WiMAXに接続できない理由と解決方法簡単解説

せっかくWiMAXを契約したのに接続できない、突然接続できなくなった、と困っていませんか? WiMAXが接続できない場合は「WiMAXの電波が届いているか」「Wi-Fiに接続できているか」という順で原因を確かめる必要があります。

仮に何をしても改善できずサポートセンターへ問い合わせることになったとしても、事前に自分である程度の問題切り分けができていれば、サポートもスピーディにすすめられてストレスがありません。この記事では、WiMAXに接続できないときに、どうすれば問題を解決できるか具体的に解説しています。

Contents

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まずはWiMAXの電波がきちんと届いているか確認する

WiMAXで接続できないときに、はじめに確認するべきなのは「WiMAXの電波がきちんと届いているのか」です。仮に届いていないと、何をしてもWiMAXでインターネットに接続することはできません。まずはWiMAXの電波状態を確認しましょう。

電波状態の確認方法

確認の方法は非常に簡単です。お手元のWiMAX用ルーターの液晶モニタやランプ状態で、WiMAXの電波が届いているかをチェックできます。

持ち運び用のモバイルWi-Fiルーターであれば、液晶モニタにアンテナマークがあるので確認しましょう。電波が届いていればアンテナがきちんと立っています。

自宅でのみ利用するホームルータータイプであれば、ランプ状態で電波が届いているかチェックしてみてください。機種によりランプの点灯の仕方が異なる可能性がありますが、たとえば「L02」の場合は「Statusランプ」が緑に光っていれば電波をつかめている状態、赤点灯であれば電波をつかめていません。

液晶モニタがつかなかったり、ランプが無点灯だったりする場合は、電源が入っていないか機器が故障している可能性があります。電源を入れ直してみて、それでも改善しない場合は契約先のプロバイダへ問い合わせてサポートを受けましょう。交換・修理などの案内があるはずです。

届いている場合はWi-Fiの状態を確認する

WiMAXの電波が届いているのにインターネットに接続できない場合は、次にWi-Fiが繋がっているかを確認します。詳しくは後述します。

届いていない場合は、以下を試してみる

WiMAXの電波が届いていないのであれば、まずこの問題から解消していきましょう。試してみていただきたい内容は以下の通りです。

提供エリア内かどうかをまず確認する

当然ですが、提供エリア内でなければWiMAXの電波は届きません。まずは、WiMAXを使おうとされている場所が提供エリア内か、以下ページで確認してみましょう。

WiMAX(ルーター)のサービスエリア|UQ WiMAX(ルーター)|【公式】UQコミュニケーションズ

提供エリア内でなかったのであれば、提供エリアの中に移動してWiMAXを使うようにしましょう。なお一時的にWiMAXの電波が届かない場所でインターネット接続を利用したい場合、通信モードをハイスピードプラスエリアモードに切り替えることで解決する可能性もあります。このモードの設定方法・注意点に関しては、後述します。

端末を再起動してみる

「提供エリア内なのにつながらない」「以前から使えていた場所で突然使えなくなった」ということであれば、端末の一時的な不具合でWiMAXの電波をつかめていない可能性もあります。Wi-Fiルーターの電源をいったん切って改めて起動し直してみましょう。案外、こんな簡単な操作だけで解決してしまうことも多いです。

※頻繁に再起動しなくてはならないなら、端末自体の不具合が考えられます。そのときは、サポートセンターへ連絡して、端末の修理・交換が必要ないか判断をあおいでください。

窓際にルーターを設置してみる(向きや高さを変えてみる)

屋内でWiMAXを利用する場合、障害物の関係で電波が届きにくくなっている可能性があります。障害物の影響が少ない窓際で、WiMAXの電波が届くのか確認してみましょう。

もし窓際でWiMAXの電波が届くようなら、障害物が原因で電波が届かない状態になっていると想定されます。窓際にできるだけ近い場所、WiMAXを利用しやすい場所を見つけてWi-Fiルーターを設置するようにしましょう。

