ドコモなど大手携帯キャリアのシェアパックや格安SIMのシェアプランを使えば、家族でお得にスマートフォンが利用できます。しかし家族1人がヘヴィユーザーだと、それだけでプランの料金が跳ね上がるばかりか、その家族が原因で速度制限が発生してしまい不満が起こることも。
ここでは、そんな際にWiMAX2+を使うことで、通信費用を節約できたり家族の不満をなくしたりできる例を紹介します。
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ドコモなどのシェアパック(プラン)とは
ドコモなど大手携帯キャリアや格安SIMで展開しているシェアパック(プラン)とは、家族で1つの契約のデータ通信量を分け合う契約形態のことです。消費するデータ通信量次第ですが、個別に1人1人契約するよりも、シェアパック(プラン)を使った方がはるかにお得になることがあります。
以下、参考までにドコモシェアパックを使った場合、格安SIMで有名なOCNモバイルONEのシェアプラン(容量シェア)を使った場合でどのくらい安くなるのか利用例をみてみましょう。
■ドコモシェアパックの利用例
個別契約 | シェアパック |
父(20GB):8,000円
母(5GB):7,000円 娘(5GB):7,000円 息子(20GB):8,000円 |
50GBのシェア/家族4人分で25,500円 |
合計:30,000円 | 合計:25,500円 |
※カケホーダイライトプランの利用を想定
※docomo withは未適用の場合を想定
■OCNモバイルONEの利用例
個別契約 | シェアプラン(容量シェア) |
父(10GB):3,000円
母(3GB):1,800円 娘(3GB):1,800円 息子(10GB):3,000円 =合計26GB |
20GBの音声データSIMを家族でシェア
主契約:4,850円 シェアSIM(3枚):1,100円×3 :3,300円 |
合計:9,950円 | 合計:8,150円 |
※音声SIM利用の場合
OCNモバイルONEの例ではシェアプランの方がデータ容量は少ないですが、家族全員が毎月数GBずつ余らせている、という想定で合計容量を少なく見積もっています。
このように組み合わせ次第で、毎月の通信費用を安くできるわけですね。上記OCNモバイルONEの例のように、「家族全員がいつも契約容量を余らせている」といった場合なら、その分を減らして節約したり、あまった分を他の家族に使わせたりするといった柔軟な考え方もできます。
WiMAX2+のギガ放題プランとは?
WiMAX2+のギガ放題プランとは、月間データ通信量無制限で利用できるモバイル通信サービスです。スマートフォンで利用する場合は、モバイルWi-Fiルーターと呼ばれるコンパクトな機器を持ち歩いて利用します。契約にかかる費用が少ないのが魅力で、ほとんどのプロバイダで端末代が無料。そのため契約に必要な費用は事務手数料3,000円のみですみます。
たいして月額費用はプロバイダによって異なりますが、当サイトでおすすめしているBroad WiMAXなら月額3,411円。ドコモのパケットパックが20GBで月額6,000円なのと比較すると、その安さが際立つのではないでしょうか。
シェアパック(プラン)にWiMAXを組み合わるとお得になるとは?
ドコモや格安SIMのシェアパック(プラン)にWiMAX2+ギガ放題プランを組み合わせることで、料金を節約しつつ家族の不満が起きないようにできる場合があります。もちろん、追加の費用が発生するわけですから、全てのパターンで節約になるわけではありません。
WiMAX2+ギガ放題プランを組み合わせることで節約になるケースとは、ズバリ「家族の1人がとびぬけて大量のデータ通信量を消費する」ケースです。「お父さんとお母さんと娘はほとんどデータ通信量を消費しないのに、息子だけ毎月何十GBものデータ通信量を消費する」といった場合だと、WiMAX2+ギガ放題プランの利用を検討した方がよいでしょう。
「息子ばっかりデータ通信量を使うから、他の家族まで速度制限に抵触して不満が起こっている」「息子の分のデータ通信量が足りなくなり、仕方なく毎月3,000円ぐらい追加費用を払ってる」といったこともありますよね。今回は「息子」を悪者にしてしまいましたが、お父さんや娘さんがこのパターンに当てはまることもあるでしょう。
以下、ドコモシェアパック・OCNモバイルONE シェアプラン(容量シェア)の利用例を1つずつ紹介しますね。
■ドコモシェアパック+WiMAX2+の利用例
シェアパック+WiMAX2+併用 | シェアパックのみ |
5GBのシェア/家族4人分で16,000円
息子用のWiMAX2+(Broad WiMAX) :3,411円 |
50GBのシェア/家族4人分で25,500円
毎月3GBずつ追加(1,000円/GB×3) :3,000円 |
合計:19,411円 | 合計:28,500円 |
※カケホーダイライトプランの利用を想定
※WiMAX2+はギガ放題プラン利用
※docomo withは未適用の場合を想定
■OCNモバイルONEの利用例
シェアプラン(容量シェア)+WiMAX2+ | シェアプラン(容量シェア)のみ |
6GBの音声データSIMを家族でシェア
主契約:2,150円 シェアSIM(3枚):1,100円×3:3,300円 息子用のWiMAX2+(Broad WiMAX) :3,411円 |
30GBの音声データSIMを家族でシェア
主契約:6,750円 シェアSIM(3枚):1,100円×3:3,300円 毎月3GBずつ追加(500円/0.5GB×6) :3,000円 |
合計:8,861円 | 合計:13,050円 |
※音声SIM利用の場合
※WiMAX2+はギガ放題プラン利用
いかがでしょうか? 繰り返すように必ずしもWiMAX2+併用が節約につながるとは限りませんから、ご自分の家族のケースに当てはめてシミュレーションしてみていただくとよいと思います。場合によっては、このシミュレーションよりはるかに多くの費用を節約できる可能性もあります。
繰り返すように大幅に節約できる可能性があるのは、家族の中の誰かが突出して多くのデータ通信量を消費しているケースです。その家族にWiMAX2+を持たせれば、節約になる上に家族の不満がなくなりますよ。
まとめ
せっかくのシェアプラン・シェアパックも、家族の中で1人ヘヴィユーザーがいると料金が高くなる上に、その家族のせいで速度制限が発生して家族喧嘩のもとに。ケースによりますが、ここで月間データ通信量無制限で高速なモバイル通信が利用できるWiMAX2+をその家族に持たせることで、月額料金を大幅に節約できる可能性がある他、家族の不満も起こりにくくなります。