他の通信サービスと比較したWiMAXの6つのメリット・3つのデメリット

インターネットのサービスを選ぶ際に知っておきたいのが、それぞれのサービスのメリットとデメリット。

WiMAX2+は高速なモバイル通信が思う存分利用できる魅力的な通信サービスですが、その他のメリットはもちろんのことデメリットをあらかじめ知っておくことで、納得して契約できるでしょう。

Contents

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WiMAX2+を使う主なメリット

メリット1:月間データ通信量が無制限

WiMAX2+の一番のメリットといえば何といっても月間データ通信量による制限がないことといえるでしょう。

ドコモやソフトバンク・auといった大手キャリアや格安SIMなどが、契約で決められた月間のデータ通信量まで高速なモバイル通信を利用できるのに対して、WiMAX2+を使えばその制限から解放されます。

動画を鑑賞したりネットゲームをプレイしたりしてどんどん消費されるデータ通信量にびくびくすることなく、思う存分高速なモバイル通信が利用できるわけです。

メリット2:通信速度は意外と速い

電波状況にもよりますが、WiMAX2+の通信速度は快適にモバイル通信を楽しめる程に高速です。

電波状況さえよければ固定回線と比較しても、同じような使い勝手でモバイル通信が利用できます。

以下参考までにUQコミュニケーションズが公開している東京都内での実測マップのURLです。

http://www.uqwimax.jp/area/use/speedmap/

場所によっては通信速度100Mbps以上。東京のWiMAX2+ユーザーの自分からみても多少「ちょっと結果良すぎないか…」と思うこともなくはないですが、私が計測した範囲でも高速な通信速度がでていることは事実です。

たとえば私の自宅は山手線駅から数Km以内の場所ですが、以下通信速度が出ています。

WiMAX実測値

WiMAX実測値

それ以外の場所でも電波状況が悪いなどでなければ、23区内なら下り10Mbps~20Mbps超の通信速度、遅くても10Mbpsに近い通信速度が確保できている印象です。

これくらいの通信速度があれば、スマホやタブレットでモバイル通信を楽しむ場合は勿論、ノートPCでがんがんインターネットを利用する場合も十分ではないでしょうか。

メリット3:初期費用が安い!

モバイル通信の契約をする際に一番の障害となるのは高額な初期費用ですね。

特にモバイルWi-Fiルーター本体は数万円程度かかります。

一方のWiMAX2+はプロバイダにもよりますが、たいていの場合でモバイルWi-Fiルーターは無料、かかっても2,000円~3000円未満。結果的にモバイル通信を契約する際に必要となる事務手数料3,000円だけで契約でき、他のモバイル通信と比較するとずっとお安いです。

このくらいなら、ちょっと豪華なランチを食べるくらいの感覚で気軽に契約できてしまいますね。

メリット4:工事不要で申込翌日には使える!

モバイル通信全般に言えることですがWiMAX2+なら、光ファイバーなどの固定回線と違って宅内工事がいりません。

オンラインで申し込めば、あとは自宅に届く機器を使って初心者でも10分で出来る簡単な設定をすればすぐに使えるようになります。

さらにモバイル通信の中でもWiMAX2+の優秀な点は申し込んでから使えるまでが早いことです。

たとえば格安SIMで人気のOCNモバイルONEや楽天モバイルは、オンライン申込から使えるまでに数日程度かかりますが、WiMAX2+はオンライン申込最短即日に機器が配送され、翌日から使えるようになるプロバイダが複数あります。

このサイトでおすすめのプロバイダである、WiMAX2+最大手UQコミュニケーションズ、月額最安級Broad WiMAX、約3万円の高額キャッシュバックが魅力のとくとくBBは全て最短即日発送に対応しています。

通信サービスを申し込んですぐに使えるのはうれしいですし、急に必要な場合はうれしいですね。

メリット5:月額料金が安い

モバイル通信サービスと比較しても、月間データ通信量が無制限なことを考えるとWiMAX2+は低価格です。

たとえばドコモのモバイルWi-Fiルータープランを契約する場合月間データ通信量20GBの場合で月額約8,000円、楽天モバイルのデータ通信プラン(20GB)を使ってもその半額の月額4,000円です。

その一方でWiMAX2+ならプロバイダによって差があるとはいえ月額約3,500円~約4,500円で契約可能。

定額制なので、1,000円/GBなどで追加料金がかかることもありません。

高速なモバイル通信をどんなに使っても、月額約3,500円~約4,500円の定額制で一切追加料金がかからないので安心して使えますね。

メリット6:モバイルWi-Fiルーターが軽量・コンパクト

WiMAX2+のモバイルWi-Fiルーターはスマホのように1年に数回新しい端末でリリースされ新機能が追加されています。

さらにポケットにすっぽり入る程のコンパクトで邪魔になりません。

たとえば人気機種の1つ、WX03ならW99×H62×D13.2mm、約110g。コンパクトなiPhone SEと比較しても、ほぼ同じサイズです。

WiMAX2+で気をつけねばならないデメリット

デメリット1:3日間10GBの速度制限がある

WiMAX2+のギガ放題プランは月間データ通信量無制限とはいえ、なんのルールもなしに高速なモバイル通信が利用できるわけではありません。

他のモバイル通信が3日間3GBや月間データ通信量数GB~30GBで速度制限がかかるように、WiMAX2+にも速度制限のルールがあります。

一部ユーザーのヘヴィユーズで回線が混雑して大多数のユーザーの利用に支障が起きないよう、モバイル通信で速度制限のルールがあるのはある意味仕方ないことです。

そしてWiMAX2+の速度制限の内容は以下の通りです。

3日10GB速度制限

3日10GB速度制限

一応ユーザーの利用に影響することなので”デメリット”として記載しましたが、内容をよく見ると他モバイル通信の速度制限と比較すると非常にゆるやかで、この程度の速度制限しかないというのは”メリット”といえるのではないかと思います。

