安いおすすめのポケットWiFiはどれ?8つのサービス徹底比較

ヤフーモバイルやWiMAX、さらに大手携帯キャリアなどなど、さまざまなポケットWiFiサービスが登場しています。ここでは8つの競合サービスを徹底比較。どこが安いか、どこがもっともおすすめか解説しています。

Contents

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おすすめできる安いサービスはどれ?ポケットWiFi徹底比較表

■どこが安い? データ通信量/料金比較表

サービス名 データ通信量

(月間)

月額料金 端末代
ヤフーWiFi
★オススメ
5GB 1,980円

※2年目以降は2,480円

※ヤフープレミアム会員以外は3,696円

数万円※月額割引で実質無料
 ヤフーWi-Fi 無制限 4,380円 数万円※月額割引で実質無料
ワイモバイル 7GB 3,696円 数万円※月額割引で実質無料
ワイモバイル 無制限 4,380円 数万円※月額割引で実質無料
WiMAX 7GB 2,726円~3,696円※プロバイダによる ほとんどのプロバイダで無料
WiMAX
★オススメ
無制限 3,411円~4,380円※プロバイダによる ほとんどのプロバイダで無料
ドコモ ポケットWiFi 20GB 8,000円 数万円※月額割引で実質無料
au ポケットWiFi 7GB 3,696円 店舗によっては無料になることも
au ポケットWiFi 無制限 4,380円 店舗によっては無料になることも
ソフトバンク ポケットWiFi 7GB 3,696円 数万円※月額割引で実質無料
格安SIM※楽天モバイル

★オススメ

5GB 1,450円 1~2万円
格安SIM

※楽天モバイル

10GB 2,260円 1~2万円
格安SIM

※楽天モバイル

30GB 5,450円 1~2万円
スマモバ 無制限 3,980円 数万円※月額割引で実質無料

どこが使いやすい?/サービス品質比較

サービス名 通信速度 提供エリアの広さ つながりやすさ
ヤフーWi-Fi

★オススメ

LTE(月間5GB):◎

AXGP(月間無制限):△

LTE(月間5GB):◎

AXGP(月間無制限):〇

ワイモバイル LTE(月間7GB):◎

AXGP(月間無制限):△

LTE(月間5GB):◎

AXGP(月間無制限):〇

WiMAX

★オススメ

LTE(月間7GB):◎

WiMAX(月間無制限):〇

LTE(月間7GB):◎

WiMAX(月間無制限):〇

ドコモ ポケットWiFi ◎※LTEのみ ◎※LTEのみ
au ポケットWiFi ◎※LTEのみ ◎※LTEのみ
au ポケットWiFi LTE(月間7GB):◎

WiMAX(月間無制限):〇

LTE(月間7GB):◎

WiMAX(月間無制限):〇

ソフトバンク ポケットWiFi ◎※LTEのみ ◎※LTEのみ
格安SIM

※楽天モバイル

★オススメ

◎※LTEのみ ◎※LTEのみ
スマモバ ◎※LTEのみ ◎※LTEのみ

■月間データ通信量無制限サービスの速度制限について

サービス名 速度制限の概要 制限時の

通信速度

ヤフーWi-Fi 3日間で10GBのデータ通信量を消費した日の翌日18時頃から翌々日の1時頃まで速度制限を実施

概ね1Mbps
ワイモバイル 3日間で10GBのデータ通信量を消費した日の翌日18時頃から翌々日の1時頃まで速度制限を実施

概ね1Mbps
WiMAX

★オススメ

3日間で10GBのデータ通信量を消費した日の翌日18時頃から翌々日の2時頃まで速度制限を実施 概ね1Mbps
スマモバ 3日間で3GBのデータ通信量を消費した日の深夜12時頃まで速度制限を実施 最大200Kbps

ポケットWiFi比較のポイント

ここでは、上記ポケットWiFiの比較表を基に、安いか否かに加えて、どこを比較すべきかのポイントをまとめて紹介しています。ポイントがわかれば、どこが自分の希望にちかいかがわかります。

月間データ通信量と月額費用は?

まずはどのくらい使えてどのくらい安いのかを比較しましょう。「月間でどのくらいのデータ通信量があればよいかわからない」という方のために、1つの目安として月間〇GBでYouTube動画をどのくらい鑑賞できるか記載します。

画質 どんな画質? 5GB 7GB
標準画質(SD)

小さな画面のスマホで、まぁまぁきれいに鑑賞できる 約23.5時間 約33時間
HD画質(720P) 大きなスマホ・タブレットの画面できれいに鑑賞できる 約6.5時間 約9時間
HD画質(1080P) 大きなスマホ・タブレットの画面、PC画面で特にきれいに鑑賞できる 約3.5時間 約5時間

いかがでしょうか? 使い方は人それぞれですが、「スマホの小さな画面で会社や学校の行き帰りにちょっと動画をみる程度」であれば、月間5GB・7GBでも十分かもしれませんが、HD画質(ハイビジョン画質)の動画をたくさん鑑賞したい、であるとか、がんがん動画を鑑賞したい、といった場合は、月間データ通信量無制限のサービスがおすすめです。

そして当然ですが、月間数GBのプランより月間データ通信量無制限のプランの方が、月額料金が高くなります。ただ同じ無制限のプランでも、WiMAXのようにより安いサービスもあります。

通信速度は?

