WiMAX2+の料金プランには「ギガ放題プラン」「通常プラン」の2種類があります。
両者の違いは月額料金と月間データ通信量の2つです。
WiMAX2+のメリットを活かすなら、通常プランより若干料金が高くなるものの、月間データ通信量の上限を気にする必要がないギガ放題プランがおすすめです。
Contents
ギガ放題プラン・通常プランを比較 何が違う?
・ギガ放題プラン・通常プランの違いは月額料金と月間データ通信量だけ
ギガ放題プラン・通常プランの違いは簡単。以下にあげるように料金と月間データ通信量の2つだけです。
月間データ通信量に制限がなく月額料金が700円程度高いのがギガ放題プラン、料金がギガ放題プランより安く7GBの月間データ通信量の制限があるのが通常プランです。
回線の品質や通信速度などその他の点には違いはありません。
ただ選択するプロバイダによってはギガ放題限定のキャンペーンなどがある可能性もあるので注意してください。
通常プランで月に7GB以上のデータ通信量を消費すると?
表で記載したように通常プランは月間データ通信量の上限が7GBまでです。
仮にこの制限を超えた場合、インターネット接続ができなくなるわけではありませんが、通信速度が月末まで最大128Kbpsに制限されます。(翌月初に速度制限が解除)
WiMAX2+の最大通信速度は440Mbps。128Kbpsというのは440Mbpsの実に約1,800分の1の通信速度で、ずっと昔に使われていたナローバンドの1つ「ISDN」と同じくらいの速度です。
ブロードバンドのインターネット利用が当たり前の現代では、ホームページの容量も飛躍的に重くなっているので、最大128Kbpsではホームページを見るのにも時間がかかり過ぎてしまいストレスになるでしょう。
文字だけのメールの送受信や、LINEでメッセージをやり取りしたり音声通話(切れる可能性もある)したりする程度が関の山です。
なおドコモやソフトバンク、auも契約で決まった通信量を消費すると、最大128Kbpsに制限されますが、1GB1,000円で後からデータ通信量を追加購入できます。
一方のWiMAX2+通常プランでは追加購入の方法もありません。その点でもWiMAX通常プランは不利です。
ギガ放題プランも速度制限がないわけではない
とはいえ、ギガ放題プランにも速度制限がないわけではありません。
一部ユーザーのヘヴィユーズで回線が混雑してしまうのを防ぐために、過去3日間で消費したデータ通信量が10GBを超えるとその翌日の18時頃から翌々日の2時頃まで通信速度が制限されます。
しかし、その際の通信速度は概ね1Mbps程度とYouTubeの標準画質動画が観られる程度まで確保されるので、スマホでインターネットを使うくらいなら気づかないユーザーも多いくらいでしょう。
それに、10GBのデータ通信量とは、仮に3MBという非常に画質のよいホームページでも約3,500ページ(1日辺り1,000ページ以上)、通信量消費が非常に激しいHD画質のYouTube動画を約13時間(1日あたり4時間超)もみることができる程度です。
余程のヘヴィユーズでなければ、そもそも消費しきれないと考えられます。
WiMAX2+を契約するなら断然ギガ放題プランがおすすめ
さて、それではWiMAX2+を利用するにあたってギガ放題プランと通常プランのどちらをえらぶべきでしょうか?
当サイトでは断然ギガ放題プランをおすすめします。
WiMAX2+の最大のメリットは、3日間10GBの速度制限があるものの、最大440Mbpsのモバイル通信が実質無制限に近い状態で利用できることです。
通信料金を節約したいのが目的なら、格安SIMなら同じデータ通信量だと半額程度で利用できてしまいます。
しかもWiMAX2+と違い、あとからデータ通信量を追加購入することも可能です。
通常プランをおすすめするケースとは?
当サイトで通常プランをおすすめするのは、WiMAX2+を契約しているもののしばらくは使わないといったケースです。
WiMAX2+は休止手続きができません。
その一方でギガ放題プランと通常プランのコース変更は簡単で料金もかからないので、しばらくモバイル通信を使う必要がないなら、通常プランにコース変更しておいて月額700円程度の節約をするという方法はあります。
逆にそれ以外では、せっかくWiMAX2+を契約するのであれば、多少料金が高くなるとは言え、ギガ放題プランの利用がおすすめです。
まとめ
通常プランとギガ放題プランの違いは、月額料金と月間データ通信量の制限の有無です。
通常プランを契約することで月額料金を節約することができますが、同じデータ通信量なら格安SIMなどを契約した方が低価格です。
せっかくWiMAX2+を契約するならギガ放題プランの利用がおすすめです。