ヤフーWi-Fiって本当に最安? WiMAXとの徹底比較

ウェブで月額最安級のポケットWiFiをうたうヤフーWi-Fi。月額1,980円という価格をみると確かに安く感じますが、ここではその実際のところを考察しています。あわせて当サイトで推奨するポケットWiFi「WiMAX」と比較して、どんなときにどちらをえらぶとよいかも解説しています。

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ヤフーWi-FiとWiMAXとは

WiMAXは月間データ通信量無制限で高速なモバイル通信が使えるサービス。UQのテレビCMでも、このサービスを目にしたことがある方も多いでしょう。

たいしてヤフーWi-Fiは、ポケットWiFiとしては業界最安級を称する月額1,980円~という安価なモバイル通信サービスです。こちらはYahoo!の検索結果などでウェブ広告をよく見かけます。

ヤフーWi-Fiの月額1,980円は本当に最安か

同じヤフー系のワイモバイルやWiMAXなどが月額4,000円前後でサービス提供していることを考えると、確かに月額1,980円は安価にみえます。ただしこの価格には、いくつかの条件があります。

  • ヤフープレミアム(会員費:462円/月)の会員にのみ適用※未加入の場合3,696円/月
  • 契約から約1年後には、月額料金が2,480円にあがる

その上でもっと重要なのは、月額1,980円で高速なモバイル通信が利用できるのは、月間5GBまでという点。仮に月間データ通信量無制限で利用するのであれば、月額料金は4,380円(最大3ヵ月は3,696円)となります。

他ポケットWiFiサービスとの比較

さて以上の情報を踏まえて、他のポケットWiFiサービスと比較してみましょう。ヤフーWi-Fiが、どのくらい安価かがわかります。

サービス名 月間データ通信量 月額料金
ヤフーWi-Fi

※最安級プラン

5GB 1,980円(2年目以降は2,480円)

※ヤフープレミアム会員でない場合は3,696円

ワイモバイル 7GB 3,696円
WiMAX 7GB 2,726円~3,696円

※プロバイダにより異なる

DMMモバイル

※格安SIM

5GB 1,210円
ヤフーWi-Fi

※通信量上限なしプラン

無制限 4,380円(最大3ヵ月は3,696円)
ワイモバイル

※通信量上限なしプラン

無制限 4,380円(最大3ヵ月は3,696円)
WiMAX

※通信量上限なしプラン

無制限 3,411円~4,380円

※プロバイダによって異なる

いかがでしょうか? 月間データ通信量5GBまでで、なおかつヤフープレミアム会員であることや契約1年目などの条件をくわえれば、確かにほぼ最安級とはいえます。

ここであげた中では、格安SIMの1つ「DMMモバイル」と比較すると料金が高くなってしまいますが、格安SIMより通信速度や安定性に関する評判はよいです。そこまで含めて考えると最安とは言えないものの、ヤフーWi-FiはコストパフォーマンスのよいポケットWiFiサービスといえるでしょう。

ヤフーWi-Fiは解約時に端末代を支払わないければならない?

ヤフーWi-Fiでは公式サイトに端末代無料とかかれています。確かに契約中に端末代を支払う必要はなく初期費用は3,000円のみですみます。ただしこれは、端末代が自動的に分割払いされ月額料金に上乗せされているものの、3年契約の特典でその分が割引されているため。

しかし3年以内に契約すると、たとえば提供端末が506HWや603HWであれば、10,880円~38,880円の違約金を支払わなくてはなりません。(契約期間が経過するごとに違約金が減額)言い換えると、ヤフーWi-Fiでは3年契約を継続することを前提として端末代が0円となるわけです。

ヤフーWi-FiとWiMAXの徹底比較

ここではヤフーWi-Fiと、当サイトでおすすめしているポケットWiFi「WiMAX」をさまざまな観点から徹底比較してみます。WiMAXは20以上のプロバイダによりサービス提供されていますが、ここでは中でも月額料金が安くて人気の高いBroad WiMAXの情報を掲載しています。

項目 ヤフーWi-Fi WiMAX

※Broad WiMAX

初期費用 事務手数料:3,000円

端末代:0円

合計:3,000円

事務手数料:3,000円

端末代:0円

合計:3,000円

端末代 0円

※ただし3年以内に解約すると数万円の違約金が発生

0円

※ほとんどのプロバイダで完全に無料

月額費用 月間5GB:1,980円~

月間無制限:4,380円

月間7GB:2,726円

月間無制限:3,411円

申し込んでから端末配送までの日数 最短申込当日 最短申込当日
利用回線 LTE(月間上限あり)

AXGP(月間上限なし)

WiMAX
通信速度
提供エリアの広さ LTE:◎

AXGP:△

※WiMAXでもオプションでLTE通信が可能

つながりやすさ LTE:◎

AXGP:○

※WiMAXでもオプションでLTE通信が可能

どちらがお得?

