WiMAXの端末が故障したらすべきこと

WiMAX端末がほんとうに故障しているのか確認する方法から、故障した際の対応方法まで解説しています。あわせて修理期間はどのくらい?代替機はある? – など修理を依頼する際に知りたいことも網羅してまとめています。

いっそのこと契約し直すのであれば、違約金(解約金)を負担してくれるWiMAXプロバイダもあり、結果的に安上がりになる上に最新機種が使える可能性もあります。

Contents

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ほんとうに故障?疑う前に確認すべきこと

WiMAX2+が使えなくなったからといって、必ずしもWiMAX用のWi-Fiルーターの故障とは限りません。その前に以下3つの点を確認してみましょう。仮にこれらの点を確認していなかった場合、修理を依頼する際に、あらかじめ確認するよう指示されることになります。

WiMAXルーターを再起動してみる

Wi-Fiルーターは、PCやスマートフォンなどと同様にOSが搭載されています。そのため、PC・スマートフォンのように、OSがフリーズして一時的に動作しなくなることもあるわけです。そこでPCの再起動と同様に、Wi-Fiルーターの電源を一旦切って入れ直すことで案外簡単に回復してしまうことも。もしWi-Fiルーターの再起動をしていないなら、まず試してみましょう。

なおこのまましばらく正常に使えれば問題ないですが、頻繁に再起動が必要で利用に支障をきたす程度なら、やはり故障が疑われます。その場合は、サポートセンターへ問い合わせるのがおすすめです。

初期化で回復しないか

繰り返すように、WiMAX用のWi-FiルーターはOSを搭載しており、このOSが不具合を起こすことで正常に動作しなくなることがあります。PCならOSの再インストールを行いますが、Wi-Fiルーターでは端末の側面にある小さなボタンを長押しすることで、OSの再インストールと近い動作が可能。これも試していないのであれば、故障を疑う前に試してみてください。

その場所が圏外ではないか

仮に今まで電波がキャッチできていた場合でも、周囲に新しい建物がたったりすることで、電波状況が悪くなり圏外になってしまう可能性があります。その場合、仮にWi-Fiルーターを修理しても改善しない可能性もあります。

そのため見晴らしのよい場所、今まで使えていた他の場所に移動してみて使えないか確認してみましょう。仮に他の場所で電波がキャッチできた場合は、端末の故障より電波状況が原因である可能性が高いです。

WiMAX2+が圏外になりやすい場所と対処法
WiMAX2+が圏外になりやすい場所の例と、できるだけ圏外で困らないための対処法を紹介。LTEと比較してWiMAX2+の電波が届きにくいのは否めませんが、どういったところで圏外になりやすいか知っておくことで、対策もとれますし、余計なストレスを貯めることもありません。

WiMAX機器の故障の可能性が高い場合

上にあげた3つを確認した上で、WiMAX機器の故障が高いと疑われる場合の対応は、プロバイダ毎に異なります。以下、主要な4サービスについて、故障時にどのような対応をとるよう指示しているか、参考までにまとめて記載します。

UQ WiMAX novas Home+CA・URoad-Home 2+・URoad-Stickを利用の場合、もしくは利用開始から14日以内の場合は、UQ WiMAXサポートセンターへ問い合わせ。それ以外は、お近くのauショップへ問い合わせ。

※参考URL:http://www.uqwimax.jp/support/wimax/guide/repair/

とくとくBB 一旦、とくとくBBサポートセンターへ問い合わせして状況確認。そこでとくとくBBの修理センターでの端末預かりもしくはお近くのauショップへ問い合わせを依頼するか切り分け。

※参考URL:https://help.gmobb.jp/app/answers/detail/a_id/015518

Broad WiMAX 端末の再起動や初期化などで回復しない場合は、一旦サポートセンターへ問い合わせ
@nifty WiMAX お近くのauショップへ問い合わせ。

※参考URL:http://qa.nifty.com/cs/catalog/faq_nqa/qid_15068/1.htm

端末補償のオプションに加入している場合は、サポートセンターでその使い方などを案内されることもありますが、どのプロバイダでも、基本的にはauショップへ持ち込み修理を依頼することになる可能性が高いです。

WiMAXはそもそもKDDIグループのサービスであり、それが理由で端末の修理はauショップが集約して受け付けていると考えられます。auショップへ修理を依頼する場合は、契約者本人が対象の端末と端末の保証書、本人確認書類を持参して相談しにいく必要があります。

代替え機はあるの?修理期間はどのくらい?

店舗に在庫があれば、修理期間中に代替機を貸してくれますが、スマートフォンのように「ほぼ必ず」在庫があるわけではないので注意しましょう。場合によりますが、修理には2週間程度かかることがあり、その期間はWiMAX2+が全く使えないことも。以下のようなユーザーの口コミがあります。

なお仮に代替機がなかったとしても、月額費用はそのまま発生するので注意しましょう。その期間だけ料金が免除されるといったことはありません。このあたりの対応は、安価なモバイル通信サービスだけあって、残念ながらユーザーに優しいとは言えないですね。近隣のauショップにいくつか問い合わせてみて、在庫にあるところを探すのもよいかもしれません。

例外として、後述するUQ WiMAXのオプションを契約していれば、使えない期間を短く抑えることも可能です。故障の不安なく安心して使いたいのであればUQ WiMAXはおすすめです。

修理費用はどのくらい?

