WiMAXの3日間10GBの速度制限に抵触しないようにするために、また速度制限に抵触しているか否かの確認をするためには、データ通信量の消費状況を確認することが必要です。
ここでは、Wi-Fiルーターなどでデータ通信量の消費状況を参照する方法を紹介。
あわせてデータ通信量の確認をおすすめするタイミングも解説しています。
Contents
WiMAX2+の速度制限とは【簡単なおさらい】
WiMAX2+ギガ放題プランは、月間データ通信量による縛りがない代わりに、以下3日間10GBの速度制限のルールがあります。
10GBといえばハイビジョン画質のYouTube動画(720P)を、約13時間も視聴できる程の容量なので、ほとんどのユーザーは抵触しなくてすむと想定されますが、自分がどのくらいデータ通信量を消費したか確認しておきたいですね。
消費したデータ通信量を把握できれば、突然速度制限が行なわれて驚くことはないですし対策もとれます。
3日間10GBの速度制限が行なわれるタイミング
3日間10GBの速度制限については、データ集計のタイミングや実際に制限が行なわれるタイミングについて迷うユーザーも多いようです。
以下、集計と制限のタイミングを視覚化したイメージです。
0時~23時59分までに消費したデータ通信量を1日分とし、その3日分の合計値が3日間10GBの速度制限の判定基準。
そして上記イメージ通り、3日間のデータ通信量の合計が10GBを超えた翌日の18時~翌々日の2時まで、速度制限が行なわれることになります。
このとき注意しなければならないのは、あくまで3日間のデータ通信量の合計によって速度制限が行なわれるため、仮に速度制限が行なわれたとしても集計がリセットされないことです。
ソフトバンクやドコモ、auのような月間データ通信量による速度制限に悩まされているユーザーは、翌月初に集計がリセットされるのでそのイメージがあるようですが、WiMAX 3日間10GBの速度制限ではそれがあてはまりません。
そのためイメージ図のように1日でもとびぬけて膨大なデータ通信量を消費すると、その前後にあまり使っていなくても、速度制限にかかりやすくなるので注意が必要です。
WiMAX2+を使う場合は、このイメージを覚えておきましょう。
WiMAX2+で消費したデータ通信量の確認方法
WiMAX2+の3日間10GBの速度制限に抵触しないようにするためにも、消費したデータ通信量をこまめにチェックするのが有効。
どのくらいデータ通信量を消費したのかわかれば、節約もしやすくなります。
もしくは速度低下の原因が速度制限か否か判断するため、データ通信量の消費状況を確認したくなることもあるでしょう。
WiMAX2+でどのくらいデータ通信量を消費したかは、Wi-Fiルーターの本体、もしくはWi-Fiルーターの管理画面から確認することが可能です。以下、それぞれの方法を説明します。
Wi-Fiルーター本体から確認する方法
モバイルWi-Fiルーターであれば、ほとんどの機種で電源を入れロックを解除した最初の画面で、すぐにデータ通信量の確認が可能。以下のようにデータ通信量の消費状況が分かりやすく表示されています。
なお、通信量の集計表示は3日間分の合計、1ヵ月分の合計のいずれかからえらべるのが一般的。
たとえばWiMAX用モバイルWi-Fiルーター「W04」では、Wi-Fiルーター本体の液晶画面から「通信量カウンター」をタップすると、次の画面で簡単に選択できます。ここでは、ハイスピードモード・ハイスピートプラスエリアモードどちらの通信を集計するかも選択可能です。
Wi-Fiルーターの管理画面から確認する方法
WiMAXでインターネットに接続した状態で、パソコンのブラウザからWi-Fiルーターの管理画面へアクセスすることによりデータ通信量を確認することも可能。
前述のW04やホームルータータイプの「L01」では、管理画面にログインした上で「設定」→「通信量カウンター」とすすむことで、データ通信量を参照できます。
ホームルータータイプであれば、この方法でデータ通信量を確認することになります。
どんなタイミングでデータ通信量を確認すべき?
WiMAXを使い始めのうちは、こまめにモバイルWi-Fiルーターの本体などでデータ通信量の消費状況を確認することをおすすめします。
データ通信量の消費状況をチェックすることにより、どんな通信を行えばどの程度データ通信量消費するかイメージできるようになります。
また動画を長時間鑑賞した際は、まず1度どれだけ膨大なデータ通信量が発生したのか確認するのがおすすめです。
あとは、「今日はいっぱいデータ通信量を消費したよな」と感じたときにも、データ通信量をチェックしましょう。
翌日からどれだけ節約しなければならないかイメージできます。
最後は、「急に通信速度が遅くなったな」と思ったときには確認するとようにしましょう。
速度制限が原因で通信速度が遅くなっている可能性が高いです。
3日間10GBの速度制限の通知「データ量通知サービス」とは?
WiMAXでは、3日間10GBの速度制限に抵触した旨をメールで通知してもらうことが可能(データ量通知サービス)。
この通知は、どのプロバイダをえらんでも利用できます。
通知されるのは、3日間10GBの速度制限が実際に行われる日の13時以降。言い換えると3日間で10GBのデータ通信量の消費した翌日の13時以降となります。
通知される内容のサンプルが以下です。
データ量通知サービスを利用するのに追加料金は一切発生しないので、興味があれば申し込むとよいでしょう。
速度制限が実施されることを事前に把握することができます。
通知の申込方法
データ量通知サービスは、WiMAX回線の提供元であるUQコミュニケーションズの以下公式サイトURLから申し込むことができます。
https://mail.uqwimax.jp/notificationMail/
UQコミュニケーションズのWiMAXサービス「UQ WiMAX」だけでなく、全てのWiMAXユーザーがこのURLを使います。
なお申込時に「識別用番号(電話番号)」と「ICCID」の入力が必要になるので事前に確認しておきましょう。
「識別用番号(電話番号)」と「ICCID」は契約時に送られた書面やWi-Fiルーターの画面などから確認できます。
※W04であれば、情報→端末情報で確認可能
まとめ
WiMAXのデータ通信量の消費状況はWi-Fiルーター本体もしくは専用の管理画面から確認できます。
操作は簡単なので、3日間10GBの速度制限に抵触してしまわないように、適宜チェックするようにしましょう。
また3日間10GBの速度制限に抵触したことを通知する無料のメールサービスもあります。速度制限と上手く付き合ってためにこちらも登録しておくことをおすすめします。
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