WiMAXのプロバイダ選びの際に、必ずといっていいほど名前がGMOとくとくBB。もっとも人気のあるWiMAXプロバイダの1つです。
ここではGMOとくとくBBの人気の秘密や、ユーザーの評判、申込時の注意点をくわしく解説。WiMAXのプロバイダえらびに悩んでいるユーザーの方は、GMOとくとくBBに決めるか否かの判断をする際の参考になります。
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GMOとくとくBBのWiMAXはとにかく安い!
WiMAXを取り扱うプロバイダは20以上。その中でもGMOとくとくBBは、特に安価にWiMAXが利用できることで知られるプロバイダです。
そして、GMOとくとくBBがお得な理由は、平均3万円をこえる業界屈指の高額なキャッシュバックにあります。GMOとくとくBBより月額料金が安いプロバイダは他にもありますが、このキャッシュバックのために長い目でみると他プロバイダよりお得なのです。
実際、どれだけ他のプロバイダと比較してお得なのか、2年間の総額料金で比べてみましょう。以下、主要プロバイダでWiMAXを2年間使うのに必要な料金の比較表です。(契約時にかかる費用も含まれています。)
プロバイダ名 | 月額料金 | キャッシュバック額 | 2年間総額 |
とくとくBB | 1-2ヵ月目:3,609円
3-24ヵ月目:4,263円 |
平均30,000円 | 73,804円 |
Broad WiMAX | 1-2ヵ月目:2,726円
3-24ヵ月目:3,411円 |
– | 83,494円 |
BIGLOBE WiMAX | 1-2ヵ月目:3,695円
3-24ヵ月目:4,380円 |
平均20,000円 | 86,750円 |
@nifty WiMAX2+ | 1ヵ月目:250円
2-3ヵ月目:3,670円 4-24ヵ月目:4,350円 |
– | 101,941円 |
UQ WiMAX | 1-2ヵ月目:3,696円
3-24ヵ月目:4,380円 |
108,868円 |
いかがですか? 一口にWiMAXといっても、えらぶプロバイダによってこれだけ料金がかわるのです。ここで比較した中では、とくとくBBとUQ WiMAXでは2年間の総額が3万円以上も差があります。
WiMAXのプロバイダで料金の比較が重視される理由
WiMAXのプロバイダ比較では、「どれだけお得か」というのがもっとも大きなポイントとしてあげられることが多いです。それはなぜでしょうか?
この疑問について答えるのに、比較としてわかりやすいのは、同じモバイル通信サービスである格安SIMです。格安SIMは、料金はもちろんのこと、それより大きなポイントとしてプロバイダ(MVNO)ごとの通信速度や安定性でよく比較されます。
そして、格安SIMで通信速度・安定性によりプロバイダが比較されるのは、実際プロバイダ毎に通信速度が異なるためです。各プロバイダは、LTEというアクセス回線をドコモ・auといった大手携帯キャリアから借りていますが、そのアクセス回線を通じて自社の設備へユーザーの接続を引き込み、そこからインターネットへつなげています。これにより、同じアクセス回線を利用していても、プロバイダ設備の性能・混雑度合によって通信速度・安定性に差が出るのです。
たいするWiMAXはほとんど全てのプロバイダが、アクセス回線・プロバイダ設備共に提供元のUQコミュニケーションズから借り受けています。そのため格安SIMのように、プロバイダ(MVNO)ごとで通信速度や安定性といった通信皮質に差が生じないわけです。
同じ通信品質なら、なるべく安価に使えるプロバイダをえらびたいものですよね。これが、WiMAXのプロバイダで料金の比較が重視される理由です。
ちなみにサポート体制によっても、WiMAXプロバイダが比較されることもあります。しかしWiMAXは1度接続できてしまえば問題がおこることはほとんどない(電波が届くか否かくらい)ので、料金程に大きなポイントとされないのが実情です。
GMOとくとくBBの評判は?
