WiMAX2+と公衆無線LAN実測値比較【東京駅周辺】

東京駅の周辺で、WiMAX2+と公衆無線LANそれぞれの通信速度を計測した結果をまとめています。モバイル通信をえらぶ際は、通信速度は重要なポイントの1つ。WiMAX2+や公衆無線LANでどのくらいの通信速度がでるか、参考にしてください。

ちなみに今回テストに使用した公衆無線LANサービスは以下の通りです。

・Japan Connected-free Wi-Fi(http://www.ntt-bp.net/jcfw/ja.html)
無料で使えるAndroid・iOS用の公衆無線LANサービスです。コンビニでの計測は、今回このサービスを利用しています。

・Wi2 300(http://wi2.co.jp/jp/)
シェア日本一の有料公衆無線LANサービス。月額料金362円~のプランの他、6時間325円~の短期向けプランもあります。コンビニ以外の公衆無線LANの計測は、全てwi2 300を使っています。

Contents

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【実測値1】(WiMAXのみ)東京駅丸の内口前

下り29.85Mbps/上り7.05Mbps(PING値38ms)

テレビなどでもよく映される東京駅丸の内駅舎前で、WiMAX2+の通信速度を計測しました。この程度の通信速度があれば、自宅で使うのにも十分ではないでしょうか。PING値もそこそこでしたので、FPSのような通信品質が厳しく問われるアクション系のオンラインゲームも楽しめそうです。

【実測値2】(WiMAXのみ)東京駅丸の内口地下通路

・下り41.66Mbps/上り2.03Mbps (PING値53ms)

モバイル通信は地下では電波をつかめずつながらないことがありますが、今回のわたしの測定結果では、地上より下りの通信速度が速いくらいでした。

わたしが普段使っている範囲でも、地下で電波をキャッチできたりできなかったりまちまちで、今回のように、かなり高速な通信速度を計測することもあります。

一概に「地下だとつながらない」というわけではなく、場所によると考えたほうがよいでしょう。

【実測値3】(WiMAX/公衆無線LAN)東京駅八重洲地下街

・WiMAX2+実測値:下り10.11Mbps/上り10.19Mbps(PING値39ms)
・公衆無線LAN実測値:下り1.74Mbps/上り0.25Mbps(PING値51ms)

あとでUQ WiMAXの公式サイトをみると、「WiMAX2+利用可能な地下街」として東京駅八重洲地下街の名前があがっていました。

地下街への取り組み|UQ WiMAX|超高速モバイルインターネットWiMAX2+

このようにWiMAX2+は地下街でもつながりやすくするための取り組みをしているので、気になった方はリンク先を一度ご覧ください。

丸の内口地下通路程ではありませんが、これだけの通信速度があれば自宅で使うのも困らないのではないでしょうか。たいして公衆無線LAN側は下りで2Mbps未満。WiMAX2+のほうが5倍以上高速でした。とは言え、通路に立ち止まってちょっと情報検索するぐらいなら十分ですね。

【実測値4】(WiMAX/公衆無線LAN)グランルーフ地下レストラン街

・WiMAX2+実測値:圏外
・公衆無線LAN実測値:下り7.22Mbps/上り19.25Mbps(PING値5ms)

この場所では残念ながらWiMAX2+は圏外でした。一方、ここにも公衆無線LANのアクセスポイントがあり、下り7Mbpsとまぁまぁの通信速度。これならハイビジョン画質以上の動画を楽しみながら、食事をすることもできますね。

「外出先のインターネットはWiMAX2+・公衆無線LANどちらか1つでいいのではないか。」という声もありますが、このようにWiMAX2+が圏外で公衆無線LANだけつながる、といったこともあります。

