ポケットWiFiの中で、なぜWiMAXはこんなに安いのか

できるだけ安価に利用したいポケットWiFi。中でもWiMAXは初期費用も月額費用も、他ポケットWiFiサービスと比較してダントツで安くなっています。ここでは実際にどれくらい安いのかや、WiMAXが安い理由について解説しています。

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ポケットWiFiの中でWiMAXはダントツで最安!

外出先で高速で快適なインターネットを楽しみたい際に役立つポケットWiFi。スマートフォンの月額料金とは別に追加で費用がかかることから、できれば安く利用したいところですね。

その点WiMAXは他のポケットWiFiと比較しても、(月間データ通信量無制限にもかかわらず)以下表にある通り格安で利用できるおすすめのサービスです。

サービス名称 データ通信量 初期費用 月額費用
WiMAX

Broad WiMAXの場合

月間無制限 3,000円

※内訳は以下

事務手数料:3,300円

端末代:0円

1-2ヵ月目:2,726円

3-24ヵ月目:3,411円

25ヵ月目-:4,011円

ドコモ ポケットWiFi 月間30GB 3,000円

※内訳は以下

事務手数料:3,300円

端末代:実質0円

10,000円
ヤフーモバイル

Pocket WiFiプランL

月間無制限 3,000円

※内訳は以下

事務手数料:3,300円

端末代:実質0円

4,380円
ヤフーWi-Fi 月間無制限 3,000円

※内訳は以下

事務手数料:3,300円

端末代:実質0円

1-3ヵ月目:3,696円

4ヵ月目~:4,380円

エキサイトモバイル

※格安SIM

月間30GB 26,000円

※内訳は以下

事務手数料:3,300円

端末代:26,800円(Aterm MR05LN)

5,980円

ポケットWiFiの中でも初期費用はWiMAXが安い

まず初期費用について、WiMAXはほとんどのプロバイダが端末代を無料としているため、上記のように事務手数料3,000円のみですみ安くなってます。ドコモのポケットWiFiなども一見同様に見えますが、これは本来3~4万円程度(それ以上の機種も)の端末代を分割払いにした上で、その分の月額料金をキャンペーン適用で割り引いているためです。

ただし2~3年以内に解約すると、残りの費用を支払わなければなりません。(例:1,500円×20回分の料金が残って入れば、その分は割引が適用されず支払う必要がある)

一方のWiMAXにはそういった条件はなく、純粋に端末代が無料。(こちらの方が安い、と言えますよね)わたしはこれが特に気に入って、他のポケットWiFiでなくWiMAXをえらびました。

月額費用も他ポケットWiFiと比較してWiMAXがダントツで安い

WiMAXは約20のプロバイダが提供しており、プロバイダによって料金が異なります。その中でも月額最安級で知られるBroad WiMAXは表にある通り、他ポケットWiFiと比較してダントツで安いです。

月間30GBのプランを利用した場合のドコモのポケットWiFiや格安SIMのポケットWiFiと比較しても、月額約2,000円以上(ドコモWi-Fiと比較すると半額以下!)も安くなっています。また同じく月間データ通信量無制限のヤフーWi-Fiやヤフーモバイルと比較しても、月額料金が約1,000円安いです。

このように通信費用を節約したいのであれば、ポケットWiFiの中でもWiMAXが最もおすすめ。安価な上に月間データ通信量無制限で、たっぷり高速なモバイル通信を利用することができます。

他ポケットWiFiと比較してWiMAXがダントツで安い理由

他ポケットWiFiと比較してWiMAXの通信品質が悪い、ということはありません。電波状態に問題なければ、WiMAXは数十Mbps~100Mbps超の通信速度が期待できます。提供エリアについても全国実人口カバーは1億人をこえており、最も広いドコモWi-FiなどのLTEに迫る勢いです。それにも関わらずWiMAXが安く提供できるのは、主に以下2つの理由が大きいです。

回線・設備を全て借りて運営しているため

WiMAXのプロバイダは、提供元であるKDDI系のUQコミュニケーションズから回線と設備を借りてサービス運営をしています。その分サービスの運営費用を節約できるため、他ポケットWiFiと比較して安く提供できるわけです。