GMOとくとくBBが、WiMAXをもっとも安く使えるプロバイダであることは分かりました。それでは実際のユーザーの評判はどうでしょうか。ここではWiMAXを契約中・もうしくは申し込むか検討したユーザーの評判を紹介します。
ユーザーの評判は概ねよい
とくとくBBを利用するユーザーの評判は概ね良好です。WiMAXという月間データ通信量無制限の高速モバイル通信サービスを、これだけ安価に使えるわけですから、ユーザーの評判がよいのは想像できますね。とくとくBBのユーザーからは、平均3万円のキャッシュバックをもらって喜ぶ声も多く聞かれます。
一部ユーザーの評判が悪い理由
ただしそんなとくとくBBも、悪い評判がないわけではありません。その大きな原因は主にその高額なキャッシュバックに関する内容と、オプションについてです。以下、1つずつ説明しますね。
キャッシュバックについて
まずキャッシュバックですが、ときどき受け取りに失敗するユーザーが発生し、不満につながっているのは否めません。とくとくBBのキャッシュバックは、契約してから約11ヵ月後にオンラインで受取先の銀行口座を登録することによりその翌月に振込が実施されます。しかしこのオンラインでの手続きが遅れて、キャッシュバックの権利を失ってしまうユーザーがいるのです。
そしてユーザーが手続きを忘れてしまう原因となっているのは、手続きをするのが契約から約11ヵ月後と期間があいてしまうこととが1つ。もう1つは手続きのための通知メールが発信されるのが、ユーザーが連絡先として登録したメールアドレス宛でなく、とくとくBB加入時に作成したメールアドレス宛であることが主な原因です。
たいていのユーザーは、普段使っているメインのメールアドレスがあれば、プロバイダから新たに提供されるメールアドレスはチェックしないですよね。(以前は通知メールの件名にキャッシュバックの文字がなかったことも見落としがちな原因でしたが、この点は改善されています。)
とくとくBBを加入する場合は、この手続きは必ず忘れないようにしましょう。カレンダーソフトなどで手続きすべき時期にリマインダーしておいたり、カレンダーに印をつけておいたりするのがおすすめです。あとは、とくとくBBで発行したメールアドレスが分からなくなってしまわないように、契約時に届けられた書面は大切に保存しておくようにしましょう。
オプションの加入について
とくとくBBでキャッシュバックキャンペーンを適用するためには、申込時に安心サポート(月額300円~)と公衆無線LANオプション(月額362円)に契約しなければならないことになっています。合わせて月額662円のオプションとなり、「これ申し込まないといけないなら安くないじゃん!」という声があるわけです。
ただし安心サポートの代わりに上位の安心サポートプラスに申し込みさえしなければ、この2オプションは最大2ヵ月間無料で、この無料期間中にオンラインで解約できるため、実際のところは損をしてしまうことがありません。この解約方法も、数分で終わるほど簡単なものなので、このことを知ってさえいれば不満に思うことはないでしょう。
※有料オプションの申し込みが必須になるケースは他プロバイダでもあります。
GMOとくとくBBをえらぶ際の注意点
評判のところでも説明しましたが、とくとくBBを契約する場合は、キャッシュバックの手続きを、必ず期限内に行うようにしましょう。手続きを行うのは契約から11ヵ月後(締め切りはその翌月末)なので、カレンダーに印をするなどして、忘れないようにするための工夫は重要です。
あとは、これも繰り返しになりますが通知メールが届けられる、とくとくBBで作成したメールアドレスが記載された契約書面をなくさないように保存しておくことも重要なポイント。仮に書面をなくしてメールアドレスが分からなくなってしまったら、書面再発行に時間がかかり、結局手続きができない、なんてこともありえます。
もう1つ、これは注意というより覚えておけばよいだけですが、申込時に加入必須な有料オプション(総額月額682円~)は、契約後にオンラインで簡単に解約が可能。手続きに手間もかかりません。そのためこのオプションがあるのを根拠に、とくとくBBをえらばないのはナンセンスです。
まとめ
GMOとくとくBBは、WiMAXがもっともお得に使えるWiMAXプロバイダであり、平均3万円をこえる高額なキャッシュバックが、ユーザーの人気を集める根拠になっています。キャッシュバックの手続きを忘れないことや、有料オプションの手続きについての注意点はあるものの、逆にいえばそれらをしっかり対応すれば、特におすすめできるWiMAXプロバイダといえます。