もちろん、公衆無線LANのアクセスポイントがない場所も多かったり、通信速度はWiMAX2+の方が速かったりするので、その際はWiMAX2+の方が便利。

それぞれメリット、デメリットがあるわけです。当サイトでは、WiMAX2+・公衆無線LANの併用をおすすめしています。

WiMAXと公衆無線LANのどっちが必要かの比較 むしろかしこく併用すべき!
WiMAX2+と公衆無線LANのメリット・デメリットを徹底解説しています。それぞれのサービスの特長をよく理解すると、一概にどちらがよいとは言えません。「どちらかだけ使う」のではなく、むしろかしこく使い分けることが大切です。

【実測値5】(WiMAX/公衆無線LAN)東京駅周辺のスターバックス

・WiMAX2+実測値:下り44.27Mbps/上り9.82Mbps (PING値37ms)
・公衆無線LAN実測値:下り4.64Mbps/上り3.53Mbps(PING値64ms)

計測したのは八重洲さくら通り店です。WiMAX2+は今回の計測で最も高速でした。

こちらでは、WiMAX2+の通信速度が公衆無線LANの約10倍。公衆無線LANの通信速度もかなり高速ですが、たとえば動画サイトによっては、ハイビジョン画質以上の動画が視聴できない可能性もあります。

一方ホームページの閲覧ぐらいは、問題ない通信速度と言えそうです。

スターバックスは仕事などで使うユーザーもいると想定されますが、これくらいの通信速度なら仕事に支障はきたさないでしょう。ただ高画質な画像など、大容量のデータファイルの送受信は単純にWiMAX2+の10倍以上時間がかかることになります。

【実測値6】(WiMAX/公衆無線LAN)東京駅周辺のコンビニ

■セブンイレブン日本橋3丁目店
・WiMAX2+実測値:下り4.65Mbps/上り3.03Mbps (PING値51ms)
・公衆無線LAN実測値:下り1.20Mbps/上り4.89Mbps(PING値9ms)

■ファミリーマート呉服橋店

・WiMAX2+実測値:下り15.59Mbps/上り3.69Mbps (PING値39ms)
・公衆無線LAN実測値:下り2.83Mbps/上り8.50Mbps(PING値41ms)

今や主要なコンビニでは無料で公衆無線LANが使えるようになりました。便利な時代ですね。

ただし通信速度に関しては、いずれもWiMAX2+の方が高速でした。とはいえ、セブンイレブンでのWiMAX2+の計測結果が低かったことが気になります。

どちらの店舗でも、店の奥まった場所で計測したのですが、セブンイレブンでは通信状況があまりよくなかったようですね。わたしが利用している限りでは、WiMAX2+でこの程度の低速な通信速度になることはほとんどありません。

【実測値7】(WiMAX/公衆無線LAN)東京駅周辺のガスト

・WiMAX2+実測値:下り40.22Mbps/上り6.97Mbps (PING値78ms)
・公衆無線LAN実測値:下り23.24MbpsMbps/上り21.48Mbps(PING値6ms)

WiMAX2+の実測値は、今回計測した中ではスターバックでの実測値についで速くなっています。大容量のファイルもスピーディにダウンロードできそうです。

そして今回の計測結果で注目したいのは、公衆無線LANの通信速度。公衆無線LANの実測値としては、今回の計測では最も高速でした。このように一口に公衆無線LANといっても、通信速度はアクセスポイントによってばらばらです。

ちなみに今回の計測では、あえてお店の奥の方(窓際から離れた席)で行っています。一般的にWiMAX2+は、障害物の影響の少ない窓際の席の方が電波をつかみやすく通信速度も速いのですが、このような例外も多いです。スポット毎に大きな差があるため、通信速度を調べるにはそれぞれのポイントで試すしかないですね。

まとめ

東京駅周辺の近い地域でも、WiMAX2+・公衆無線LAN共にスポット毎に通信速度が大きく異なります。そして両者を比較すると、はるかにWiMAX2+の方が高速。

スポットによっては約10倍の差がありました。ただし、WIMAX2+の電波が届かない場所で、公衆無線LANでインターネット接続できることもあるので、両方をかしこく併用するのかおすすめです。