わたしがサポートセンターに確認したところでは、安くて5,000円前後、場合によっては端末代と同額の20,000円かかることもあるとのこと。決して安価ではありません。くわしくは後述しますが、あらかじめ端末補償のオプションに加入しておいたり、新しいWi-Fiルーターを取得することを検討したりしてもよいでしょう。

新しくWi-Fiルーターを入手した方が、お得な可能性もあり!

修理期間が待てない、修理費用が高い、古い機種だからこの機会に買い替えたいといったことであれば、新しいWi-Fiルーターを入手してしまうのも1つの手です。方法としては以下の2つがあげられます。

  • 現在の契約を解約して新しく契約し直す
  • ネットショップなどで白ロムのWi-Fiルーターを購入する

以下、1つずつ説明します。

現在の契約を解約して新しく契約し直す方法

新しくWiMAX2+を契約することで、新しいWi-Fiルーターを手に入れる方法です。WiMAX用のWi-Fiルーターはほとんどのプロバイダで無料ですから、安価で最新機種を入手できるメリットがありますが、その一方で解約時の以下契約解除料(違約金)が発生する可能性があるので注意しましょう。(契約更新月以外に解約すると、以下契約解除料が発生します。)

WiMAX契約解除料(違約金)

WiMAX契約解除料(違約金)

これに加えて、契約時に適用したキャンペーンによっては、別途違約金が追加される可能性もあります。この方法で新しい機種を手に入れる場合は、違約金と修理費用を比較してどちらが安いかを確認することが必要です。

Broad WiMAXへの移行なら違約金を負担してもらえる?

当サイトでおすすめする月額最安級のBroad WiMAXでは、他社WiMAXプロバイダからの移行時に発生する違約金を最大19,000円までキャッシュバックしてくれるキャンペーンを展開中です!

Broad WiMAXでキャッシュバックをもらう方法は簡単。以下のリンクからオンライン申込後に、電話で振込先の口座番号を伝えた上で、メールで違約金(解約金)の詳細がわかる書類のコピーを送ります。それだけで、その翌月末にキャッシュバックが行なわれます。

Broad WiMAXならギガ放題プランの月額料金が3,411円と他社と比較して安価ですし、最短で申込即日でのルーター発送が可能。月額料金が安くなる上、最新機種がすぐに届くのです。こういったプロバイダをえらんで、WiMAX2+を使えない期間を短くするのもよいですね。



ネットショップで白ロムのWi-Fiルーターを購入する

プロバイダから提供されるWi-Fiルーターには「SIMロック」がかかっており、そのプロバイダの契約でしか使えなくなっています。一方、Amazonなどのネットショップで販売されているWiMAX2+用の「白ロム」Wi-Fiルーターなら、SIMロックがかかっていないため、どのプロバイダでも利用可能です。

白ロムのWi-Fiルーターは、プロバイダのサポート外となるデメリットはありますが、安価にすませたいならこの方法をとるのもよいでしょう。Amazonなどでは、「白ロム」Wi-Fiルーターが10,000円未満で売っていることもあります。

故障時の修理費用を補償するオプションもあり

WiMAX2+プロバイダの中には、故障時の修理費用を補償してくれるオプションがあります。たとえば上でも紹介したとくとくBBでは、故障修理が無料となる「安心サポート」を月額300円で、さらに水漏れも対象とした「安心サポートプラス」を月額500円で提供しています。修理費用の支払いが高額になるのが不安であれば、こういったオプションを活用するのもよいですね。なおいずれも故意の故障や改造、紛失・盗難は補償の対象にはならないので注意して下さい。

またWiMAX2+プロバイダの元祖「UQ WiMAX」では、端末が故障した際に電話一本ですぐに交換品を送ってもらえる「端末補償サービス」(月額380円)というオプションを提供中。端末補償サービスでは、2年目以降の自然故障や部分破損などでは交換に3,300円(2回目は5,300円)の費用が発生しますが、代替機がなくて使えなくなったりすることを考えると、こちらのオプションの方が使えない期間を短くできて助かりますね。

ちなみに端末補償サービスは、水漏はもちろんのこと、紛失・盗難も補償の対象に含んでいます。当サイトで確認する限りこのようにユーザーに優しい補償を提供しているのはUQ WiMAXのみなので、安心してWiMAX2+を使い方はUQ WiMAXがおすすめです。UQ WiMAXは年中無休で9~21時の電話サポートを提供するなど、サポートの手厚いプロバイダです。

まとめ

WiMAX端末が故障した場合、基本的にはauショップに修理を依頼することになりますが、修理に2週間程度かかることがある上に、ショップの在庫次第で代替機を貸してもらえないこともありえます。さらに最大で2万円程度の交換費用がかかる可能性も。

そのため契約のし直しで新機種を入手したり、あらかじめUQ WiMAXの「端末補償サービス」のような交換機をすぐに届けてくれるオプションに加入したりしておくのもおすすめです。