細かく比較すると、それぞれ若干の差はあります。ただし「動画をみたりゲームをしたり」といった程度のレベルであれば、ここであげたどのポケットWiFiサービスを比較しても、ほぼ差はない、といってよいでしょう。

電波状況に問題がなければ、少なくとも10Mbpsを超えるような快適な通信速度を期待できるサービスばかりです。ただし格安SIMサービスに関しては、特にランチや夜間のような混雑した時間帯をはじめ、通信速度が極端に遅くなることがあるので注意して下さい

通信速度を重視するなら格安SIMは避けた方が無難。他のポケットWiFiサービスをえらびましょう。

提供エリアとつながりやすさ

ポケットWiFiサービスでは、スマホの回線としてよく使われるLTEをはじめWiMAX・AXGPという回線が使われます。人口カバー率ほぼ100%のLTEに対して、WiMAXは人口カバー率1億人超、AXGPは数値の公開はしていませんが、WiMAXよりカバー率がひくいです。

いずれの回線も、基本的に市街地はほぼ提供エリア内ですが、人口が希薄な地域ではLTE>WiMAX>AXGPの順で差がつきます。郊外での利用が多い場合は特に、より提供エリアがひろいサービスをえらぶとよいでしょう。

またつながりやすさに関しては、低い周波数を利用するLTEがもっとも優れていて、WiMAX・AXGPはLTEに劣ります。特に地下や建物の奥まった場所で差が生じやすいです。

端末代は?

月額料金にばかり目が行きがちですが、Wi-Fiルーター代(端末代)についても注意するようにしましょう。仮に月額料金が安いサービスであっても、端末代は数万円かかるということがあるからです。

多くのポケットWiFiサービスでは、端末代を36回程度の分割払いにしつつ、その分の月額料金を割り引くことで実質無料とすることが多いです。しかしそういったサービスでは、仮に分割の支払い終了前に解約すると残金を支払わなくてはなります。たとえば分割の残金が2万円残っていれば、その分を解約後に支払わなくてはいけないということです。

その点、WiMAXは端末代を実質的に無料とするプロバイダが多数。ポケットWiFiは回線工事がありませんから、結果的に契約時にかかる費用も事務手数料3,000円だけですみます。

おすすめの安いポケットWiFiランキング

1位:WiMAX – 月間データ通信量無制限のポケットWiFiではもっとも安い

月間データ通信量無制限のサービスの中では、月額費用・初期費用(端末代)ともにもっとも安いのがWiMAXです。

同じ月間データ通信量無制限でも、たとえばスマモバはWiMAXより数百円程度月額料金が高い程度ではあります。ただし3日間3GBのデータ通信量消費で最大128Kbpsという厳しい速度制限に抵触してしまうのが一番の難点。またワイモバイルやヤフーWi-Fiと比較すると、仮にWiMAXを月額最安級のBroad WiMAX(3,411円/月)で契約すれば、月額に約1,000円もの差がつきます。

またヤフーWi-Fiやワイモバイルで、月間データ通信量無制限の通信を行うためには回線にAXGPを利用しますが、WiMAXはAXGPよりも提供エリアが広いのがメリットです。比較的郊外でもつながりやすくなります。

おすすめのWiMAXプロバイダは?

■とくとくBB



平均3万円超もの高額なキャッシュバックが魅力のWiMAXプロバイダです。その上で、月額料金も月間データ通信量無制限のギガ放題プランが4,263円と、ワイモバイルやヤフーWi-Fiの同様プランと比較して安くなります。

■月額最安級のBroad WiMAX



上にも名前を出した月額料金の安価なプロバイダです。長い目で見ると高額なキャッシュバックをもらえるとくとくBBの方がお得(2年間の総額で数千円程度)ではあります。ただしキャッシュバックをもらえるのが契約から約1年後なので、「それまで待てない! 月額料金が安い方がいい」ということなら、こちらがおすすめです。

2位:ヤフーWi-Fi – 月間5GBまでだが安い上に速度・安定性の評判がよい




月間5GBまででよければ、通信品質の安定性や速度に定評がありつつ月額1,980円~という安価な価格で使えるヤフーWi-Fiは魅力です。ただしヤフーWi-Fiでこの月額料金を実現するためには、ヤフープレミアム会員(月額462円)である必要があるので注意しましょう。

とはいえ会員費を加算したとしても、月額2,500円未満なので、他ポケットWiFiと比較して安いことにはかわりません。この容量では特にコストパフォーマンスのよいサービスといえます。

3位:格安SIM – 月間データ通信量数GBまでならもっとも安い




「ときどきポケットWiFiを使う程度」で、月間数GBまででよいなら、格安SIMをポケットWiFiとして使うのが最も安いです。ただし月間数十GBのプランにしてしまうと、他の月間データ通信量無制限のポケットWiFiの方が安くなります。

また前述の通り、通信速度は全てのポケットWiFiの中で最も遅くなる可能性があるので注意しましょう。(環境次第で一概にはいえません。) 速度を求めるのであればヤフーWi-FiやWiMAXをえらぶのが無難です。

まとめ

比較表などで紹介したように、一口でポケットWiFiと言っても安いサービス・そうでないサービスがひしめいています。また費用は月額料金だけでなく、端末代も含めて比較するとよいでしょう。その上で、月間データ通信量無制限で利用したいのであれば、WiMAXがもっとも安いポケットWiFiサービスです。