大人気のスマートフォンゲーム「ポケモンGO」をプレイするにあたって、どの程度の通信速度や通信量が必要かを紹介。
それを基に、WiMAX2+でポケモンGOをプレイするメリット・デメリットを考察します。
ポケモンGOをプレイするモバイル通信の環境に困っているユーザーはこの記事を参考にしてください。
Contents
ポケモンGOとは?
スマートフォンのGPS機能を使って、実際の世界のあちこちにいる、かわいいポケットモンスター達を集めるゲーム。
集めたポケモン達を強くしたり戦わせたりすることもできます。
2016年7月に登場してから、子どもから大人までたくさんのユーザーによってプレイされています。
公式の調査では、リリースから約9ヵ月経過した2017年4月の時点でも、全世界で約6,500万人という膨大なアクティブユーザー数を誇るとのこと。(※)
※https://forbesjapan.com/articles/detail/15807
スマートフォンの画面を見ながらこのゲームをプレイしている人を、今でもよく見かけるのではないでしょうか。
ポケモンGOが必要な通信速度は?
さすが多くのユーザーがプレイするだけのゲームだけあって、高速な通信速度を必要とはしません。
わたし自身200Kbps未満の通信速度でポケモンGOを遊んでみたことがあります。
ポケストップと呼ばれるスポットの写真が表示されるのにちょっとだけ時間がかかるなど全く影響がないわけではありませんが、基本的には問題なく遊べました。
またネットでも以下のような口コミも多いです。
そういやスマホがとうとう128kbps制限され、普通のwebサイトを見るのも困難になったけど、ポケモンGOは歩きだと少しポケストップやジムを開くのに時間が掛かる程度でプレイは可能。電車だと少しカク付くかな #ポケモンGO
— 猫うどん (@akiba_nekoudon) September 26, 2016
そういや何気にポケモンGO、128k制限かかってる僕の回線でも割とストレス無くプレイできるの何気にすごいと思う。イングレスは通信制限中だと結構ポータルリンクとかのロード長かったし
— シンダ (@deadfactory) July 25, 2016
速度制限を受けても遊べる、モバイル通信ユーザーにとってはありがたいゲームですね。
ポケモンGOではどのくらいのデータ通信量を消費する?
通信速度と同様、データ通信量に関してもモバイル通信のユーザーに優しいです。
わたしが計測した限りでは1時間たっぷり遊んでも、消費するデータ通信量は10MB程度。
「巣」と呼ばれる欲しいポケモンをたくさん捕まえるスポットへ行って、1日5時間ぐらいがっつり遊んだとしても約50MBしか消費しません。
インターネットの評判でも、以下のように同様の声が多いです。
ポケモンGOの通信量、自分でも1時間で10MBぐらいと確認できた。
— メロウ*ライク (@mellowlike) July 28, 2016
とはいえ、大手携帯キャリアや格安SIMで提供している月間1~3GB程度の低価格プランを契約しているユーザーだと、影響が大きいかもしれませんね。
仮にポケモンGOにはまって1日3時間遊ぶとすると、約10MB(1時間あたり)×3時間×30日で約900MBもデータ通信量を消費することになります。
小容量のプランを毎月制限ぎりぎりまで使っているユーザーは気を付けましょう。
WiMAX2+とは?
高速なモバイル通信を、月間データ通信量無制限で利用できるサービス。
月額料金はプロバイダ毎に異なりますが、約3,500円~約4,500円程度です。
大手携帯キャリアのデータプランが月間20GBで月額6,000円なのと比較するとコストパフォーマンスの高いサービスと言えるのではないでしょうか。
ポケモンGOをWiMAX2+でプレイするメリットは?
