WiMAXギガ放題の速度制限が解除されない!考えられる3つの原因

WiMAX2+ギガ放題プランの3日間10GBの速度制限は、大手携帯キャリアや格安SIMの月間データ通信量による速度制限とは性質が異なります。そのためこのルールに慣れず誤解するケースも多いようです。

ここでは速度制限が解除されるためのルールを満たしているように見えるにも関わらず、速度制限が継続されたままになっている場合に、確認すべき3つの原因を解説。3日間10GBの速度制限に困っている場合は、この3つの原因を見直してみてくださいね。

なおWiMAX通常プラン(月間データ通信量7GBのプラン)の速度制限が解除されない理由については、以下コンテンツが参考になります。

WiMAX通常プランの速度制限が解除されない理由
WiMAXの通常プランの速度制限の概要から、月初になってもそれがすぐに解除されない理由について解説。速度制限の詳細は、知らないと実際に抵触した際に、必要以上にあたふたしてしまうので、あらかじめ確認しておくようにしましょう。

Contents

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WiMAX2+ギガ放題プラン3日間10GBの速度制限おさらい

WiMAX2+ギガ放題プランは、月間データ通信量無制限のモバイル通信サービスですが、回線の混雑を回避するため、以下の速度制限がもうけられています。

WiMAX3日間10GB速度制限

WiMAX3日間10GB速度制限

WiMAXでは3日間で10GBのデータ通信量を消費すると、翌日の18時頃~翌々日の2時頃まで速度制限が実施されます。

3日間で10GBというのはかなり余裕を持った設定ですし、仮に通信速度に抵触しても、制限時でも概ね1Mbpsとの比較的高速な通信速度で利用できます。

この通信速度なら、大抵のホームページを読んだりYouTube標準画質をみたりするのにも影響ありません。

データ通信量の確認方法は?

通信速度に抵触したか否かは、データ通信量の消費状況をチェックすることで判別可能です。データ通信量はモバイルWi-Fiルーターの電源を入れるとすぐに画面に表示されます。

WiMAXの通信量の確認方法【速度制限に抵触しないために】
WiMAXでのデータ通信量の確認方法や確認すべきタイミングを解説。あわせて3日間10GBの速度制限に抵触した旨の通知を行う、データ量通知サービスを紹介しています。WiMAXの速度制限とうまく付き合うためにはこれらの方法を知っておくことが必須です。

WiMAXギガ放題の速度制限が解除されない際に確認すべき3つの項目

その1:3日間10GBのカウント方法について

WiMAX2+の3日間10GBの速度制限は、大手携帯キャリアなどの月間データ通信量による速度制限とは大きく性格が異なります。そのためWiMAX2+の速度制限のルールについて誤解し戸惑うユーザーも。

月間データ通信量による制限では1ヵ月間のデータ通信量をカウントし、契約のデータ通信量を超えた時点で速度制限に抵触。そして翌月には速度制限が解除。

データ通信量の集計はリセットされて、0からカウントされます。またデータ通信量を追加購入することにより速度制限を解除することができますが、制限時に消費されたデータ通信量はカウントされません。

たいしてWiMAX2+は、リセットやカウント対象外といったルールは全くなく、あくまで3日間のデータ通信量の総計が判断基準。3日間のデータ通信量の総計が10GBを超えると翌日の18時から翌々日の2時まで速度制限に抵触します。以下イメージ図を参照ください。

WiMAX3日間10GB期間

WiMAX3日間10GB期間

上記のように単純に3日間のデータ通信量の合計が速度制限の基準になります。上記図では4日目のデータ通信量の消費が大きいですが、それがリセットされたり制限時の通信速度がカウントされなかったりすることはありません。

そのため1日でも大量のデータ通信量を消費すると、表のようにその前後に消費するデータ通信量が少なくても速度制限が解除されないこともあるわけです。

このルールを理解したところで、モバイルWi-Fiルーターなどでもう1度データ通信量の消費状況を確認してみてください。3日間で10GBのデータ通信量が消費されていれば、もちろん制限は解除されません。この基準に抵触しなくなるまで待ちましょう。

その2:ハイスピートプラスエリアモードの利用

WiMAX2+には標準のハイスピードモード以外に、電波状況によってWiMAX2+・LTEの通信を自動切替する、ハイスピートプラスエリアモードが使えるWi-Fiルーターがあります。

そしてハイスピードプラスエリアモードで月間7GBのデータ通信量を消費すると、月末まで最大128Kbpsという低速な通信速度に制限されます。

ハイスピードモード・ハイスピートプラスエリアモードの切替自体は、モバイルWi-Fiルーターの設定画面からすぐに実行可能。他の設定を行っているときに、間違ってこの設定もかえてしまっていることも考えられます。

「概ね1Mbpsにしてはやけに遅いな」と思ったときは、まずハイスピートプラスエリアモードを疑ってみてください。モバイルWi-Fiルーターの設定画面を見直してみましょう。

その3:午前2時以降にセッションを切っていない

WiMAX2+ギガ放題プランの速度制限では、仮に速度制限が解除される午前2時をまたいで通信を継続していた場合、一旦セッションを切らないと最長で午前6時頃まで速度制限が解除されない仕様になっています。

言い換えれば、3日間10GBの速度制限に抵触した状態で午前2時を過ぎて通信を継続していると、午前6時頃までは速度制限が行なわれたまま、ということがありえるというわけです。わたし自身もこのルールに気づかず、慌てて公式サイトを見直した経験があります。

速度制限を解除したい場合は一旦セッションを切る必要があります。そのために一番簡単な方法は、Wi-Fiルーターの電源を一度切って入れ直す方法。これによって通信速度が解除されます。午前2時前後にWiMAX2+を使った通信を行っている場合は、この点に注意して下さい。

まとめ

WiMAX2+3日間10GBの速度制限はシステムとしては簡単なようで、意外とルールを誤解してしまうことも多いものです。

速度制限に困っている場合は、3日間10GBのカウント方法、ハイスピードプラスエリアモードの利用有無、午前2時以降にセッションが切られているかの3つを見直してみてください。速度制限の原因が、これで確認できることがあります。