同じ場所でも、ちょっと向きを変えたりより高い場所に置いてみたりするだけでも、電波がつかめるようになることもあります。いろいろと位置を試して「どこが電波をつかみやすいか」確認してみるのがおすすめです。

ちなみに外出先のカフェやレストランなどでWiMAXを利用するときも、奥まった場所の方が電波は届きにくくなります。もし座った場所で電波が届かないようであれば、窓際に近い席へ移動すると電波がつかめるようになるかもしれません。

ハイスピードプラスエリアモードに変更してみる

WiMAXでは、WiMAXの電波を使ってインターネット接続を行う「ハイスピートモード」の他、WiMAXの電波が届かないときにau 4G LTEの電波を使える「ハイスピードプラスエリアモード」という通信モードがあります。

そこで端末の設定を「ハイスピードプラスエリアモード」に変更してみて、電波が届くか確認してみましょう。なおハイスピードプラスエリアモードを使う場合、以下2点に注意してください。

  • WiMAXが3年契約でない場合、ハイスピードプラスエリアモードを利用すると1,005円/月の追加料金が発生する
  • ハイスピードプラスエリアモードは、月間データ通信量無制限のギガ放題プランでも、利用できるのは月間7GBまで。※そのためギガ放題プランでハイスピードプラスエリアモードを利用する場合は、外出先でWiMAXの電波が届かないときだけ「一時的に利用する」といった扱いになるでしょう。

上記2点に問題がなければ、早速設定します。変更方法は機種によって異なりますが、外出用のモバイルWi-Fiルーターであれば液晶モニタから以下の操作をすれば変更できる筈です。

・機種名がWX**からはじまるWi-Fiルーターを利用している場合

「クイックメニュー」→「通信モード」→「HS+A」を選択。注意事項が掲載されるため、内容を確認の上、よければ「はい」をタップする。

・機種名がW**からはじまるWi-Fiルーターを利用している場合

「通信モード設定」→「ハイスピードプラスエリア」を選択。注意事項が掲載されるため、内容を確認の上、よければ「はい」をタップする。

この方法で設定できない場合、ホームルータータイプを利用している場合は、以下公式サイトからマニュアルをダウンロードの上、設定方法を確認してみてください。

取扱説明書ダウンロード (サポート)|UQ WiMAX(ルーター)|【公式】UQコミュニケーションズ

パラボラアンテナ(リフレクター)を自作してみる

パラボラアンテナ(リフレクター)とは、簡単に言うと電波をつかみやすくするための反射鏡です。パラボラアンテナを使い改善したという事例も多いので、試してみる価値はあるでしょう。

パラボラアンテナは、100円均一にあるような材料で簡単に自作できます。以下、Twitterの口コミにあるように(少し大がかりになっていますが)、ステンレスボールとまな板立てを活用して、Wi-Fiルーターに電波がうまく反射されるように設置します。

インテリア的な見栄えが悪くなってしまいがちなのが欠点ですが、WiMAXをつなげることが優先ならぜひ検討してみてください。

Wi-Fiの電波が届いていない場合

WiMAXの電波が届いているのにインターネットに接続できていない場合は、Wi-Fiの電波が届いていない可能性があります。スマートフォンやパソコンのWi-Fiの電波表示で、Wi-Fiの電波をキャッチできているか確認してみましょう。

仮に電波がとどいていないのであれば、以下を確認してみてください。

まずは設定が正しく行われているか確認する

Wi-Fiの電波が届かない場合は、まず設定がきちんと完了しているか確認する必要があります。なお今までつながっていて設定を変えていないのに「突然つながらなくなった」のであれば、設定確認は不要です。

設定方法が分からない場合は、以下URLのマニュアルで確認してみてください。

製品サポートナビ│超速モバイルネット WifiサービスはUQ WiMAX

なおWindowsかAndroidを利用している場合は、「WPS」という方法を使って簡単にWi-Fiを設定できます。くわしくは以下記事をご覧ください。

wimax-speed.com/2017/08/31/wps/

端末のWi-Fi機能が有効か確認することも必要

端末のWi-Fi機能がオフになっていると、設定できません。スマートフォンであれば、Wi-Fiの電波マークをタップするとWi-Fi機能が有効になります。パソコンの場合は、本体のスイッチで切り替えたり、Wi-Fiの電波マークをクリックしたりするとオンになるはずです。