なお、格安SIMでもアクセス回線についてはドコモやauから借りてサービス運営しています。ただし、アクセス回線を経由してインターネットへ接続するための設備については、各プロバイダ(MVNO事業者)が運用・管理しています。その分、月間データ通信量無制限にしていないにも関わらず、WiMAXのような安価な料金を実現できないのです。

ちなみに格安SIMでは、えらぶプロバイダ(MVNO事業者)毎に通信速度が異なるという話はよく聞きますね。プロバイダ(MVNO事業者)MVNO事業者ごとの通信速度比較はインターネットの世界に溢れています。これはそれぞれのプロバイダ(MVNO事業者)がインターネット接続用の設備を運用しているため、通信速度に差がでるためです。

たいしてWiMAXでは、えらぶプロバイダによって通信速度に差はありません。それは上述の通り、全てのプロバイダが回線だけでなく、インターネット接続用の設備も共有しているからです。

短期で解約すると他ポケットWiFiよりも高い違約金(解約金)が請求される

WiMAXは多くのインターネット回線と同様に2年間もしくは3年間の契約期間があり、契約更新月以外に解約をすると違約金(解約金)が発生します。その額は、以下表で比較する通り、残念ながら他ポケットWiFiより高くなっています。

サービス名 契約更新月以外に解約した場合の違約金
WiMAX 契約1年目以降は19,000円。

契約2年目以降は14,000円。

契約3年目以降は9,500円

ドコモ ポケットWiFi 9,500円
ヤフーモバイル 9,500円
ヤフーWi-Fi 9,500円
エキサイトモバイル

※格安SIM

データSIMプランなら違約金なし

ご覧いただいてわかるように、契約してから2年以内の違約金(解約金)はWiMAXが最も高くなっています。最初にWiMAXの端末代がほとんどのプロバイダで無料提供されることを紹介しましたが、このWiMAX端末の代金が約20,000円。つまり契約1年目に解約すると、違約金(解約金)で端末代のほぼ全額が回収されるわけです。

確かに安価なWiMAXですが、短い期間で解約すると他のポケットWiFiと比較してお得とは言えなくなってしまいます。とはいえ、1度ポケットWiFiを契約して気に入れば、たいていは長期で利用するのではないでしょうか。仮に2年以上契約を続けるなら、エキサイトモバイルをはじめとした格安SIMを除き、違約金(解約金)の条件は他ポケットWiFiと比較してかわらなくなります。

ポケットWiFiが特にお安く利用できるおすすめWiMAXプロバイダ2選

当サイトでは、特にWiMAXが安価に利用できる以下2つのプロバイダをおすすめしています。興味のある方は、リンク先から各サービスの詳細をご確認ください。

■Broad WiMAX



最初の比較表でも紹介した月額料金の安いプロバイダです。WiMAXの中でも月額4,000円超のプロバイダは複数ありますが、中でもBroad WiMAXの月額料金の安さ(3,411円)は際立っています。

■とくとくBB



月額料金こそ4,000円を超えますが、平均30,000円の高額なキャッシュバックを行うため、長い目でみるとBroad WiMAXよりお得です。2年間での総額はBroad WiMAXが約8.3万円なのにたいして、とくとくBBは約7.3万円と1万円程度の差になります。

ただしキャッシュバックをもらえるのは契約してから約1年後であるため「それまで待てない! 月額料金が安い方がいい。」ということならBroad WiMAXがおすすめです。

まとめ

WiMAXは端末代が無料である上に、月額費用も他ポケットWiFiと比較して最低でも約1,000円近く節約できます。解約時に数万円の端末代の残金を支払わなければならない、といったこともありません。

WiMAXがこんなに安く提供できる理由は、回線や設備を全て運営元から借り受けてサービス設計しているのと、短期で解約する際の違約金(解約金)が高く設定されているためです。ただし2年以上WiMAXを継続利用するなら、違約金(解約金)の額も他ポケットWiFiと同じになります。