モバイルルーター比較 – わたしがWiMAX2+をえらんだ理由

数あるモバイルルーターサービスの中で、わたしが4つの比較条件をもとにWiMAX2+をえらんだ理由を解説しています。比較対象は格安SIM・ワイモバイル・ソフトバンクのモバイルルーターサービス。それぞれの比較もしています。モバイルルーターのサービス毎に通信速度やデータ通信量、価格の条件が大きく異なりますから、なるべく希望に近いサービスをえらびたいものですね。

Contents

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わたしがモバイルルーターをえらんだときの条件

いろいろあって迷うことの多い、モバイルルーターのサービス比較。決して安い買い物ではありませんから、いざえらぶのであれば、自分にあった適切なサービスを契約したいものですね。わたしの場合、モバイルルーターのサービス比較をするにあたって重視したポイントは以下の4つでした。

安定した通信速度で使えること

個人的にそこまで高速な通信速度は求めていませんでしたが、「YouTubeでHD(ハイビジョン)画質のきれいな動画を鑑賞できる程度の速度は欲しい!」と思っていました。ホームページをみたり、画像や音楽ファイルのダウンロードをしたりする程度であれば、1~2Mbps程度の速度でもそれほど不自由はないでしょう。

けれどHD画質(1080P)の動画をきれいに鑑賞するためには、公式サイト(※)によると5Mbpsの通信速度が必要とのこと。そこまで高望みしませんが、このくらいは欲しいと考えていました。

動画ストリーミングに関する問題のトラブルシューティング – YouTube ヘルプ

データ通信量が十分であること

せっかくモバイルルーターを使うわけですから、「ちょっと使ってすぐに速度制限に抵触する」という状況は避けたいものです。ざっくりとでも「月間●GBまで欲しい」という想定はありませんでしたが、HD画質以上のYouTube動画を思う存分鑑賞しても問題ない程度は欲しいと思っていました。

契約にかかる費用ができるだけ安いこと(端末代が安いこと)

スマートフォンや固定回線の契約は既にあるので、それ以外の通信費用の出費はできるだけ避けたいものです。特に気になったのはモバイルルーターの端末代でした。

モバイル通信のサービスは光回線などと違い工事は行われませんから、結果的に工事費用も発生しません。しかしモバイルルーターは、機種によってはスマートフォン本体と同じくらいの費用が必要なようです。正直、モバイルルーターサービスの契約のために数万円もの費用を出費するのは避けたいと考えていました。

月額費用ができるだけ安いこと

固定回線とスマートフォンの月額料金だけで通信費用が合計1万程度かかっていましたから、できるだけそれ以上の出費は避けたいところでした。月額費用の出費もできるだけ安く抑えたいところ。「だせても月4,000円ぐらいだな」と思っていました。

条件毎のモバイルルーター比較

わたしがモバイルルーターを選択する際にチェックしたいと考えていた4つの条件は上述の通り。次にこれらの条件をもとにして、わたしがモバイルルーターえらびの際にどのように比較したかをまとめてみます。

わたしが比較の対象にしたサービスは、WiMAX2+・格安SIM・ワイモバイル・ソフトバンクルーターの4つです。
※わたしがWiMAX2+を契約してから1年以上経過しています。
当時の情報で比較をしても、今のユーザーの方には参考にならないと思われるため、
2017年8月現在の情報で比較してみます。この時点の情報で比較したとしても、
わたしの選択は変わらなかったでしょう。

【比較1】通信速度

繰り返すように、わたしはそれ程高速な通信速度を求めないものの、YouTube HD画質動画が安定して鑑賞できる5Mbpsは欲しいところ。そこで、WiMAX2+・格安SIM・ワイモバイル・ソフトバンクルーターの4つの通信速度を、口コミや測定結果の検証サイトなどでみてみると、もっとも不安だったのは格安SIM。他の3つに関しては、多少のばらつきがあるとは言え、10Mbps超~数十Mbps程度の通信速度がでるとの口コミや検証結果が多かった印象です。

