ユーザーによっては、WiMAX2+のWi-Fiルーターを2台以上所有することがあります。ここでは、どういう場合に2台目・3台目を持つとよいか、またどうすれば2台以上のWiMAX2+用Wi-Fiルーターを持てるかを解説しています。
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WiMAX2+の2台目を用意するのにどんな意味がある?
WiMAX2+のWi-Fiルーターを、2台以上持つ意味が分からないという方も多いのではないでしょうか。たとえば一人暮らしや、モバイル通信を使うユーザーが自宅に1人しかいない場合などは、確かに2台目を用意する意味はないかもしれません。
しかし、実際には以下にあげるような理由で、2台目のWiMAX用Wi-Fiルーターを用意する意味があります。
自宅用と持ち出し用で使い分ける
WiMAX2+は月間データ通信量が無制限なので、手軽な固定回線代わりとして利用するユーザーが多くいます。光回線などと比較して工事が不要なこと、多くのプロバイダで初期費用が3,000円しかかからないことなどが理由です。
ただし固定回線の代替として使っている際に、WiMAX用のルーターを外に持ち出すと自宅にいる家族が使えなくなってしまいます。そこでWi-Fiルーターを2台契約して1台は自宅用、2台目は持ち出し用とするわけです。
自宅にヘヴィにモバイル通信を使うユーザーが2人以上いるなら
たとえばお父さんとお子さんが両方ともヘヴィなモバイル通信のユーザーなら、それぞれにWiMAX2+ルーターを持たせることで、通信料金が安上がりになることも。大手携帯キャリアや格安SIMでは、月間のデータ通信量を使い切ると、1,000円/GBなどで追加料金が発生するので、現在のプランを安くした上で月額4,000円程度のWiMAX2+を組み合わせた方が安くなることがあります。
ホームルーターとモバイルルーターで使い分ける
これは1人暮らしのユーザーでも意味があるパターン。WiMAX2+用のWi-Fiルーターには、バッテリーを搭載し外出先でも使えるようにコンパクトに作られたモバイルWi-Fiルーターと、バッテリー非搭載で大型の自宅専用ホームルーターの2種類があります。
使い勝手は、自宅でも外出先でも使えるモバイルWi-Fiルーターの方がよいですが、ホームルーターは本体が大きな分、大型のアンテナを搭載しているのでWiMAX2+の電波をつかみやすくWi-Fiの電波を強く出力できるメリットがあります。結果、モバイルWi-Fiルーターと比較して、同じ場所で使ってもホームルーターの方が数倍高速になることも。
またモバイルWi-Fiルーターでは圏外になってしまう場所でも、ホームルーターなら電波をキャッチできるとか、Wi-Fiの電波がホームルーターなら届くといったこともあります。
そのため1契約目でホームルーターを利用し、2契約目でモバイルWi-Fiルーターを契約するといったパターンも考えられるわけです。WiMAX2+は安価に使えるモバイル通信サービスなので、こういったフットワークの軽い使い方もおすすめできます。
ビジネス利用なら2台目・3台目を契約する価値はいくらでもある
WiMAX2+をビジネス用のモバイル通信サービスとして使うのであれば、2台目・3台目を契約する意味はたくさんあります。外回りをするスタッフが2人以上いれば、それぞれのスタッフに渡してもよいでしょうし、出張用にスタッフに渡してもよいでしょう。
普段は光回線を固定回線として使っている場合でも、仮に障害や混雑で使えなくなったり通信速度が遅くなったりした際に、バックアップ回線としてWiMAX2+を使うのもよいでしょう。また製品の展示会などの場で、大容量の通信用にWiMAX2+は最適です。つまり、2台目・3台目のWiMAX2+用ルーターを持っていれば、いろいろな用途に活用できるわけです。
WiMAX2+の2台目はどうやったら持てる?
WiMAX2+でなく旧WiMAXの新規受付をしている頃は、ファミ得パックや機器追加オプションといった2台目のWiMAX2+用ルーターを安く入手できる専用のサービスがありました。しかし、残念ながら新しいWiMAX2+では同様のサービスはありませんし、旧WiMAXも新規受付は停止しています。
ただし、単純にWiMAX2+の契約を増やすだけで、2台目・3台目のWiMAX2+用ルーターを入手することが可能です。ファミ得パックのような割引はありませんが、2つ以上の契約をすることについて特別な制約はありません。
2台目の契約をするのにおすすめのプロバイダは?
基本的には、1台目を契約するときのようにお好きなプロバイダをえらべば結構です。繰り返すように、2台目の契約をすることについて、特にしばりはありません。