月間データ通信量に上限があるプランで比較すると、月額料金はヤフーWi-Fiの方がお得。たいして月間データ通信量無制限になると、WiMAXの方が月額1,000円ほどお得になります。

また初期費用はいずれも3,000円ですみますが、ヤフーWi-Fiでは3年以内に早期解約すると最大で4万円近い端末代を支払わなければなりません。一方のBroad WiMAXはそういったことがないので、より契約者しやすいのはBroad WiMAXといえるでしょう。

通信速度について

いずれのサービスも、数十Mbps超の高速な通信速度が期待できます。利用地域などによって差が生じる可能性はあるものの、基本的にはほぼ同等と考えてよいでしょう。

提供エリアの広さについて

ヤフーWi-Fiでは、提供エリアの広さやつながりやすさで定評のあるソフトバンクのLTE回線を利用しています。ソフトバンクのLTE回線は人口カバー率99%を超えているのに対し、WiMAXの人口カバー率は1億人。WiMAXの提供エリアについて市街地はほぼ網羅しているものの、人口が少ない田舎では残念ながらLTEに差をつけられている点は否めません。

一方で、ヤフーWi-Fiにおいて月間データ通信量無制限で利用できる回線「AXGP」は、知らない方も多いようですがLTE回線とはべつのもの。そしてAXGPの人口カバー率は公表されていないものの、提供エリア確認をすると以下のようにWiMAXの方が広いことがわかります。


ヤフーWi-Fiは青く色のついた部分が提供エリア内、WiMAXは色がついた部分が全て提供エリア内です。

これは東京近郊の提供エリア比較(2018年2月時点)ですが、東京はいずれも提供エリア内であるのに対し、特に千葉や茨城では、WiMAXの方が提供エリアはひろいのがわかるでしょう。言い換えると、月間データ通信量無制限で利用できる提供エリアは、断然WiMAXの方がひろいということです。

ヤフーWi-Fi特有のコンテンツ制限

ヤフーWi-Fiを含むソフトバンク系の回線では、以下のような特定コンテンツに関する制限がかけられています。

ヤフーWi-Fiでは動画・画像などのデータの送受信にあたり、「影響のない範囲で」データを省略することにより回線への負荷をおさえているわけです。

ただし公式では「影響がない」とうたっているものの、中には画像や動画が目で見てわかるほど劣化しているというレビューもみかけます。そのためインターネットで鑑賞する動画や画像の画質にこだわる方には、ヤフーWi-Fiはおすすめしにくいです。
※WiMAXではこのような制限はありません。

ヤフーWi-Fiはこんな人におすすめ

月間5GBまでとはいえ、高速かつ安定したモバイル通信が月額1,980円~という低価格で利用できるのはお得です。月間データ通信量が5GBまでのプランであれば、提供エリアが広くつながりやすいLTE回線が利用できます。そのため、「あまりデータ通信量を消費しないので安くポケットWiFiを利用したい」ということであればヤフーWi-Fiはおすすめです。

ただしコンテンツに関する通信制御があるので、動画の画質に特にこだわる方は、仮に月間データ通信量の上限があるプランでもWiMAXがおすすめです。



WiMAXはこんな人におすすめ

ヤフーWi-Fiと比較すると、月間データ通信量無制限のプランについてはWiMAXの方がお得です。提供エリアについても、LTEにはかなわないもののAXCPよりは広くなっています。そのためデータ通信量にしばられずに高速なモバイル通信を利用したいのであれば、WiMAXがおすすめです。月額料金もヤフーWi-Fiより約1,000円安く使える上に、端末代はかかりません。


まとめ

契約してから約1年間とはいえ、月間5GBのデータ通信量を月額1,980円で利用できるヤフーWi-Fiは、お得なポケットWiFiのサービスです。ただし月間データ通信量無制限で利用したいのであれば、WiMAXの方が月額1,000円近く安くなる上に、利用できるエリアもWiMAXの方が広くなります。