WiMAXのLTEオプションはほんとにいらない?ユーザーの体験談を紹介

2018年の終わりごろからWiMAXのプロバイダでは、LTEオプションが無料となる3年契約が主流となっています。ただユーザーのなかにはLTEオプションが有料になってもいいから、縛り期間の短い2年契約の方がよかった、と言うユーザーも多いようです。

いえいえ、そんなことないです! WiMAXをいろんな場所でアクティブにヘヴィに使おうとすればするほど、LTEオプションは役立ちます! この記事ではWiMAX利用歴が長い著者が、どんな風にLTEオプションを活用しているのかを紹介しています。

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WiMAXのLTEオプション概要を簡単におさらい

WiMAXのLTEオプションの体験談を語る前に、簡単にWiMAXのLTEオプションの特徴を振り返っておきましょう。

  • WiMAXより提供エリアが広くつながりやすいLTEでのインターネット接続ができる
  • WiMAX2年契約ではLTEオプションを利用すると、その月は1,005円の追加料金が発生。3年契約では無料
  • LTEオプションが利用できるのは月間7GBまで。データ通信量無制限のギガ放題プランを契約していてもこの条件はかわらない

LTEオプションでおさえておくべき特徴はこんなところでしょうか。

WiMAXのLTEオプションが役立つケース

それでは実際にどんなときにWiMAXのLTEオプションが役立っているか、個人的な体験をもとに紹介します。

建物の地下や奥まった場所でインターネット接続したい

コーヒーショップやファーストフード店で地下の席しか空いていない場合がありますよね。そんなとき、WiMAXでは電波が届かずインターネット接続できない、ということがよくあります。

WiMAXは建物の地下や、窓際から離れた建物の奥まった場所では電波が届きにくい、というデメリットがあるのです。一方のLTEはそういった場所でもWiMAXより電波が届くことが多いため、LTEオプションのおかげで助かる、というケースは案外多くあります。

地下鉄で安定してインターネット接続したい

上と同じような理由ですが、走行中の地下鉄車内ではWiMAXは電波が届かない、途切れるということがよくあります。基地局が増えたのか端末の性能が上がったのか、個人的には以前より改善しているように感じてはいますが、それでもWiMAXを使っていると動画が途切れる、ホームページが見られなくなる、ということがあることは否めません。

一方のLTEは、地下鉄車内でも電波が届かない、という経験はほとんどありません。やっぱり安定してインターネット接続を継続するには、LTE接続の方が適しています。

ビルの高層階でインターネット接続したい

WiMAXの電波が届きにくい場所の1つにビルの高層階があげられます。WiMAXは高い場所で電波が届きにくいという特徴があります。個人的な経験では、ビルの20階を超えたあたりから電波が届きにくくなっている印象です。こういうときにLTEオプションがあると助かります。

郊外でインターネット接続したい

WiMAXも基地局が20,000局を超え、「全国政令指定都市での実人口カバー率99%」を達成しています。WiMAXはどんどん提供エリアを拡大しているのです。

一方、先行するLTEの提供エリアは「(政令指定都市に限らず)全国で99%」。郊外でのつながりやすさは、残念ながらWiMAXはLTEに劣ります。

旅行や仕事で郊外へ行った際などは、やはりLTEオプションがあると助かる、ということはよくあります。

【結論】LTEオプションはいらない、なんてことない!

いかがですか? ご覧のように街中でも郊外でもWiMAXでなくLTEなら電波が届くというシーンはよくあります。街中でも郊外でもLTEが活躍するシーンは多いです。LTEはWiMAXの良いサポート役といえます。アクティブにいろいろな場所でインターネット接続をしたいユーザーにとって、LTEオプションはなくてはならない存在です。

LTEオプションを利用する場合の注意点

LTEのつながりやすさは上に述べたとおりですが、それならWiMAXでなく「ずっとLTEを使えばいいじゃん」と思う方もいるのではないでしょうか? ですが、実際にはLTEオプションには1つの制限があり、それができません。

具体的に言うと、WiMAXの契約においてLTEでのインターネット接続ができる容量は月間7GBまでと決まっているのです。仮に7GBを超えるとその月の末日までLTEでもWiMAXでもインターネットの通信速度が最大128Kbpsに制限されてしまいます。

ただ7GBといっても、そんなに少ないデータ通信量ではないので気をつけて使えばこの制限に抵触することもないでしょう。たとえばYouTubeの動画視聴であれば、スマホの小さな画面でよく視聴される標準画質程度の動画なら、約33時間の再生でようやく7GB使い切るほどです。またLINEの音声通話なら約100時間使っても7GB使い切れません。

そのため「普段はWiMAXでインターネット接続」して、WiMAXでつながらないときだけ「LTEオプションを使う」といった感じで使うのがすすめです。

まとめ

WiMAXと比較するとLTEオプションで使えるLTEは電波が届きやすく、提供エリアも広くなっています。WiMAXの電波がとどきにくい地下や郊外などではLTEが役立つシーンが多いのでLTEオプションは非常に有用です。

外出先でアクティブにWiMAXを使うのであれば、LTEオプションが無料となる3年契約をおすすめします。その分だけ契約期間は長くなってしまいますが、2年契約と異なりLTEオプシヨンの1,005円/月の追加料金が無料となることを考えれば、十分にもとがとれます。