WiMAXでFXや株の取引は可能!だが注意点も…

WiMAXの回線を利用してFXや株取引を行おうとするユーザーが多いようです。ここでは、WiMAXでFXや株取引を行うことができるかや、利用する際の注意点についてまとめています。FXなどでは、ちょっとした通信の問題が大きな損失につながることもありますから、通信回線の選択は慎重に行いたいものです。

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WiMAXは通信速度も安定性も十分でFX・株取引共に可能!

WiMAXは電波状況さえ悪くなければ数十Mbps~100Mbps超の通信速度も期待できる回線。また安定性も悪くないので、FXや株取引、デイトレなどにWiMAXを利用されている方も多くいます。外出先でも専用のスマホアプリを使って、こまめに値動きなどをチェックする関係からWiMAXのようなモバイル通信に需要があるのでしょう。

FXや株取引をスマホで行う場合のデータ通信量は?WiMAXは問題ない?

実際にFXや株取引をスマホで行っているユーザーの口コミやレビューを丁寧に拾ってみました。その結果、どんなに頻繁にアプリをチェックされている方でも、データ通信量の消費は月間数GB程度、特に多い方でも10~20GB程度に収まっているようです。

WiMAXは月間データ通信量無制限。3日間で10GBという膨大なデータ通信量を消費した場合に限り、翌日の18時頃から翌々日の2時頃まで速度制限が行なわれ、通信速度が概ね1Mbpsに落ちる、というルールはありますが、少なくともFXや株取引をスマホで行っている限り特に問題はないでしょう。

ちなみにパソコンでヘヴィにデイトレをされている方のレビューをみても、このデータ通信量を消費した、という方の声はほとんどききません。パソコンのモニタをいくつも使って、いつも値動きなどと睨めっこしているようなよほどヘヴィなトレーダーでない限り気にすることはないでしよう。

FX・株取引の際に注意すべき点は?

とはいえFXや株取引のように、ちょっとした通信の切断や速度の減退が場合によっては大きな損失につながってしまうような利用にあたっては、WiMAXもいくつか気をつけねばならないことがあります。ここでは、WiMAXでFX・株取引をはじめるにあたって注意すべき点をまとめて紹介します。

建物の奥まった場所などで電波が届くか

高い周波数の電波を利用するWiMAXは、スマホのLTE回線と比較すると障害物に弱い傾向があります。窓のない喫茶店のような建物の奥まった場所、地下鉄などでは残念ながらLTE回線の方がつながりやすい点は否めません。

郊外だと提供エリア外なことが…

WiMAXの提供エリアは、全国政令指定都市では人口カバー率99%を超え、また全国での人口カバー率も90%を超えています。たいして人口が少ない郊外では、人口カバー率100%を誇るLTEと比較すると劣ります。そのため、そういったエリアでの取引を行う際は、気を付けた方がよいでしょう。

固定回線と比較すると安定性は落ちる

WiMAXは、電波状況さえ極端に悪くなければ、基本的には頻繁に切断されるということはありません。ほとんどのユーザーが安定した通信を使えてはいます。

しかしながら、安定性が高い固定回線と比較すれば、ごく稀ですが無線の電波で通信を行うWiMAXの方が「突然切断される」ような不具合はありえます。とはいえ、わたしが利用している範囲では、逆に自宅の固定回線が混雑などの利用で突然極端に遅くなった際などに、あわててWiMAXを持ち出してバックアップ代わりに使っていますが…。いずれにしろ絶対にWiMAXの方が悪い、というわけではなく比較の問題ではあります。

3日間10GBの速度制限によって通信速度が概ね1Mbpsに落ちる

上にも書きましたが、万が一3日間で10GBのデータ通信量を消費してしまった場合には、翌日の18時頃~翌々日の2時頃まで通信速度が概ね1Mbps程度に制限されます。

デイトレの時間は速度制限の対象外ではありますが、FXのスキャンピングのように特に通信速度に気を使わないといけないケースでは、この低速な通信速度がネックになってしまうことがあるでしょう。こういったケースでは光回線など、WiMAXのようなモバイル通信より安定して高速な固定回線を使った方がよいですね。WiMAXを使うにしても電波状況や3日間10GBの速度制限など、神経をとがらせていろいろと気を使わなくてはなりません。

通信の安定性に問題はないか

WiMAXは電波状況が悪くなければ、通信の安定性は特に悪くないです。WiMAXのルーターの電波マークがきちんと立っているような場所であれば、安定性を特に気にせず使える筈です。個人的にWiMAXを使っている経験からみても、電波状況が良い場所で、突然通信が切断されてしまうケースは滅多にありません。そう滅多に…。

固定回線も局舎側の不具合や混雑などで不安定になることもあるので、微妙な確率の差の問題ではあります。とはいえ、ごくまれに起きる不安定な通信状況にも気を付けたい、ということであればWiMAXより固定回線の方が適していることは明らかです。

LTEとのハイブリットな接続が無料となる3年契約がおすすめ!

WiMAXの回線契約では、より安定性が高く提供エリアもひろいLTEによる通信も行うことか可能です。WiMAXのみで通信を行う通信モードをハイスピードモードと呼ぶ一方で、WiMAXの電波がとどかないときに自動的にLTEの通信に切り替える通信モードのことをハイスピードプラスエリアモードと言います。

ハイスピードプラスエリアモードにより高速な通信が行なえるのは月間7GBまでなので、常時使うというわけにはいきません。ただし、たとえばWiMAXの提供エリア外や、地下鉄の車内などWiMAXの電波がとどかない場所での「いざ」というときに使うのには便利。特にFXや株取引などの際は役立つでしょう。

そしてこのハイブリットな接続を利用する場合、通常は1,005円/月の追加料金が発生しますが、通常の2年ではなく3年のプランで契約することでこれが無料に。FXや株取引でWiMAXを使うのであれば、3年契約をおすすめします。

まとめ

FXや株取引用にWiMAXを使うことはできるでしょう。電波状況に問題がなければ、通信速度にも安定性にも「基本的には」問題ありません。しかし光回線と比べれば安定性・通信速度は劣りますし、提供エリアの広さやつながりやすさではLTEにかないません。

WiMAXを使うのであれば、これらの注意点を理解しておく必要があります。なおWiMAXの契約では、WiMAX・LTEの自動切替を行う通信モード「ハイスピードプラスエリアモード」が無料で利用できる3年契約があります。WiMAXでFX・株取引をする際は、このハイブリットな接続をお得に使える3年契約がおすすめです。