「月額1,980円」「月間データ通信量無制限」という魅力的なキーワードが広告の中で踊るYahoo!Wi-Fi。
しかし丁寧にサービスの詳細をみていくと、同じく月間データ通信量無制限で利用できるWiMAX2+の方が使いやすいことがわかります。
ここでは両サービスの違いを比較表にまとめた上で、WiMAX2+をおすすめする理由を解説します。
Contents
WiMAX2+とは
WiMAX2+は月間データ通信量無制限で、高速なモバイル通信を利用できるサービスです。
20以上のプロバイダによって提供されており、月額料金は約3,500円～約4,500円。
コアなモバイル通信ユーザーに高い支持を受けているサービスです。
Yahoo!Wi-Fiとは？
Yahoo!Wi-Fiはインターネットで頻繁に広告されているため、モバイルWi-FiルーターやポケットWiFiを利用したことがなくても、このサービスを目にしたことがあるユーザーは多いことでしょう。
月額1,980円という破格な料金で使える高速モバイル通信サービスとして、注目を集めています。
月額1,980円で月間データ通信量無制限のサービスが使えるわけではない
Yahoo!Wi-Fiの広告では「月額1,980円」と「月間データ容量上限なし」という2つのキーワードが踊りますが、この2つのを結び付けてはいけません。
月額1,980円で月間データ容量無制限のモバイル通信が利用できるわけではないのです。
くわしくは後述します。
WiMAX2+ vs Yahoo!Wi-Fi徹底比較表
Yahoo!Wi-Fiは、えらぶ機種ごとに月額料金やサービス内容がかわります。
そのためこの比較表では、それぞれの機種をえらんだ場合について掲載。
またWiMAX2+に関しては、月額料金が安いことで知られるBroad WiMAXを取り上げています。
ワイモバイル/WiMAX2+比較
WiMAX2+の方が最大通信速度は上
モバイル通信を快適に使うのであれば、通信速度は重要です。
その点、WiMAX2+の方が最大通信速度は倍以上も高速。
快適にモバイル通信が楽しめるでしょう。
今や格安SIMでも最大200Mbpsを超える通信を利用できることもありますから、それと比較するとYahoo!Wi-Fiの最大通信速度は遅いと言わざるを得ないでしょう。
データ通信量について
Yahoo! Wi-Fiで月間データ通信量無制限で利用したいのであれば、月額4,380円のプランを利用する必要があります。
たいしてWiMAX2+ではどのプロバイダでも、月間データ通信量無制限で利用可能です。
WiMAX2+の方が料金は安い
月間データ通信量5GBまででよいのであれば、Yahoo!Wi-Fiの方が安いです。
ただし、Yahoo!Wi-Fiに関し月額1,980円で利用するのであれば、月額462円のYahoo!プレミアム会員になる必要があります。
次にYahoo!Wi-Fiにおいて月間データ通信量無制限で利用するなら、繰り返すように月額料金は4,380円。
一方のWiMAX2+はプロバイダによって月額料金が異なっており、月額料金の安いBroad WiMAXなら月額3,411円と、Yahoo!Wi-Fiと比較して900円安く利用できます。
Yahoo!Wi-Fiは解約時に機器料金を支払わなければならない
モバイルWi-Fiルーターの代金は、どちらで契約しても契約時に支払う必要がありません。
その分、最初に支払う費用は少なくてすむのはどちらも一緒です。
ただしヤフーWi-FiのモバイルWi-Fiルーターは正確に言うと0円で提供されるわけではありません。
実際には38,880円かかっており、Yahoo!Wi-Fiに申し込むと、この料金を分割払いする契約をすることになります。
分割料金は「さんねん+アシスト1080」という割引がきいて相殺されるので、Yahoo!Wi-Fi契約中は支払う必要がありません。
しかしこの契約が満期となる3年経過前に解約をすると、残金を一括で支払うことが必要。
たとえば契約してから1年後に解約する場合は残金29,280円を、2年後に解約する場合は、残金19,680円を支払わなくてはなりません。
Yahoo!Wi-FiよりWiMAX2+の方が画像や動画がきれい？
Yahoo!Wi-Fiを使って送受信するコンテンツによっては以下の通信制御が行なわれます。
Yahoo!Wi-Fiコンテンツ制限
公式では「影響がない」とのことですが、実際には動画・画像が劣化するため、コンテンツによっては人の目でもわかる程の差が生じるというレビューも多いようです。
動画や画像をうつくしく鑑賞したいなら、このような制限がないWiMAX2+の利用をおすすめします。
WiMAX2+の方が提供エリアが広い
Yahoo!Wi-Fiでは、よく知られるLTEだけでなくAXGPという通信回線を利用します。
大手携帯キャリアでも利用されるLTEは提供エリアが広く使いやすいのに対して、AXGPはLTEやWiMAX2+と比較すると提供エリアが狭いのがデメリット。
以下は、東京近郊でのWiMAX・AXGPの提供エリア比較です。WiMAX2+の方が、断然提供エリアが広いのが分かりますね。
WiMAX2+/AXGP(ワイモバイル)提供エリア比較
そしてYahoo!Wi-Fiでデータ通信量無制限の利用が可能なのはこのAXGPの方です。
LTEによる高速通信が行なえるのは月間データ通信量7GBまで。
つまり同じ「月間データ通信量無制限」でも、使えるエリアはWiMAX2+の方が広いということです。
まとめ【WiMAX2+をおすすめする理由】
Yahoo!Wi-Fiの「月額1,980円」「月間データ通信量無制限」という宣伝をみると、他モバイル通信と比較しても一見コストパフォーマンスが高いサービスのように見えます。
しかし月額1,980円のコースと月間データ通信量無制限が利用できるコースは別々。
その上で、WiMAX2+と比較すると、WiMAX2+の方が最大通信速度が高速でかつ低価格なサービスであることがわかります。
Yahoo!Wi-Fiで提供されるWi-Fiルーターは分割払いとなっており、解約時に高額な残金を一括で支払わなくてはならなくなることも注意が必要。
これらの点から、当サイトではYahoo!Wi-FiよりもWiMAX2+をおすすめします。