大手携帯キャリアで月間データ通信量20GB・30GBのデータプランを月額6,000円~で販売していることと比較すると、その半分程度の容量をたった3日で消費しきった場合に、ようやく速度制限がかかるわけです。

しかも、他モバイル通信で速度制限に抵触した際の通信速度が最大128Kbps・最大200Kbpsと非常に低速でYouTube動画の鑑賞はほぼ不可能なのに対し、WiMAX2+のこの速度制限ではYouTube標準画質の動画が観られる概ね1Mbpsの通信速度です。

さらに通信速度がかかる時間帯もポイント。18時~翌2時ならたいていの人は自宅のWi-Fiを利用できる場合が多いのではないでしょうか。

デメリット2:LTEと比較して建物内での電波状況がよくない

あくまで比較論ですが、大手キャリアや格安SIMなどが利用するLTE回線と比べると、WiMAX2+回線の電波は建物内に届きにくい傾向があります。

LTEも建物内では電波が弱くなりますが、残念ながらWiMAX2+はその程度がLTEより大きいです。

ファミレスやコーヒーショップの奥の方の席へ座ると、LTEなら接続できるのにWiMAX2+はつながらないということがあり、その逆のケースは私が確かめた範囲では経験したことがありません。

この辺りの”癖”とうまく付き合う必要があるのがWiMAX2+最大のデメリットです。

また提供エリアでみても、WiMAX2+よりLTEの方が広いです。

とはいえ、WiMAX2+の基地局は以前と比較して劇的に増えていますのでこのデメリットは改善しています。

またコーヒーショップなどでは出来るだけ窓際に近い席に座るようにして対策をとれば、問題になることが少なくなります。

WiMAX2+でもLTEが使える?

WiMAX2+にはLTEオプションがあり、WiMAX2+の圏外ではLTEで通信をすることも可能。

WiMAX2+のデメリットをカバーできます。

その上、申し込み不要で本体設定だけですぐに利用できるので急に必要な時にも便利です。

ただ、以下にあげる3つの注意点があります。

  • 対応する端末はW03・W04など一部端末に限る
  • LTEで接続した月はオプション料金として1,000円追加
  • LTEオプションが利用できる「ハイスピードプラスエリアモード」で月間7GBのデータ通信量を消費すると、LTEだけでなくWiMAX2+の通信まで月末まで最大128Kbpsまで制限される

特に注意が必要なのは3つ目の速度制限。

別途料金もかかりますので、LTEオプションを利用するのはたとえば時々WiMAX2+の電波が届かない郊外に出張や旅行する時などに限るのがよいでしょう。

よほどヘヴィな利用をしない限り、数泊程度であれば7GBのデータ通信量があればたいたい十分です。

デメリット3:契約解除料が存在

WiMAX2+は初期費用が安い代わりに、2年間の長期契約が前提とされているので契約更新月以外に解約すると、下記契約解除料(違約金)が発生します。

WiMAX2+契約解除料(違約金)

WiMAX2+契約解除料(違約金)

格安SIMのデータSIMプランでは、モバイルWi-Fiルーターの提供がない代わりに契約解除料(違約金)もかからないことが多かったり、大手キャリアで2年に1度の更新月以外に解約する際の契約解除料が9,500円だったりするのと比較すると、WiMAX2+の契約解除料が残念ながら高いと言わざるを得ません。

ただし1度モバイル通信を契約した場合は、すぐに解約することはあまりないのではないでしょうか。

WiMAX2+をおすすめするのはこんな場合

建物内での電波状況でLTEと比較して弱かったり契約解除料が存在したりといったデメリットがある一方で、月間データ通信量の縛りがなくWiMAX2+が高速なモバイル通信を思いっきり使えるサービスであることは見逃せません。

データ通信量を気にせず外出先で動画の鑑賞やネットゲームのプレイなどを楽しみたい場合は、WiMAX2+ほどおすすめできるサービスは他になです。

まとめ

WiMAX2+は月間データ通信量が無制限の上、速度制限が非常に緩く思う存分に高速なモバイル通信を利用したい場合は最適なサービス。

大手キャリアの月間データ通信量20GB・30GBのプランがありますが、WiMAX2+その倍の容量を消費したとしても月額3,500円~4,500円で利用できます。

しかも端末代がかからず初期費用は3,000円のみ。プロバイダによっては申込の翌日には使えてしまうのもメリット。
契約解除料やLTEと比較して屋内での電波が弱いデメリットがあるものの、これらの点を考えれば、WiMAX2+はモバイル通信をヘヴィに利用したいユーザーの希望に最も合ったサービスと言えます。