数多くあるWiMAX2+のプロバイダ。光回線や格安SIMのプロバイダのように回線品質に差がない分、かえって何を基準に選択すればよいのかわからない方も多いのではないでしょうか。
分かりやすく料金で比較するならとくとくBB、手間なく簡単に節約したいならBroad WiMAX、手厚いサポートに魅力を感じるならUQコミュニケーションズをおすすめします。
ここでは、その理由について詳しく解説しています。
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WiMAX2+のプロバイダは価格で選ぶのが一般的
WiMAX2+を扱うプロバイダは数多くありますが、光ファイバーや格安SIMを取り扱うプロバイダと最も大きく異なるのは、プロバイダ毎に通信回線の品質が変わらない点です。
基本的には、どのプロバイダもWiMAX2+運用元(MNO)であるUQコミュニケーションズの回線を使っており、「○○は遅いよね」とか「○○の回線は安定しない」のような口コミは見かけません。(あっても、よく見るとそれはプロバイダが原因でなかったりします。)
そこでWiMAX2+のプロバイダをえらぶ際に、最もよく使われる基準は価格です。
さらに言うとWiMAX2+プロバイダの中には長期利用を前提に、2~3万円程度のキャッシュバックをするキャンペーンを展開しているプロバイダが複数あり、単純に月額料金でえらぶよりも2年間にかかる料金の総額で比較するのが一般的。
また2年間の総額で比較する理由は大きく分けて2つあり、1つはWiMAX2+の契約はどこも契約期間が2年間となり、2年に1度の契約更新月に解約すれば違約金がかからないこと、もう1つはだいたい2年も経つと手元の端末が古くなり再契約をするタイミングになることです。
WiMAX2+の契約では端末代を含め契約の際にかかる料金が、多くのプロバイダで事務手数料3,000円とお手頃価格であることも、2年間で乗り換えがしやすい理由でもあります。
以下、人気の高いWiMAX2+プロバイダの2年間総額比較表です。
この情報をベースに、ここでは特におすすめするプロバイダを3つ厳選して紹介します。
とくとくBBをおすすめする理由 – とにかく安くすませたければここ!
上記比較表をみても分かる通りキャッシュバック額が高く、2年間総額が安いのがとくとくBBです。
キャッシュバック込で安くすませたいなら、最もおすすめできるプロバイダといえます。
とくとくBBというプロバイダを知らないユーザーもいるかもしれませんが、運営元のGMOは光回線なども取り扱う通信業者としては大手の1つ。
それなりの安心感もあります。
契約してから20日以内にキャンセルすれば違約金がかからない「20日間ならキャンセルOK」というサービスも、とくとくBB独自のもので安心して契約できるのもメリット。
ただ、これはとくとくBBに限ったことではありませんが、キャッシュバックのキャンペーンはどこも受取りが契約から約1年かかることに加え、キャッシュバックを貰いそこなうユーザーも多いので注意が必要です。
というのはキャッシュバックを受け取るためのオンライン手続きが、出来るだけ人手を介さなくてすむようによく言えば自動化されており、あんまりユーザーに優しくないためです。
まずキャッシュバックの振込先となる口座をオンラインで登録するのですが、その手続きを行うのが契約してから約11か月後で、その方法を知らせる通知がメールで届きます。
そのメールはほとんどのユーザーが利用しないとくとくBB契約時に発行されるメールアドレス宛に届く上に、そのメールアドレス宛には大量のメールマガジンが配送され、通知メールが紛れやすくなっています。
さらに口座登録の手続きは正確に行う必要があり、間違いがあるとキャッシュバックの権利は失効となります。
そしてこの手続きは通知メールが送信された翌月いっぱいに行わなくてはならず、手続きを忘れていたりとか登録手続きに不備があったりしてもサポートから連絡はなく、仮に手続きに失敗するとキャッシュバックの権利がなくなってしまいます。
つまり全てが自動で「仁義なき戦い」なのです。
こうやっていろいろと書くと、ゲンナリされるかもしれませんが、逆に言えばこの注意点を分かっていれば、あらかじめ口座登録が必要な時期をカレンダーソフトでリマインダーしておくとか、申込書をしっかりとっておくといった対策が可能なので、それほど心配はいらないでしょう。
確かにキャッシュバックの権利を失ってしまうユーザーが多いのは事実ですが、残りの大半は受け取りに成功しているのです。
