くて、なおかつそれほど遅くないのでたいして困らない、ということです。

まとめ

WiMAXと格安SIMを併用することで、auフラットプランやソフトバンク・ギガモンスタープランのような大手携帯キャリアの契約と比較して、月額費用を大幅に節約することができます。その上、WiMAXによって月間データ通信量無制限でインターネットが楽しめる環境が手に入るのです。