UQ WiMAX・Broad WiMAXはいずれも人気の高いWiMAX2+サービスですが、はじめてWiMAX2+を契約するユーザーは、両サービスの違いが分からないのではないでしょうか。
UQ WiMAXを提供するUQコミュニケーションズとその他のWiMAXプロバイダは、LTE回線でいうところのドコモやauと格安SIM各プロバイダの関係性にも似ていますが、両者には大きな違いがあります。
ここでは、UQ WiMAX・Broad WiMAXの違いを説明すると共に、どんな場合にどちらのサービスをえらべばよいかも解説します。
Contents
UQ WiMAXとは?
UQ WiMAXはKDDIグループ「UQコミュニケーションズ」のWiMAX2+サービスで、WiMAX2+によるモバイル通信サービスの元祖です。
UQコミュニケーションズはWiMAX2+回線を運営し、他社プロバイダに提供する立場の事業者。LTEに例えると、格安SIM各プロバイダにLTE回線を提供するドコモやauの立場にあたるというと分かりやすいでしょうか。
Broad WiMAXとは?
Broad WiMAXは「月額業界最安級」で人気のWiMAX2+サービスです。株式会社Link Lifeによって運営されています。
Broad WiMAXに限りませんが、WiMAX2+のプロバイダはUQコミュニケーションズからWiMAX回線や設備を借り、独自の付加価値を付けサービス運営を行なっています。
格安SIMと違い、えらぶプロバイダ毎に通信品質は変わりません。
つまりWiMAX2+の通信速度や安定性は、UQ WiMAXとBroad WiMAXのどちらをえらんでも同じということです。
それではUQ WiMAXとBroad WiMAXの違いは何?
UQ WiMAX vs Broad WiMAX徹底比較表
まずは両サービスの比較表をご覧ください。
料金が安いのはBroad WiMAX
ご覧の通り、料金が安いのはBroad WiMAXです。
Broad WiMAXではキャンペーン利用によりWi-Fiルーター代が無料となる上、月額費用がUQ WiMAXより約900円も安くなっています。
料金重視ならBroad WiMAXをえらぶとよいです。
UQ WiMAX以外のプロバイダと比較しても、他は月額4,000円を超えるサービスが多いため、Broad WiMAXの月額料金の安さは際立っています。
違約金なしで移行できるBroad WiMAXの「ご満足保証」
比較表には記していませんが、Broad WiMAXにはサービスに満足できなかった場合、違約金なしで指定のインターネット通信(光回線・LTEによるモバイル通信など)へ移行できる「ご満足保証」というシステムを提供しています。
WiMAXでは、2年毎の契約更新月以外に解約すると標準でも約1~2万円の違約金の支払いが必要。
キャンペーン適用により、この違約金はさらに増えることがあります。
事前に提供エリア内であることを確認していたとしても、モバイル通信のサービスでは、使いたい場所の電波状況によって思うような通信速度が出ないなどがっかりすることがありえますよね。
Broad WiMAXの「ご満足保証」なら、WiMAXが期待通りでなかった場合に「いつでも」他サービスへ違約金なしで移行できて助かります。
サポート品質が良いのはUQ WiMAX
サポート品質は、UQ WiMAXが全WiMAXプロバイダ中随一。
Broad WiMAXと比較しても、表にあるようにサポート体制には大きな差があります。
またわたしはUQ WiMAX・Broad WiMAX含めて複数のWiMAXプロバイダのサポートを使ったことがありますが、オペレーターの対応はUQ WiMAXが最も丁寧で好感が持てました。
他プロバイダのオペレーターではアルバイトのような雑な対応をされたこともありましたが、UQ WiMAXはスーツを着た社員の方にしっかり対応してもらったことを覚えています。
オプションが豊富かつ使いやすいのはUQ WiMAX
オプションが豊富でかつ使いやすく、安価なのもUQ WiMAXです。
まずオプションの種類で比較すると、UQ WiMAXは10以上ありますが、Broad WiMAXは2つのみ。
次にオプションの品質や価格についても、UQ WiMAXの方が優れています。
たとえば端末補償オプション1つとっても、Broad WiMAXは紛失・盗難に対応しておらず月額500円ですが、UQ WiMAXは紛失・盗難にも対応する上に月額380円で利用可能です。
その上、Broad WiMAXの端末補償では故障修理の際に1~2週間待つ必要があるのに加え、その間かわりとなる機器を貸してもらえないことがあるのに対し、UQ WiMAXでは電話一本ですぐ交換機器を送ってもらえます。
またUQ WiMAXでは、WiMAXに関する内容に加えて、パソコンや周辺機器、スマートフォンに関する一般的なことを電話や遠隔操作でサポートしてもらえる「おまかせサポート」を月額350円という低価格で提供していることも見逃せません。
どちらもWi-Fiルーターの選択肢が豊富で配送も早い
WiMAXのプロバイダ毎に、取り扱いのWi-Fiルーターの機種や種類数が違ったり、契約してからWi-Fiルーターが配送され使えるようになるまでの期間が違ったりします。
その点、Broad WiMAX・UQ WiMAX共に優秀で、えらべるWi-Fiルーターの種類が多く最短で申込即日で配送してもらえます。
どちらも口座振替による支払いが可能
WiMAX2+のプロバイダはクレジットカード払いが基本ですが、UQ WiMAX・Broad WiMAX共に口座振替にも対応。
ただし、Broad WiMAXでは口座振替の手数料として200円/月が別途発生する上に、Wi-Fiルーターが無料になるキャンペーンが利用できないなど料金が高くなってしまいます。
Broad WiMAXを契約する際は、口座振替も可能ですがクレジットカート払いをえらぶのがおすすめです。
UQ WiMAXはこんな人におすすめ
Broad WiMAXと比較すると料金が高いものの、サポートやオプションの品質では圧倒しています。
UQ WiMAXならトラブルがあった際も、サポートや各オプションが頼りになるでしょう。
モバイル通信初心者の方や、ビジネスでWiMAXを利用するユーザーにはUQ WiMAXをおすすめします。
Broad WiMAXはこんな人におすすめ
モバイル通信を使い慣れていて、たいていのトラブルシュートは自分1人で行えるということであれば、月額業界最安級で安価なBroad WiMAXがおすすめです。
Wi-Fiルーターが豊富だったりご満足保証が使えたりなど、その他にも魅力の多いサービスなので、当サイトでもおすすめのサービスとしてBroad WiMAXをあげています。
まとめ
WiMAXサービスの元祖「UQ WiMAX」は料金こそBroad WiMAXと比較して高いものの、サポートやオプションの品質・充実度は他を圧倒します。
たいしてBroad WiMAXは、通信品質はUQ WiMAXと変わらないものの、月額料金が約900円もUQ WiMAXより安いです。
サポート・オプションの品質と料金のどちらを重視するかで、えらぶプロバイダも決まってきます。
モバイル通信の初心者やビジネスユーザーにはUQ WiMAXを、モバイル通信に慣れたユーザーにはBroad WiMAXがおすすめです。