Broad WiMAXをおすすめする理由- ストレスなく手軽に安くすませたいならここ
キャッシュバックキャンペーンはお得ですが、手続きが優しくないので失敗する可能性もあります。
そこで手軽に節約したいなら、月額料金がWiMAX2+プロバイダ中で最安級のBroad WiMAXがおすすめ。
ちなみにわたしも、Broad WiMAXでWiMAX2+を契約したユーザーです。
とくとくBBのことは知っていましたが、キャッシュバックを貰うのに1年かかったりその手間が面倒に感じたりしたので、簡単に節約できるBroad WiMAXを選びました。
根が無精者なので、わたしのような性格だとBroad WiMAXのシステムの方がありがたいですね。
Broad WiMAXの魅力は料金面だけではありません。
最新機種をふくめて多彩なWiMAX2+機器を取り扱う上に(最新機種でも端末代は無料)、最短申込当日に機器が配送されるので、契約してからすぐに使えます。
またWiMAX2+を使ってみて気に入らなかった場合に、フレッツ光やLTEなど指定プロバイダへ違約金なしで乗り換えられる「ご満足保証」というユニークなサービスも行っています。
さらに端末保証や有償の手厚いサポートなどオプションも選択可。
サポートオプションでは、WiMAX2+のことに限らず「パソコンの調子が悪い」とかOfficeソフト・年賀状ソフト・プリンタなどに至るまで電話だけでなく、オペレーターの遠隔操作によるサポートの利用が可能です。
スマホ・iPhoneの一般的な設定についてもサポートしてもらえます。
しかもこのサポートは365日(9時~21時)で提供されているので、パソコンやスマホの操作に不慣れな場合にはうれしいですね。
Broad WiMAXは料金が安い上に使い勝手もよく、バランスのとれたWiMAX2+プロバイダなのです。
UQ WiMAXをおすすめする理由 – サポート重視ならここ!
UQコミュニケーションズのUQ WiMAXはキャッシュバックキャンペーンを行っていない上に月額料金が他プロバイダと比較して高いです。
率直にいって通信費用を節約したい場合には向きません。
その一方で、WiMAX2+回線の提供元であるUQコミュニケーションズは、サポートが手厚いのが特徴。
サポート体制を比較する最も分かりやすい手段は、サポートセンターの営業時間を比較する方法です。
以下主なプロバイダの営業時間比較表です。
比較した中で、UQ WiMAXのサポート時間が最も長いのがわかるでしょう。
しかもフリーダイヤルなので電話料金もかかりません。
またメールでのサポートのスピードも優れていて、他社では2~3日、サポート品質の悪いところは1週間たっても返信がないことがあるようですが、UQ WiMAXは通常24時間以内の回答をうたっています。
またサポート内容についても秀逸。私は複数の会社のWiMAXサポートを電話及びメールで利用したことがありますが、最も丁寧で分かりやすい回答をしてくれたのはUQ WiMAXでした。
たとえて言うなら、UQ WiMAXは「仕事のできるビジネスマン」、他社は「一通り仕事を覚えているアルバイト」ぐらいの差がある、と言えばわかりやすいでしょうか。
他社プロバイダに関してはサポートに関する悪い評判を聞くこともありますが、UQ WiMAXのサポートはそういった口コミもほとんど見かけません。
さらにUQコミュニケーションズはオプションの種類がとびぬけて豊富。
Broad WiMAX同様の補償・有償サポートオプションはもちろんのこと、無料の公衆無線LANサービス、請求書発行オプション、セキュリティソフトの月額提供などなど、希望に応じていろいろと選ぶことができます。
しかも有償サポートオプションが350円/月など、どのオプションも安価なのが特徴。同様のサポートオプションは月額1,000円近くで提供するプロバイダも多いです。
2年間の総額で、とくとくBBと比較すると3万円近く違うのはデメリットとしては大きいです。
しかしサポート重視のユーザー、ビジネス用にWiMAX2+を使うユーザーには、UQ WiMAXは安心しておすすめしたいプロバイダですね。
まとめ
数あるWiMAX2+プロバイダは、ポイントがわからないと、えらぶのが難しいのが実際のところ。
しかしその中でも、多少手続きが手間でもとにかく通信費を節約したいならとくとくBB、手軽に節約したいならBroad WiMAX、サポート品質を重視するならUQ WiMAXをおすすめします。
この3つのうち、あなたの希望にあったプロバイダを選べば、後で後悔することはないでしょう。