法人が納期の短い固定回線を探しているならWiMAXがおすすめ

固定回線を敷設するにあたって長い納期に困っている際は、WiMAXの利用がおすすめ。ここでは、法人用の固定回線の代替としてWiMAXが検討に値する理由を解説しています。WiMAXなら最短納期1営業日で利用できます。

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法人向けの固定回線を探しているが納期が間に合わない!

法人向けの固定回線を探しているが、納期が長くて営業所や店舗の開設等に間に合わないというのは、よくあるネットワーク管理者の悩み。回線工事に2週間や1ヵ月かかったり、そもそもの工事業者との調整に手間がかかったりしてなかなか開通に至れない、ということがよくあります。その反面、営業所・店舗の開設等で急にインターネット回線が必要になることもありますから困りますね。

WiMAXなら納期が最短で1営業日?

固定回線の代替えとして使われることがあるモバイル通信サービス「WiMAX」は、プロバイダによっては、最短で申込の当日にWiMAX用のWi-Fiルーターを配送してくれます。モバイル回線の1つであるWiMAXは回線工事が不要であり、Wi-Fiルーターが手元にとどけばWi-Fiの設定をするだけですぐに使えますから、結果、納期が最短1営業日というわけです。

申し込んだ翌日には固定回線の代替にもなる通信サービスが使えるようになる、というのは法人にとってはうれしいのではないでしょうか。急に固定回線が必要になった際にもこれなら対処ができます。

WiMAXが固定回線として使える理由は?

ここで疑問になるのは、モバイル回線であるWiMAXがなぜ固定回線の代替えになるかです。LTEのようなモバイル回線では、いくら通信速度がはやくても使い過ぎで速度制限に抵触してしまうことがあるので、固定回線の代替にすることはできません。

その点、WiMAXのギガ放題プランであれば、月間データ通信量が無制限。つまり他のモバイル通信と異なり、WiMAXなら高速なモバイル通信がたっぷり利用できるわけです。これが、WiMAXが固定回線の代替として利用される理由です。

WiMAXを固定回線の代替に使うメリット

WiMAXを固定回線の代替に使うメリットは、月間データ通信量無制限以外にもあります。まず1つはモバイル回線なので引っ越しなどした際にも手続きなしで、引っ越し先で利用できること。事務所や店舗の移転、または閉鎖した事務所・店舗用の回線を別の事務所・店舗に使ったりする際にも、WiMAXならWi-Fiルーターを持ち運ぶだけで利用でき便利です。このようにフットワーク軽く使えるのが、WiMAXのメリットの1つです。

もう1つのメリットは初期費用がびっくりするほど安いこと。WiMAXはモバイル回線なので回線工事がなくその分の費用がかからないのはもちろんのこと、他のモバイル通信サービスと大きく異なるのは、多くのプロバイダでWi-Fiルーターを無料で提供している点です。法人向けモバイル通信サービス用のWi-Fiルーターは、一般的に1台あたり2~3万円しますから、WiMAXの安さは目を見張りますね。結果WiMAX1契約あたり、インターネット回線を敷設する際に必要となる登録事務手数料3,000円のみで利用開始が可能なわけです。

さらにWiMAXは月額料金も安くてお得。月間データ通信量無制限のギガ放題プランは、プロバイダにもより差はありますが、おおよそ1契約辺り月額4,000円程度で利用できます。

WiMAXを固定回線の代替に使う際の注意点

固定回線の代替として便利なWiMAX(ギガ放題プラン)ですが、速度制限のルールが一切ないわけではありません。回線の混雑を防ぐために、最低限以下の速度制限のルールが設けられています。

速度制限に抵触する条件 3日間の合計データ通信量が10GBを超えること
速度制限が発生する時間 3日間10GBのデータ通信量を消費した翌日の18時頃~翌々日の2時頃まで
速度制限時の通信速度 概ね1Mbps程度

※YouTube標準画質の動画が鑑賞できる程度

ただし、このルールは非常にゆるいものです。仮に10GBもあれば、100MBのファイルなら約100個、10MBのファイルなら約1,000個も送受信してはじめて使い切ります。余程大きな事務所や店舗でない限り、たった3日間という短期で10GBという大容量を消費することはないのではないでしょうか。

さらに速度制限が発生する時間帯にも注目したいところ。速度制限が実施されるのは夜間(18時頃~2時頃)なので、たとえば17時30分に終業するような企業であれば影響がない、と想定されます。

また速度制限時の通信速度も重要なポイント。概ね1Mbpsであれば、数人程度の事務所などでなら、たとえばホームページ閲覧を行うぐらいならほぼ問題なく行えます。FLASH動画が多く掲載されているようなよほど容量の重いページでなければホームページが開くのが遅いということもありませんし、1Mbpsあれば数MB~10MBクラスのファイルを送受信するのにそれほど時間はかかりません。
※10MBのファイルを送受信するのに、1Mbpsならおおよそ1分20秒かかる計算

WiMAXを固定回線の代替に使うのに適したシーン

はじめにWiMAXが固定回線の代替としてふさわしくないパターンをあげてみると、数十人から数百人超のスタッフが全員頻繁に業務でインターネット接続を利用するような事務所・店舗での利用があげられます。いくら速度制限のルールがゆるいとしても、それほどの規模であれば、3日間10GBでは足りないでしょう。

またその規模であれば、概ね1Mbpsの通信速度の帯域ではほぼ足りません。たとえばそのうち30人が同時にインターネット接続しようとすると、単純計算で1人あたり33Kbps程度の通信速度しか利用できないことになります。その通信速度ではホームページが開くのにさえ時間がかかってしまい、業務に支障をきたすと想定されます。

逆にいえば、数人から10人程度の事務所・店舗用の固定回線なら、3日間10GBの速度制限があっても問題になることはないでしょう。納期が短くてフットワークが軽く、しかも安い固定回線としてWiMAXをおすすめできます。

また、仮にそれより規模の大きな事務所・店舗であっても、たとえば光回線などの固定回線が敷設されるまでの代替として利用するのもよいでしょう。さらにWiMAXなら回線工事が不要であり、Wi-Fiルーターを持ち運ぶだけで撤去の手間や費用が掛からないのもメリット。事務所・店舗の開設が頻繁にある企業であれば、たとえばWiMAX用の契約を1つ2つストックしておいて、必要なときに持ち出すということもできます。

法人向けWiMAXプロバイダ詳細比較表
法人向けWiMAXプロバイダを、費用・納期・支払い方法・サポート・その他の特色で表形式で比較。プロバイダによって大きく特長が異なるので、自社にあったプロバイダを選ぶようにしましょう。

まとめ

WiMAXはモバイル回線なので回線工事がない上に、プロバイダによってはWi-Fiルーターを申込当日に配送してくれるので、最短納期1日で利用開始が可能です。さらに月間データ通信量無制限であるため、法人向けの固定回線の代替としての利用もできてしています。3日間10GBの速度制限のルールはあるので、大規模な事務所・店舗用の固定回線としての利用は難しいですが、それ以外ならさまざまな利用シーンが考えられます。