プレイだけでなくプレイ動画の視聴もし放題
通信速度にしろデータ通信量にしろ、WiMAX2+なら十分すぎるほどです。
仮にポケモンGOをプレイするためだけにWiMAX2+を契約するなら、正直にいって「宝の持ち腐れ」と言ってよいでしょう。
ただ上述のように、今まで月間1~3GB程度の小容量プランを契約しているユーザーが、「これからはデータ通信量に縛られず思いっきりモバイル通信を楽しみたいな」と思ったなら、WiMAX2+はおすすめできます。
ポケモンGOに限らず、画質のよい動画も見放題の素敵なモバイル環境が手に入ります。
また、ポケモンGOをプレイしていると、ユーザーがYouTubeにアップしているプレイ動画などを鑑賞したくなるもの。
YouTube標準画質の動画を鑑賞すると、目安として5分でデータ通信量を約17.5MB消費するので、1時間視聴すると合計約200MBのデータ通信量が必要になります。
そんな際にも、WiMAX2+ならデータ通信量を気にせずたっぷり鑑賞できるわけです。
回線が混雑するスポットではWiMAX2+が活躍することも
人気の高いポケモンの巣のように、ユーザーがたくさん集まるエリアでは、LTE回線が混雑して動作が重くなるなど快適に遊べなくなることがあるようです。その点、LTEよりもユーザー数が少ないWiMAX2+を利用することで、回線の混雑を避けさくさくプレイできる可能性はあります。
実際、ユーザーの中には以下のような報告もあります。
↓ 前ツイート補足。
会場全体で回線が混み合っているのか、くるくるが多かった。持って行ってたWimaxと会場の一部で使える無料WIFIを使ってなんとかしのげた感じ(自分は)。スマホのスペックや契約回線によっても違いあるだろうけどー。
ポケモンGOパーク— ごんもけぽ (@Tendon_in) August 9, 2017
通常はWiMAX2+なしでもポケモンGOは十分遊べてしまいますが、混雑が予想されるスポットでは、念のためにWiMAX2+用のルーターを携帯していくと役に立つ可能性があります。
3日間10GBの速度制限はあるがポケモンGOには関係ない
WiMAX2+は月間データ通信量無制限で利用できる一方で、回線の混雑を防止するために3日間のデータ通信量による以下速度制限のルールがあります。
ただ月間20GBで速度制限にかかる大手携帯キャリアの大容量プランと比較すると、3日間で10GBものデータ容量を使えるということなので、どれだけゆるいルールかはわかるでしょう。
ポケモンGOなら約1,000時間プレイしないと10GB使い切れないので、事実上この速度制限に抵触することはありません。
またYouTube標準画質動画でも、10GB消費するためには約50時間も視聴する必要があるため、実質的に3日間では使い切れないです。
ポケモンGOをWiMAX2+でプレイするデメリットは?
繰り返すようにWiMAX2+は、高速なモバイル通信を月間データ通信量無制限でたっぷり利用できるサービス。
ポケモンGOだけでなくプレイ動画の視聴もし放題が可能なサービスで、大きなデメリットはありません。
しかしあえて言うなら、大手携帯キャリアや格安SIMのLTE回線と比較すると、高い周波数帯の電波を使うWiMAX2+は、直進性が強く障害物をすり抜けにくい特性があるのが弱点です。
LTE回線でも大きな建物の奥まった場所や地下街、東京ドーム○個分で表現されるような広大な公園の中央付近などで、電波が届きにくくなることがありますよね。
WiMAX2+を使うと、その傾向が強くなるのはデメリットといえます。
そういったときだけ、スマートフォンのLTE回線を使うとよいでしょう。
こんなポケモンGOユーザーにWiMAX2+がおすすめ
たとえば大手携帯キャリアや格安SIMの小容量プランを使っていて、データ通信量の節約のためにポケモンGOのプレイさえ我慢していたユーザーであれば、WiMAX2+を契約することでモバイル環境を一変できるでしょう。
ポケモンGOのプレイはもちろん、プレイ動画の鑑賞もし放題です。
モバイル通信環境下でのビデオ通話やより高画質な動画視聴など、今まで控えていた通信がいろいろ使えるようになります。
また、ポケモンGOをヘヴィにプレイするユーザーは、LTEの代替え用の回線として持ち歩くのもよいでしょう。
まとめ
ポケモンGOは数百Kbpsという低速な通信でプレイでき、データ通信量も10MB/時間程しか消費しません。
そのため高速なモバイル通信を月間データ通信量無制限で利用できるWiMAX2+をあえて持ち出す必要もありません。
しかしYouTubeでプレイ動画をデータ通信量を気にせず鑑賞できるようになるといったメリットは考えられます。
この機会に「データ通信量を気にせず使える快適なモバイル通信の環境が欲しい」と考えるユーザーにはおすすめです。