カシモWiMAXの人気が急上昇している3つの理由

カシモWiMAXは2017年に登場した比較的新しいWiMAXプロバイダです。このプロバイダが、WiMAXのことをよく知る人のなかで最近注目を集めるようになっています。ここでは、カシモWiMAXの人気が高まった理由を簡単に解説しています。

公式サイト=>カシモWiMAX

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カシモWiMAXの人気が急上昇している3つの理由

WiMAXのプロバイダのなかでは、これまで高額なキャッシュバックを提供するGMOとくとくBBや月額料金の安いBroad WiMAX、老舗のSo-netなどに人気が集まっていました。それらのプロバイダを押しのけて、このところカシモWiMAXの人気が急上昇しているのには、以下にあげる3つの理由があげられます。

【理由1】2年契約が可能なプロバイダが他になくなった

WiMAXの契約には、2年契約・3年契約の2種類があります。それぞれの特徴は以下の通りです。

  契約期間の縛り ハイスピードプラスエリアモード
2年契約 契約期間が2年間。2年に1度訪れる契約更新月以外に解約すると解約金が発生。 WiMAXよりもつながりやすいLTE回線による通信が可能なハイスピードプラスエリアモードを利用すると、1,005円/月の追加料金が発生
3年契約 契約期間が3年間。3年間に1度訪れる契約更新月以外に解約すると解約金が発生 WiMAXよりもつながりやすいLTE回線による通信が可能なハイスピードプラスエリアモードが無料で利用可能。

簡単にいうと、3年契約が契約期間の縛りが伸びるかわりにLTE通信が無料で使えるということです。

確かにLTE通信は便利ですが、最近ではWiMAXもつながるエリアが広がりたいていの場所はWiMAXで問題なく接続できるため、ほとんどのユーザーが縛りの短い2年契約を選んでいました。(人気のGMOとくとくBBによれば、2018年までユーザーの9割が2年契約を選んでいたとのこと) しかしGMOとくとくBBやSo-net、Broad WiMAXといった人気プロバイダが2018年11月までに次々に2年契約の受付を終了。

月額料金の割引や高額キャッシュバックなどで、お得にWiMAXが利用できるWiMAXプロバイダのうち、2年契約に対応しているのはカシモWiMAX以外にほとんど存在しない、という状況になりました。(プロバイダごとの料金比較は次の段落で行います。)

これがカシモWiMAXの人気が高まった理由の1つです。


BIGLOBEも2年契約に対応していますが、2年契約が可能なのが古くて評判の良くないWIMAX用ルーターを選んだ場合だけなので、当サイトではおすすめしていません。またこの機種の在庫がなくなった時点でBIGLOBEも2年契約を終了すると想定されます。

【理由2】キャッシュバックなしでもお得!

WiMAXをお得に使えるプロバイダは、高額なキャッシュバックを提供するプロバイダ、月額料金を大幅に割り引くプロバイダの2種類に分かれます。このうち、よりお得なのは高額なキャッシュバックを提供するプロバイダで、3年間の総額でみると1万円以上の差がつきます。

けれどキャッシュバックは契約から約1年経過しないともらえなかったり、専用の手続きに失敗するともらえなかったりするため、月額料金が安いプロバイダをえらぶ人が多いのが現状です。高額なキャッシュバック、月額の大幅割引を行うプロバイダでどのくらい料金に差があるかみてみましょう。

プロバイダ名 月額料金 キャッシュバック 3年間総額
GMOとくとくBB 4,263円

(1-2ヵ月目は3,609円)

平均40,000円 115,160円
So-netモバイルWiMAX2+ 3,380円 124,680円
BIGLOBE WiMAX 2+ 4,380円

(1-2ヵ月目は3,695円)

30,000円 129,310円
カシモWiMAX 1ヵ月目:1,380円

2~24ヵ月目:3,580円

25~36ヵ月目:4,079円

131,068円
BroadWiMAX 3,411円(1-2ヵ月目は2,726円、25ヵ月目以降は4,011円 131,626円
UQ WiMAX 4,380円(1-2ヵ月目は3,696円) 161,428円

いかがですか? ご覧の通り高額なキャッシュバックを行うGMOとくとくBBがダントツで安価ではあります。

けれど、このなかで2年契約が可能なのはカシモWiMAXとUQ WiMAXのみ。(上述のBIGLOBE WiMAXは古い端末を選んだときのみ2年契約が可。)そうしてキャッシュバックがなく月額料金も高めのUQ WiMAXと比較すると、カシモWiMAXの安さがひかります。

キャッシュバックをもらえない不安もなく、月額料金の割引だけでこれだけのお得さを実現していて、なおかつ2年契約が可能。これで人気が出ないわけがないですね。

【理由3】新品の端末を扱うようになった

他の多くのプロバイダが2年契約を扱っていたときから、カシモWiMAXは安くWiMAXが利用できるプロバイダとして注目されてはいました。けれど、そんなカシモWiMAXの人気がいまいち高くなかったのは、新古品のWi-Fiルーターを扱っていたことが大きな原因でした。

新古品とは中古品ではありません。たとえばユーザーに1度送付したものの未開封のまま返却された端末を新古品といいます。(実際、当時のカシモWiMAXの公式サイトにも「未開封の新古品」という言い方をしています。)新古品の端末は機能的には新品と一切かわりがありません。けれど純粋な新品として顧客に提供できないため、他のプロバイダは取り扱っていません。結果的に価格は新品と比較して安くなります。

カシモWiMAXはそこに目をつけ新古品を扱うことによって、サービスの料金を下げることに成功したわけです。新古品を気にしないわたしなどは企業努力の1つと考えますが、新品でないことに抵抗があるユーザーも多く、それがカシモWiMAXの評判を下げ、いまいち人気が上がらなかったのも事実です。

しかし2018年の終わりごろ、もっと具体的にはW05という新機種が登場したあたりからカシモWiMAXは新古品を扱わなくなっています。これで潔癖なユーザーの不安もなくなりました。

まとめ【2年契約をメインに考えるならカシモWiMAXはおすすめ】


カシモWiMAXは2年契約が希望であれば、おすすめのプロバイダです。3年契約でよいなら、GMOとくとくBBやSo-net WiMAX2+の方がお得ではありますが、両プロバイダとも2年契約には対応していません。2年契約でみれば、カシモWiMAXは最安です。以前と違い新品のWiMAX端末を扱うようになったことで、新古品の不安もなくなりました。