WiMAXはモバイルWi-Fiルーター「W06」の登場により、最大通信速度が1Gbps超となりました。最大通信速度だけでみれば、自宅で使う光回線にも並んだ、といえます。
他の機種と比較しても、最大通信速度はW06が最も高速なので、W06の人気が高まると想定されますが、ここでは本当にW06をえらんでよいのか、競合機種と比較・考察していきます。
WiMAXは、えらぶ機種によって使い勝手に大きな差が生じるものです。機種ごとの特徴・比較をよく理解して最適な機種をえらびましょう。
Contents
W06・WX05・W05比較表
W06 | W05 | WX05 | |
発売時期 | 2019年1月 | 2018年1月 | 2018年11月 |
メーカー | HUAWEI | HUAWEI | NEC |
最大通信速度
(通常時) |
下り:558Mbps
上り:30Mbps |
下り:558Mbps
上り:30Mbps |
下り:440Mbps
上り:30Mbps |
最大通信速度
(ハイスピードプラスエリアモード利用時) |
下り:1.2Gbps
上り:75Mbps |
下り:758Mbps
上り:112.5Mbps |
下り:440Mbps
上り:30Mbps |
通信品質にかかわる機能 | 高性能ハイモードアンテナ搭載
TXビームフォーミング機能 |
‐ | WiMAXハイパワー
Wi-Fiチャネル自動切換え |
バッテリー容量 | 3,000mAh | 2,750mAh | 3,200mAh |
最大連続通信時間 | 約11時間40分 | 約10時間30分 | 約14時間 |
最大同時接続台数 | 最大16台 | 最大10台 | 最大14台 |
サイズ(mm) | 約128×64×11.9mm | 約130×55×12.6mm | 約111×62×13.3mm |
重量 | 約125g | 約131g | 約128g |
ユーザーの評判 | ‐ | ○ | △ |
他の機種より優れている部分は赤文字にしています。この比較表をもとに、各機種の特徴をまとめると、以下の通りです。
・W06
最大通信速度が高速で、通信品質を高める機能もそろっている。なおかつ最大同時接続数も多い。
・W05
通常時の最大通信速度が高速でユーザーからの評判も高い。
・WX05
バッテリーの持ちが最もよく、通信品質を高める機能が豊富。だが最大通信速度は他機種に劣りユーザーからの評判があまりよくない。
WX05の評判は気になるところではないでしょうか。「安定して使えている」「通信速度が高速」という高評価も多い一方、「接続が不安定」「通信速度が遅い」という低評価も目立ちます。個体差や利用環境によるのかもしれませんが、ユーザーの評判でみるとWX05が劣るのは否めません。
WX05をえらぶメリットは少ない(ユーザーの評判もよくない
他機種と比べてWX05が優れている点といえば、バッテリーの持ちがよいこと、通信品質を安定させるためのWiMAXハイパワーなどの技術がそろっていることがあげられます。最新のW06と比べた場合のメリットは、バッテリーのもちがよいことのみ。
このように選ぶメリットが少ない一方で、どうしても気になるのはユーザーの評判があまりよくないことですね。上にも書いたように「通信速度が遅い」「通信が不安定」といった声が多く聞かれることが気になります。
これらのことをふまえて考えると、WX05はおすすめしにくいですね。
W06とW05を比較した場合、機能性で勝るW06がおすすめ
W05はWX05と比較すると「通信品質が安定している」との評判が多い機種です。W06は2019年2月時点でまだ評判は出そろっていませんが、同じメーカーの機種は総じて評判がよいので、W06も同じように考えてよいでしょう。
くわえてそのW05と比べても、通信速度・通信品質を高める技術など勝っている点が多くなっています。「多少機能や速度が下がっても、ユーザーの評価が定まった無難な機種を使いたい」ということであればW05も良いですが、そうでなければおすすめはW06です。
ハイスピードプラスエリアモードで使える最大1.2Gbps超の通信速度は、このモードで使える最大データ通信量が7GBであることなどから使う機会は限られますが、それでも対応していることにこしたことはありません。※最大1.2Gbpsについての考察は「WiMAXが最大1Gbpsの時代へ?使う機会は限られる?」でも紹介しています。
【結論】スバリおすすめはW06
これまで解説したことをまとめると、まずWX04は他機種と比較して通信速度が遅い上に、ユーザーの評判もよくないのでおすすめできません。次にW06とW05を比較した場合、通信品質にかかわる機能が充実している上に最大通信速度が速いなどの理由でW06の方がおすすめです。このように、W06・WX05・W05という競合する3機種を比較した場合、もっともおすすめなのはW06です。
W06が最も安価に使えるおすすめプロバイダは?
当サイトでおすすめしているのは、GMOとくとくBBです。平均3万円という超高額なキャッシュバックのおかけで、以下の通り他プロバイダと比較してお得にW06が使えます。
プロバイダ名 | 月額料金 | キャッシュバック | 3年総額 |
GMOとくとくBB | 4,263円 (1-2ヵ月目は3,609円) |
平均30,000円 | 125,160円 |
BroadWiMAX | 3,411円(1-2ヵ月目は2,726円、25ヵ月目以降は4,011円 | – | 131,626円 |
UQ WiMAX | 4,380円(1-2ヵ月目は3,696円) | – | 161,428円 |
さらに、GMOとくとくBBのキャッシュバックは、3万円より高額になることも多いです。キャッシュバック額は、機種によっても異なるので、くわしくは以下にリンクする公式サイトでご確認ください。