セキュリティの低い公衆無線LANでまだ仕事してるの?WiMAXをおすすめする理由

街中にあふれる公衆無線LANは、ビジネスで利用する際も一見便利です。ただし実際はセキュリティ上の危険性からまぬがれず、ビジネス利用はおすすめできません。ここではその理由を具体的に説明しています。

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公衆無線LANが便利な理由

今や街中を歩いていて、「Wi-Fi」の文字を見ない日はないのではないでしょうか。ファーストフードやファミリーレストラン、コンビニなどにも公衆無線LANのアクセスポイントが設置されています。

どこでも使えて、さらにスマートフォンの契約のようにデータ通信量の心配もない。しかも公衆無線LANなら無料で使えるところも多く、仮にかかっても月額数百円と安価 – 確かにこれだけみると便利です。法人の営業担当やフリーランスが、好んで公衆無線LANを使いたがるのもわかる気はします。

公衆無線LANが危険な理由

結論からいって、公衆無線LANは仕事用に使うのはおすすめできません。セキュリティ的に問題となるポイントが、いくつも転がっているからです。ここではその中でも、公衆無線LANが危険である主な4つの理由を解説します。

暗号化されていないスポットが多い

特に手軽に使える無料の公衆無線LANでは、暗号化されていないことが多いです。暗号化されていなければ、公衆無線LAN上で行った通信の内容は、悪意のある第三者に簡単に盗聴されてしまいます。

また月額数百円程度である有料のサービスだとしても、暗号化されているとは限りません。同じサービスでも暗号化されているポイントとそうでないポイントが混在している、というのもよくあることです。

仮に暗号化されていても暗号化キーは誰でもわかる

暗号化されていても、第三者の盗聴を防げるわけではありません。公衆無線LANでは、管理上、全てのユーザーが利用する暗号化キー(パスワード)が共通だからです。言い換えると、全てのユーザーが同じ鍵であくロッカーを使っているようなものです。もちろん鍵がないよりは安全ですが、悪意のある第三者はその気になれば簡単に通信の盗聴ができます。

なりすましのアクセスポイントがある

街にはWi-Fiのスポットで溢れており、SSID(無線の電波名)である程度どんなものがわかることもありますが、どれが個人のものか公衆無線LAN用か確実に見極めることは誰にもできないでしょう。

その上、もっと厄介なのはなりすましの悪意あるアクセスポイントがあること。なりすましのアクセスポイントでは、あたかも公衆無線LANのアクセスポイントのように振舞って、自分の管理するWi-Fiルーターへ接続させ、そこで行われる通信をごっそりと盗聴します。

たとえばですが、コーヒーショップの隣の席に座ったユーザーが使っているモバイルルーターがなりすましのアクセスポイントで、知らず知らずそのアクセスポイントを経由してインターネットへ接続してしまうということもないとは言えません。

良くも悪くもWi-Fiの設定は簡単なので、無意識にそんなアクセスポイントへつないでしまうということは、十分にありえます。

SSLでも全てが暗号化されるわけではない

ショッピングサイトや会員のログインページなど、ホームページの中にはSSLで暗号化されているページもあります。しかしSSLを使ったとしても、全てが暗号化されるわけではないので注意が必要です。

接続先のURLやサーバーのIPアドレス、画像などは暗号化されるわけではないので、どのような通信が行なわれているのか推測することはできてしまいます。

公衆無線LANはこんな使い方がおすすめ

公衆無線LANは、上記のような危険性があることをわかって使うべきです。コーヒーショップの席などで話す会話を、近くにいる誰かが簡単に聞けるように、最悪盗み見られても問題ない通信を行う専用のインターネット接続回線として使うとよいでしょう。

公開すべき情報でないデータを多く扱うビジネスでは、仕事に使うのはおすすめできません。たとえばPCでニュースサイトをみたりとか、乗換の情報を検索したりだとか、仮に仕事につかえないとしても公衆無線LANが便利であることはかわらないでしょう。

外出先での仕事にWiMAXをおすすめする理由

営業やフリーランスなどがコーヒーショップなどの外出先で仕事する必要があるなら、モバイルWi-Fiルーター利用をおすすめします。モバイルWi-Fiルーターであれば、確実に暗号化できる上に、暗号化キーは専用のものが使えます。

モバイルWi-Fiルーターの中でも特にWiMAXであれば、月間のデータ通信量無制限で使えて便利。WiMAXを扱う多くのプロバイダでは、モバイルWi-Fiルーターを無料で提供しているため、安価に導入できるのもメリットです。

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まとめ

公衆無線LANは暗号化されていなかったり仮に暗号化されていてもパスワードが共通だったりするため、悪意のある第三者から通信内容を盗聴されてしまう危険性を否定できません。そのため、たとえ便利でも、ビジネスに公衆無線LANを使うのはおすすめできないです。

外出先でインターネットをする必要があるなら、専用の暗号キーを使えるモバイルWi-Fiルーターを使った方がよいでしょう。特にWiMAXなら月間のデータ通信量無制限で、公衆無線LAN同様にデータ通信量の不安もありません。