一方プロバイダによって差があるとはいえ、格安SIMは5Mbps未満、混雑する時間帯によっては1Mbpsすらでないとの口コミ・検証結果を多く見受けました。特に、会社員などがよく使うランチタイムは1Mbpsも出ないとの口コミも。その後、わたし自身スマートフォン用に格安SIMを使い始めましたが、これらの情報通りであることを確認しました。この時点で、格安SIMは検討の対象から外れました。

【比較2】データ通信量について

動画の鑑賞では、ウェブの閲覧やLINEの利用などと比較にならない程、大量のデータ通信量を消費。YouTubeのHD画質(1080P)の動画を約1時間鑑賞すると、1.2~1.3GB程度ものデータ通信量を消費することになります。

仮にモバイルルーターを使った通信で、1日1時間、毎月25日鑑賞する想定だと少なくとも1ヵ月30GBのデータ通信量が必要なことに。モバイルルーターを利用するのは、動画鑑賞だけが目的ではありませんから、もちろん実際にはもっと多くのデータ通信量が欲しいところです。

その点、WiMAX2+のギガ放題プランやワイモバイル ポケットWiFiプラン(アドバンスオプション付)なら、月間データ通信量無制限で使えるため特に問題なし。たいして格安SIMはいくら安いといっても、これほどの大容量となればそれなりの月額料金に。ソフトバンクもしかり、です。

料金についてくわしくは後述で比較しますが、大容量で料金が高くなるならデータ通信量の節約を考えなくてはならなくなります。モバイル通信を行う際は、いつもおどおど速度制限を心配しなくてはならずストレスに。こう考えると、月間データ通信量無制限がどれだけありがたいかわかりますね。

WiMAX2+にもワイモバイルにも速度制限がないわけではない

WiMAX2+で月間データ通信量無制限となるギガ放題プラン、同じくワイモバイル ポケットWiFiで月間データ通信量無制限となるアドバンスオプション付共に速度制限がないわけではありません。3日間で10GBというデータ通信量を消費した際に、約8時間ばかり概ね1Mbpsまで制限されることになります。

とはいえ、最低でも1ヵ月30GB程度のデータ通信量が欲しいと考えているわたしの利用の場合は、3日間10GBは使い切れないので特に問題ありません。それに格安SIMやドコモなどの速度制限では最大128Kbps・最大200Kbpsといった超低速になり、ホームページ閲覧にも時間がかかる程に支障がでますが、概ね1MbpsならYouTube標準画質の動画が鑑賞できる程度。HD画質の動画はみられなくなるとはいえ、そこまで影響はないでしょう。

【比較3】契約にかかる費用(端末代)

これが最も大きな問題です。スマートフォンの本体購入などでもそれなりの出費をしていますから、モバイルルーターにまで高い費用かかるのは避けたいところ。スマートフォン本体以外に数万円の出費は痛いです。

その点、格安SIMで人気の高いAtermシリーズのモバイルルーターは2万円をこえます。安価な機種を1万円未満で購入できることもありますが、2万円超の人気機種と比較すると悪い評判などもあり性能が気になるところです。

次にソフトバンクのモバイルルーターなら、たとえば601HWが一括払いで42,480円。またワイモバイルのポケットWiFiでは603HWが一括払いで62,208円。これらはそれぞれ24回・36回の分割払いにできたり、えらぶ料金プランによっては割引がきいたりするもののインパクトの大きい出費です。分割払いの支払い終了前に解約すれば、割引がきかなくなった上で残金を支払わなければならなくなるのも気になります。

唯一WiMAX2+に関しては、約2万円相当のWi-Fiルーターがほとんどのプロバイダで無料に。これはワイモバイルなどと違い、多くのプロバイダによって提供されるサービスなので、プロバイダ間の競争がはげしいことが無料となる理由の1つです。わたしがモバイルルーターサービスをえらぶにあたり、大きな魅力といえます。

