kindle Fireのインターネット接続に最適なサービスはこれ!【ポケットWiFi徹底比較】

Amazonが販売するタブレット「Kindle Fire」は、プライム会員なら安く購入できます。

またAmazonではプライムビデオやプライムミュージックのような魅力的なサービスもあるため、Kindle Fireを外に持ち出して使うなら、これらのサービスを存分に楽しめるモバイル通信のサービスを使いたいもの。

ここでは、ユーザーの多いポケットWiFiサービス「WiMAX2+」「ワイモバイル」「格安SIM」を比較し、どういった場合にどのサービスがおすすめかをまとめています。

Kindle用にモバイル通信サービスをお探しの方は、こちらの記事を参考にしてください。

Contents

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kindle Fireとは?

Kindle Fireは Amazon が販売する専用タブレット。

Androidをベースに独自開発したFire OSと呼ばれるOSを搭載。

Amazonの有料会員「プライム会員」に登録すると、割引がきいて端末料金が約5,000円~と安く買えることなどから人気を集めています。

kindle Fireで楽しめるおすすめサービスとデータ転送量

Kindle Fireでは、Amazonがプライム会員向けに提供している動画配信サービス「Amazonプライムビデオ」や、音楽のストリーミングサービス「Amazon プライムミュージック」がすぐに使えるよう設定されていて便利。

プライム会員ならこういったサービスをぜひ活用したいですね。

Amazon プライムビデオでは、新旧の人気映画やテレビ番組、独自制作の番組まで無料で視聴できるプログラムが盛りだくさん。

有料でも200~300円程度からレンタルできます。

Amazonプライムミュージックについても、懐かしのあの曲からランキングをにぎわせる人気アーティストの楽曲まで無料で聞くことが可能。

わたし自身もプライム会員で、仕事する際のBGMなどに使わせてもらっています。

そしてモバイル通信を利用するにあたって、気になるのはこれらのサービスでどの程度のデータ通信量を消費するかですね。

まずAmazonプライムビデオですが、標準画質(アナログ画質)なら1時間で約0.5GB、HD画質(ハイビジョン画質)なら1時間で約1GBものデータ通信量を消費。

ちなみにYouTubeでも、HD画質(ハイビジョン)の動画を1時間鑑賞すると約0.7GBのデータ通信量を消費します。

月間データ通信量が制限された大手携帯キャリアや格安SIMで、動画を鑑賞する際は注意が必要ですね。

仮にAmazonのHD画質動画を月間20GBのプランで鑑賞しようとすると、約20時間(映画10本分)の視聴で容量を使い切ってしまうことになります。

たいしてAmazonプライムミュージックは、Amazonプライムビデオほどにデータ通信量を必要としません。

わたしが計測した限り、約1時間の利用で消費したのは80MB(0.08GB)程度でした。

Kindle Fire用にインターネット接続サービス(ポケットWiFi)の契約をするのであれば、AmazonプライムビデオやYouTube、プライムミュージックなどを思う存分楽しめるサービスをえらびたいところ。

仮にこれらのサービスを使う時間を節約するのであれば、今あげたデータを参考に、どのくらい利用するか計算してみて契約プランを決めるとよいでしょう。

kindle Fire向けに利用できるポケットWiFiサービスの比較

ここではKindle Fire用に使えるポケットWiFiのサービスとして、WiMAX2+・ワイモバイル・格安SIMを比較します。

まずは以下比較表をご覧ください。

WiMAX/ヤフーモバイル/格安SIM比較表

WiMAX/ヤフーモバイル/格安SIM比較表

通信速度について

通信速度が速いのはWiMAX2+かヤフーモバイル。

この2つのサービスであれば数十Mbpsを超える通信も期待できます。

たいして格安SIMであると、サービスによって差があり早くても数Mbps、ランチタイムや夜など混雑時間帯は1Mbps未満になることも。

ホームページが開くのに時間がかかる、動画を鑑賞できない(鑑賞できても映像が荒い)などの影響が生じる可能性があります。

月間データ通信量と月額料金

まずWiMAX2+には月間データ通信量無制限で利用できるプランがあり、プロバイダ毎に月額料金が違い約3,500円~約4,500円。

次にヤフーモバイルは、オプションを付与することで月間データ通信量無制限での利用が可能になり、そのオプション料金も含めると月額4,380円。

WiMAX2+と違い、提供プロバイダは他にないためこれより安くなることはありません。

そのためWiMAX2+とヤフーモバイルを比較すると、お得に使えるのはWiMAX2+ということになります。

最後に格安SIMでは月間数GB~数十GBまでのプランをえらぶことが可能です。

格安SIMで月間数GB程度の低容量プランをえらぶと月額数百円~2,000円未満。

たとえばプラン数が多いことで知られる格安SIMサービス「DMMモバイル」では、月間3GBのデータSIMプランは月額850円、月額8GBのプランは月額1,980円と、WiMAX2+・ヤフーモバイルと比較して安価に利用できます。

