WiMAXはどのプロバイダがおすすめ? どの機種をえらぶのがよい? – この記事では、WiMAXを契約する際に迷いやすい全ての疑問について、全てシンプルに解説しています。この記事を読めばWiMAXをえらぶときに「もっともよい答えは何か」が明確にわかります。
Contents
WiMAXプロバイダのおすすめは?
WiMAXのプロバイダは「どれだけお得に使えるか」でえらぶのがおすすめ。なぜなら、WiMAXはプロバイダ毎に通信品質・通信速度がかわらないためです。
WiMAXプロバイダは20以上あり、月額料金を割り引いたり高額なキャッシュバックを行ったりして互いに価格競争しています。そして数あるWiMAXプロバイダの中でもお得で当サイトでおすすめしているのが、平均3.5万円という超高額なキャッシュバックキャンペーンを展開しているとくとくBBです。仮に月額料金がとくとくBBより安くても、長い目でみると以下の通りとくとくBBの方が安価なのです。
公式サイト
順位 | プロバイダ名 | 月額料金 | キャッシュバック額 | 3年間総額 |
1 | とくとくBB | 4,688円 (最大2ヵ月間は3,969円) |
平均30,000円 | 140,376円 |
2 | Broad WiMAX | 3,753円(1-2ヵ月目は2,999円、25ヵ月目以降は4,413円) | – | 144,489円 |
3 | So-netモバイルWiMAX2+ | 1~12ヵ月目:3,700円 13ヵ月目~:4,817円 |
– | 163,552円 |
4 | UQ WiMAX | 4,268円
※端末代として16,500円が加算 |
– | 173,448円 |
とくとくBBをえらぶその他のメリットとして以下もあげられます。
●WiMAX機種の種類が多い上に最新機種への対応も早い
WiMAXの使い勝手は機種によっても大きくかわるので、対応機種が多くて、なおかつ最新機種への対応が早いのは大きなメリットといえます。
●32ヵ月以上契約を継続すると、無料で最新機種へ機種変更が可能
プロバイダによっては機種変更に対応しないことも多いです。その点、とくとくBBでは32ヵ月以上の利用で機種変更が可能。これなら安心して長く使い続けることができます。(2年プランの場合は20ヵ月以上)
WiMAX機種のおすすめは?
まず結論から言うと、外出先でWiMAXを利用するならモバイルWi-Fiルーター「WX06」を、ご自宅でWiMAXを利用するならホームルーター「HOME02」がおすすめです。以下、それぞれの理由を解説します。
モバイルWi-FiルーターでW06をおすすめする理由
はじめにWX06をおすすめする理由について。最新でW06をふくめ競合するWiMAX用モバイルWi-Fiルーターは以下3機種です。
W06 | W05 | WX05 | |
発売時期 | 2019年1月 | 2018年1月 | 2018年11月 |
メーカー | HUAWEI | HUAWEI | NEC |
最大通信速度
(通常時) |
下り:558Mbps
上り:30Mbps |
下り:558Mbps
上り:30Mbps |
下り:440Mbps
上り:30Mbps |
最大通信速度
(ハイスピードプラスエリアモード利用時) |
下り:1.2Gbps
上り:75Mbps |
下り:758Mbps
上り:112.5Mbps |
下り:440Mbps
上り:30Mbps |
通信品質にかかわる機能 | 高性能ハイモードアンテナ搭載
TXビームフォーミング機能 |
‐ | WiMAXハイパワー
Wi-Fiチャネル自動切換え |
バッテリー容量 | 3,000mAh | 2,750mAh | 3,200mAh |
最大連続通信時間 | 約11時間40分 | 約10時間30分 | 約14時間 |
最大同時接続台数 | 最大16台 | 最大10台 | 最大14台 |
サイズ(mm) | 約128×64×11.9mm | 約130×55×12.6mm | 約111×62×13.3mm |
重量 | 約125g | 約131g | 約128g |
ユーザーの評判 | ‐ | ○ | △ |