端末を再起動してみる

Wi-Fiルーター・スマートフォン・パソコン等の一時的な不具合でWi-Fiが接続できていない可能性もあります。その場合、電源をいったん切って改めて起動し直すだけで解決することも多いです。特に「今まで接続できていたのに突然できなくなった」のであれば、まずは再起動を試してみましょう。

※Wi-Fiルーターを頻繁に再起動しなくてはならないのであれば、端末の故障も疑われます。サポートセンターへ問い合わせて、修理・交換が必要か判断をあおぎましょう。

Wi-Fiルーターのすぐ横で接続できるか試してみる

設定に問題がないのにWi-Fiの電波が届かない場合は、距離・障害物の影響を受けている可能性があります。Wi-Fiルーターのすぐ横で、Wi-Fiの電波がつかめるかを確認してみましょう。

つかめるようであれば、Wi-Fiルーターとの距離が遠いか間にある障害物で電波を遮られてしまって、Wi-Fiが繋がらなくなっている可能性が高いと想定されます。Wi-Fiルーターや端末の位置を工夫してWi-Fiが回復しないか確認しましょう。

なお、どうしても改善しない場合は、市販の中継器を導入するのも1つの手です。安いものなら2,000~3,000円で購入できるので、検討してみてください。

WiMAX・Wi-Fiのいずれの電波も届いているのに接続できない場合

WiMAX・Wi-Fi両方とも電波が届いているのに、インターネットに接続できていない可能性もあります。以下、その場合にどうすればよいか、主な解決方法を紹介します。

別のブラウザを試してみる

お使いのブラウザの不具合や設定の間違いが原因で、インターネットに接続できていない可能性があります。他のブラウザで改善しないか確認してみましょう。たとえば普段はGoogle Chromeをお使いなら、Windowsの「Microsoft Edge」やMac OSの「Safari」等を利用して改善するか試してみます。

もし他のブラウザでインターネット接続できるのであれば、問題のブラウザのマニュアル等で設定に誤りがないか確認したり、ブラウザを再インストールしたりして、改善しないか試してみてください。

速度制限にかかっていないか確認する

速度制限に抵触していると、インターネットに接続できはするものの、通信速度が遅くってホームページを開くのに時間がかかったりするようになります。ギガ放題プランなら前の日~3日間で10GB、ハイスピードプラスエリアモードを利用中なら月間7GBのデータ通信量を消費すると速度制限に抵触します。

たくさん使った心当たりがあるようであれば、端末で使用量を確認して、速度制限の条件に抵触していないか確認してみてください。

方法は、以下公式サイトのマニュアルで確認できます。

製品サポートナビ│超速モバイルネット WifiサービスはUQ WiMAX

どうしても接続できないときはサポートセンターへ

この記事で紹介した方法でも接続できない場合は、サポートセンターへ問い合わせてどうすればよいか確認しましょう。なお、問い合わせの際にここで紹介した内容をすでに試したことをオペレーターの方に伝えられれば、その後のサポートがスムーズに進むようになる筈です。

逆に、ここで紹介した内容をオペレーターの案内を受けながら試していると、かなり時間がかかると想定されます。そうならないようにするためにも、まずはこの記事の内容をご自身で試した方が、その後のストレスも少ないと考えられます。

まとめ

WiMAXが接続できないときは、まずWiMAXの電波が届いているか確認し、届いていなければWi-Fiのルーターの位置を変えるなどして改善をはかります。WiMAXの電波がつかめているのにWi-Fiの電波が届かずに改善できない場合は、Wi-Fiルーターの真横で接続できるか等で問題の切り分けするのが有効です。

また紹介した方法でどうしても改善できない場合は、サポートセンターへ問い合わせて指示を仰ぐようにしましょう。