端末代について

インターネット接続に使うモバイルWi-Fiルーターの価格はサービスによって違います。

まずWiMAX2+では、ほとんどのプロバイダでキャンペーンなどによりモバイルWi-Fiルーターが無料に。

一部プロバイダで料金がかかることもありますが、それでも1円~3,000円程度です。そのためWiMAX2+なら契約の費用として、事務手数料3,000円のみですむことになります。

次にヤフーモバイルでは、見た目は無料。ただし実際には分割払いとなっており、契約中は割引がきいてその分割料金が無料になっているわけです。

仮に契約から3年経過する前に解約をすると、分割料金の残金を一括で支払うことになります。

たとえば Pocket WiFi 506HWを購入する場合、一括払いなら41,400円(割引なし)、分割払いなら1,150円×36回払い。そして分割払いでは支払い期間が終わる3年経過前に解約すると、その残金を一括で請求されます。

最後に格安SIMでは、1~2万円程度のモバイルWi-Fiルーターを最初に購入します。

プロバイダによっては分割払いも可能です。

提供エリアとつながりやすさについて

WiMAX2+回線は2.5GHzという高い周波数帯の電波を利用するため、高速な通信速度を利用しやすい代わりに、直進性が強く障害物をすり抜けにくい面があります。

たいしてヤフーモバイルや格安SIMが使うLTE回線は700~900MHzという低い帯域の電波を使うために、WiMAX2+より障害物に強く建物内でもつながりやすいメリットが。

大きな建物の中や地下街、地下鉄などはモバイル通信の電波が届きにくいことは知られていますが、WiMAX2+よりLTEの方がまだつながりやすいということです。

ただしここで注意が必要なのは、ワイモバイルでオプションを利用し月間データ通信量無制限とする場合、その際に使うのはLTEではなくAXGPという回線であること。

AXGPはWiMAX2+と同じ2.5GHz帯の周波数の電波を利用するため、繋がりやすさはWiMAX2+とかわりません。

次に提供エリアの広さはLTE>WiMAX2+>AXGPの順番です。

WiMAX2+とAXGPを比較すると、以下のようにWiMAX2+の方が、提供エリアは広くなります。

WiMAX2+/AXGP提供エリア比較

WiMAX2+/AXGP提供エリア比較

契約期間について

WiMAX2+の契約期間は2年間、ワイモバイルの契約期間は3年間で、契約更新月以外に解約をする際はそれぞれ違約金(契約解除料)が発生します。

まずWiMAX2+の違約金は以下の通りです。

WiMAX2+契約解除料(違約金)

WiMAX2+契約解除料(違約金)

一方ワイモバイルの違約金は期間によらず一律9,500円です。

ただ、ワイモバイルではこの違約金以外に、3年未満に解約すると上述した通りモバイルWi-Fiルーターを分割払いとした場合の残金を支払わなくてはならないので注意しましょう。

結果的に解約時に4~5万円の料金を支払わなければならないこともあります。

最後に格安SIMなら、音声通話のつかないデータSIMプランをKindle用に契約する場合は違約金がありません。

解約時に負担が少なくてすみます。

通信費用を抑えたいなら格安SIMがおすすめ

安い価格でKindle用のポケットWiFiを用意したいのであれば、格安SIMがおすすめ。

低容量プランなら、月額料金がWiMAX2+やワイモバイルの半額以下で使えます。

またデータSIMプランをえらべば解約時の違約金がかからないのも魅力。

その代わり、高速なモバイル通信が利用できる月間データ通信量に制限があるので、Kindleで動画を鑑賞するのを我慢するなど、節約しながら使うことになります。

また通信速度は、WiMAX2+やワイモバイルより劣る点にも注意が必要です。

思う存分モバイル通信を楽しみたいならWiMAX2+がおすすめ

月間データ通信量無制限で高速なモバイル通信を使いたいなら、ワイモバイルよりWiMAX2+がおすすめ。

月額料金が最大で900円近く安くなる上に、解約時の負担が少なくなる可能性が高いこと、提供エリアが広いことが理由です。

まとめ

Kindleでプライムビデオ・プライムミュージックのようにデータ通信量の消費がはげしいサービスを、データ通信量を気にせず使いたいならWiMAX2+がおすすめです。

初期費用も月額費用もお安く利用することができます。

たいして月間データ通信量の上限があってもよければ、格安SIMで月間データ通信量数GBのプランをえらべば、WiMAX2+・ワイモバイルの半額以下で利用できます。