【比較4】月額費用

WiMAX2+・格安SIM・ワイモバイル・ソフトバンクルーター4つで、月間30GB以上のデータ通信量が必要なときにどの程度の月額費用になるか比較してみましょう。なおWiMAX2+は、わたしが今使っているBroad WiMAX ギガ放題プランを利用した場合、格安SIMはexciteモバイル・イオンモバイルのデータSIM(月間30GB)のプランを利用した場合の価格です。

サービス種別 詳細 月額費用
WiMAX2+ Broad WiMAX

ギガ放題プラン

3,411円
格安SIM exciteモバイル

30GBプラン(データSIM)

5,980円
格安SIM イオンモバイル

30GBプラン(データSIM)

5,380円
ワイモバイル Pocket WiFiプラン2+

アドバンスオプション付

4,380円
ソフトバンク

Wi-Fiルータープラン

4G/LTEデータし放題フラット(月間7GB)(3,696円) 3,696円

こうして比較するとWiMAX2+の安さが際立ちますね。WiMAX2+以外は、端末を分割払いにすればその料金も加算されることになり、さらにこの料金差が開くことになります。

また格安SIMの各プランは、仮に1ヵ月30GB以上が必要なら月額料金はさらに上乗せに。格安SIMは月間数GB程度なら1,000円~2,000円程度で使えるので安価ですが、これほどの大容量となると他モバイルルーターサービスと同じかさらに高くなります。

比較の結果、安価で月間データ通信量無制限のWiMAX2+を選択

通信速度・データ通信量・端末代・月額費用で比較した結果、わたしは月間データ通信量無制限のモバイル通信を低価格で利用可能なWiMAX2+をえらびました。他のユーザーの口コミなどから、わたしが期待する程度の通信速度での利用も可能だろうという想定ができたのも理由です。

わたしがえらんだBroad WiMAXは端末代無料で、契約にかかる費用は事務手数料3,000円のみ。月額料金は3,411円でした。端末代無料とはいえ最新機種を含めえらべる機種が揃っていたり、最短でオンライン申込即日に端末配送され翌日には使えるようになったりするのも魅力でした。

BroadWiMAX
の詳細はこちら

WiMAX2+をえらんでみての感想

WiMAX2+を実際に使ってみて、わたしの環境では遅くても10Mbps超、通常は数十Mbps程度の通信速度がでています。「最低限このくらいは欲しい」と思っていた通信速度をはるかに上回っていたために満足です。

また月間データ通信量無制限は快適。WiMAX2+さえ使えば、外出先でも自宅のインターネットを使うときのようにデータ通信量を気にせず、動画鑑賞なども思う存分楽しめています。そうして「データ通信量無制限」とわかっていると、当初考えていたデータ通信量30GB以上にデータ通信量を消費しています。

YouTube動画だけでなくAmazonビデオなどの映画を鑑賞したりdマガジンで雑誌をダウンロードしたりなど、それまで外出先のモバイル通信で我慢していたことを全部行っている感じです。結果、わたしがWiMAX2+で消費しているデータ通信量は毎月50~70GB程度までになります。それでも速度制限に抵触したことは、(テストでわざと抵触したした以外は)ありません。

WiMAX2+プロバイダ最新比較ランキング【2021年11月度】
最新情報をもとにWiMAX2+のプロバイダを当サイト独自の視点で比較し、えらびやすいようランキング化しています。さらに比較すべきポイントを示しつつ、プロバイダ毎のランキングの理由もくわしく解説します。

まとめ

わたしは複数のモバイルルーターサービスの中でも、通信速度が十分で月間データ通信量無制限で利用できる上、初期費用・月額費用ともに安価なWiMAX2+をえらびました。実際に使ってみて速度も期待した以上にでていますし、月間データ通信量無制限が快適。月間データ通信量50~70GB程度消費していますが、速度制限に抵触することもなく満足して使っています。