WiMAX用モバイルWi-FiルーターのWi-Fiの電波状況を改善するには?

モバイルWi-Fiルーターは、外出先で使える利便性が魅力ですが、Wi-Fiの出力については一般的な固定タイプのルーターと比較して弱いのが弱点。ここでは、モバイルWi-FiルーターのWi-Fiの電波状況を改善し自宅でも使いやすくする方法をまとめて紹介します。

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モバイルWi-Fiルーターを窓際に置いたらWi-Fiが届かなくなった…

WiMAX2+に限ったことではありませんが、モバイルルーターを障害物の影響が少ない窓際に設置した方が、電波状況がよくなるのが一般的。ただし今度は、モバイルルーターとWi-Fiの電波をキャッチしてインターネットを使いたい場所が離れてしまい、Wi-Fiの電波が圏外になる、といったジレンマに陥ることがあります。

そしてAC電源で動作するホームタイプのルーターと比較すると、コンパクトなモバイルWi-Fiルーターはその分搭載するアンテナも小型なので、残念ながらWi-Fiの出力が弱い傾向にあるのも見逃せません。そのため自宅だけで利用するならホームタイプの方が適しているわけですが、外出先でモバイル通信を使う場合は、モバイルWi-Fiルーターをえらばざるをえないですよね。

モバイルルーターのWi-Fiの電波状況を改善する対策

以下、モバイルタイプのルーターをえらんだ場合に、Wi-Fiの電波状況を改善するための対策を紹介。ホームタイプのルーターを使うより、Wi-Fiの電波状況がはるかによくなることもありますよ。なお、いずれの方法もいくらかの出費をしなければなりません。それぞれかかる費用の目安もあわせて掲載しているため、検討の材料にしてください。

市販の無線LAN中継機を導入してみる

無線LAN中継機とは、その名の通りWi-FiルーターがとばすWi-Fiの電波を中継することで、より遠くまでとばすための機器。多くの製品は設定が簡単で、WPSという機能に対応してさえいればボタン1つで操作でき手軽です。

(WiMAX2+用のモバイルWi-FiルーターはWPSに対応)安いものなら3,000円程度から、性能の高い機種でも5,000円程度で販売されているので、負担が少ないのもメリットといえます。そのため、今回紹介する方法の中ではもっともおすすめ。まずはこの方法が使えないか検討してから、他の方法を検討してみてください。

クレードル+市販無線LANルーターを導入してみる

モバイルWi-Fiルーターに有線LANの機能を付与するクレードルという機器と、市販の性能の高い無線LANルーターを組み合わせる方法です。最近では3階建ての家のどこにでも、無線の電波を届けられるという無線LANルーターもあるほど。

なおモバイルWi-Fiルーターだけでは、市販の無線LANルーターはつなげられません。モバイルWi-Fiルーターに、有線LANの機能を付与するクレードルという別機器を一緒に購入することで、市販の無線LANルーターとの接続も可能。クレードルは携帯電話やスマホの充電器のようなもので、設置するだけで簡単に充電できるので興味があれば購入してもよいでしょう。クレードルはUQ WiMAXの公式ショップ「UQアクセサリーショップ」、Amazonなどのネットショップから購入できます。

クレードル自体の価格は機種によっても異なりますが3,000円程度、市販の無線LANルーターも安いものなら3,000円程度、より品質の高いものは10,000円を超えるものも。そのため少なく見積もって6,000円程度の出費にはなるため、無線LAN中継機を使った方が安価で設定も簡単です。

ただし購入する機器によっては、無線LAN中継機を使うよりも電波状況を改善することもできます。さらに、(より負担は多くなりますが)市販の無線LANルーターとあわせて無線LAN中継機も追加することも可能。このあたりの製品の選び方に迷うようであれば、お近くの家電量販店に相談してみるとよいでしょう。
※基本的には、前述の無線LAN中継機だけの導入で十分の場合がほとんどだと思います。

即席リフレクターを導入してみる

正確には、「Wi-Fiの電波を強くする」方法ではありませんが、奥まった場所でもWiMAX2+の電波をキャッチしやすくすることにより、インターネットを使う部屋に、Wi-Fiルーターを設置できる可能性がある方法です。

即席のリフレクターを導入することにより、モバイルWi-Fiルーターの本体に対してWiMAXの電波が集まります。具体的には、100円均一で販売されているアルミボウルをアンテナ代わりにして、モバイルWi-Fiルーターに近づけるだけ。モバイルWi-Fiルーターは、これも100円均一にあるまな板スタンドなどで固定します。以下口コミのように電波状況が改善したとの報告をよく見かけます。

まとめ

無線LAN中継機や市販の無線LANルーターを併用することにより、モバイルWi-FiルーターのWi-Fiの電波状況を改善することができます。リフレクターを使ってWiMAXの電波をキャッチしやすくして、インターネットを本来使いたい場所の近くに設置する方法もあります。

これらの方法を、適宜組み合わせるのもよいでしょう。このようにモバイルWi-FiルーターのWi-Fiの電波状況を改善する方法はさまざま考えられるので、希望にあったものをえらんでみてくださいね。