月額最安級のWiMAXプロバイダということで、ウェブでも頻繁に宣伝されているBroad WiMAX。その安さに思わず手が伸びそうになっても、「速度が遅かったり速度制限が厳しかったりするんじゃないか？」と疑問の思っている方も多いようです。
そこでここでは、Broad WiMAXの通信速度は速いのかや、どんな速度制限のルールがあるの分かりやすく解説しています。
公式サイト=>BroadWiMAX
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Broad WiMAXの通信速度は数十Mbps以上の通信速度がでる
Broad WiMAXは数あるWiMAXプロバイダの中でも、月額最安級で高い人気をえています。ただ慎重な方は、「安い分、通信速度が遅いのではないか？」と不安に思っているかもしれません。確かに、大手携帯キャリアより格安SIMの方が、格安SIMの中でもより月額料金が安いサービスの方が通信速度は遅い傾向があります。
ですがBroad WiMAXに関しては安いからといって通信速度が遅い、ということはありません。わたしはBroad WiMAXユーザーですが、通信速度は下りで数十Mbps、上り十Mbps程度で利用できています。
また他のユーザーの口コミでも、以下のように「Broad WiMAXの通信速度は速い」という声をよくみかけます。
Broad WiMAX、快適だぁ。回線速度もいい感じなのかな。 pic.twitter.com/URxJVPOfpV
— ザブロー@アフィリーマン (@zabroow) May 14, 2017
broad wimax導入出来たー！モバイルルーターの性能が良いのか、自宅で2GHz帯なのに、フレッツ光の5GHz帯より下り速度が速い…。さすがに上りは負けまくってるけども…。凄いなWiMAX。
— ますん (@nusssam) April 9, 2018
遅くなる原因は電波環境
前述の通り、Broad WiMAXは常に数十Mbps超の通信速度がでる可能性があるモバイル通信サービスといえます。その一方で「通信速度が遅い」というユーザーの声も一部にあるのは否めません。
そして、その主な原因は電波環境の良しあし。たとえば地下街のように、障害物に囲まれているような場所であると、電波が届きにくくなることがあります。
ただし、これは比較の問題。スマホで利用しているLTE回線も、同様に地下など見晴らしの悪い場所で電波が届かないのを経験したことがある人は多いでしょう。WiMAXは、電波の特性としてLTE回線より直進性(まっすぐ進む力)が強く、その結果高速な通信速度が出やすいかわりに障害物をすり抜ける力が弱くなる、という特性があります。
そのため「LTEと比較すると」、障害物に囲まれた場所などで電波が届きにくくなることが若干多いですが、そういった場所で絶対にWiMAXがつながらない、わけではありません。たとえば自宅で「つながらない」「通信速度がおそい」と感じた場合は、障害物の影響が少ない窓際にルーターを設置すると改善することが多いです。
いずれにせよ、WiMAXはそれだけ高速な通信速度が出せる可能性をもつモバイル通信サービスといえます。だからこそ、WiMAX全体で2,000万契約を超えるほどひろく利用されているのです。通信速度が遅いモバイル通信サービスなら、こんなに使われないですよね…。
●そもそもBroad WiMAXは他プロバイダと通信速度が変わらない？
これまでBroad WiMAXの通信速度、というかたちで解説してきましたが、実はWiMAXはプロバイダごとに通信品質はかわりません。その理由は、基本的に全てのプロバイダが同じ回線・通信設備を共有して利用しているからです。
格安SIMや光回線と違って、WiMAXでは「プロバイダが〇〇だから速度が高速」とか、逆に「WiMAXでプロバイダを乗り換えたら速度が遅くなった」といった評判や口コミがないのはそのためです。
Broad WiMAXの速度制限とは？
Broad WiMAXのギガ放題プランは月間データ通信量無制限。ただし回線が混み合って帯域がふさがってしまうのを予防する目的で、飛び抜けたヘヴィユーザーの利用を制限するためのルール（速度制限）のルールもあります。
速度制限の内容は以下の通り。
| 制限がかかるまでのデータ通信容量 | 3日間で10GBのデータ通信量を消費した場合 |
| 制限時の通信速度 | 概ね1Mpbs |
| 制限が実施される期間 | 3日間10GBのデータ通信量を消費した翌日の18時頃~翌々日2時頃まで |
ほとんどのユーザーがこの速度制限に「抵触できない」
上記速度制限のルールをみて、モバイル通信をよく使うユーザーの多くは「あれ？ このルールは厳しくないな」と感じたのではないでしょうか。
多少乱暴ですが、非常にわかりやすい比較をしてみましょう。
大手通信キャリアでは、月間20GB・30GBのデータ通信量のプランを「大容量プラン」として売り出しています。またソフトバンクは、「ほぼ使い放題」として、月間データ通信量50GBのプランを大々的に売り出しています。
たいしてWiMAXは3日間で10GB以内のデータ通信量消費なら速度制限に抵触しないわけですから、これを1ヵ月間に直すと単純計算で10GB×(30日÷3日)=月間100GB。つまり1ヵ月で100GBのデータ通信量を消費しても速度制限に抵触しないといえます。
これで比較すると大手携帯キャリアのプランの数倍のデータ通信量を1ヵ月で使える、ということです。余程のヘヴィユーザーでない限りはこの制限に抵触できません。
仮に速度制限に抵触しても、そんなに不自由でない？
それから、Broad WiMAXの速度制限でチェックすべきなのは制限時の通信速度。概ね1Mbpsあれば、ホームページが表示されるのに時間がかかることもないですし、動画もYouTube標準画質程度なら十分に視聴できます。つまり、仮にWiMAXの速度制限に抵触したとしても、それほどストレスにはなりません。