この中で、WX06とW06は、性能がほぼ拮抗しています。(通信速度の差は若干ありますが、体感するほどではありません。)
ただし、現時点でW06とWX05は新規販売をしていないため、モバイルルーターの選択肢としてはWX06となります。
ホームルーターでHOME02をおすすめする理由
次に自宅向けにホームルーター「HOME02」をおすすめする理由について。ホームルーターとはその名の通り自宅専用で利用する機種のことで、モバイルWi-Fiルーターのようにバッテリーを搭載しておらず、AC電源で稼働します。またモバイルWi-Fiルーターほどコンパクトではありません。
そのため外出先用としてはむいていないのですが、本体がモバイルWi-Fiルーターより大きいために大型のアンテナを搭載しており、結果電波を送受信する力がモバイルWi-Fiルーターより大幅に高いです。特に電波環境が悪い環境や、機器とパソコンの距離が離れているような環境では、ホームルーターはモバイルWi-Fiルーターの数倍の通信速度を記録することもあります。
WiMAXで数ヶ月ごとに1機種ずつホームルーターをリリースしており、現時点ではHOME02とL02が競合機種となっています。
以下、両機種の比較表です。
■WiMAXホームルーター比較表
HOME 02 | L02 | |
発売時期 | 2020年1月 | 2019年1月 |
メーカー | NEC | HUAWEI |
最大通信速度
(通常時) |
下り:440Mbps 上り:30Mbps |
下り:558Mbps 上り:30Mbps |
最大通信速度
(ハイスピードプラスエリアモード利用時) |
下り:440Mbps 上り:75Mbps |
下り:1.0Gbps 上り:75Mbps |
Wi-Fi規格 | 802.11a/b/g/n/ac | 802.11a/b/g/n/ac |
最大同時接続台数 | 20台 | 42台 |
通信品質にかかわる機能 | WiMAXハイパワー
バンドステアリング機能 ※前機種(HOME 01)と比べ通信可能エリアが約25%アップ |
360度全方位をカバーする高感度アンテナ・TXビームフォーミング |
その他、注目すべき機能 | スマートスピーカー(Alexa)対応
見えて安心ネット・こども安心ネットタイマー |
専用のスマホアプリから設定変更が可能 |
サイズ | 約50(W)×118(H)×100(D)mm | 約93(W)×178(H)×93(D)mm |
重量 | 約218g | 約 436 g |
比較してみると、性能はほぼ拮抗しています。(通信速度の差は若干ありますが、体感できるほどではありません。)
その上で、現時点でL02は新規販売されていないため、自動的に選択肢はHOME02となります。
クレードルは購入すべき?
クレードルとは、モバイルルーターを設置して簡単に充電するための機器。充電の際に、いちいちUSBケーブルを挿入するのではなく、クレードルにのせればよいので充電が簡単になります。WiMAXを毎日使う人ほどその便利さに気付くことでしょう。
またクレードルがあれば、PCとWi-Fiルーターを有線接続できるようになり、PCでインターネット接続する際に通信速度の高速化や通信の安定が期待できます。無線での接続が不安定なときに、一時的に有線LANに切り替えられるというのも便利です。
そのため、「買った方がよいか、どうか」で言えば、買った方がよい便利な機器であることは間違いありません。機種によっても異なりますが、価格も2~3千円程度と高価ではないので、財布に余裕があれば購入をおすすめします。
ただし、必ずしも買わないといけない機器ではありません。クレードルなしでも、快適にWiMAXを使っているユーザーは多いです。
またクレードルは後からUQアクセサリーショップというオンラインショップで購入することも可能。そのため、「最初はできるだけ安くすませたいな」と思うのであれば、契約時には購入せず後から買い足せばよいでしょう。
WiMAXオプションのおすすめ
これも先に結論から書くと安くすませたい場合は、オプションを契約しなくてもよいでしょう。WiMAXのオプションはそれぞれ有用なものが多いですが、「誰でも絶対に契約した方がよいおすすめ!」と言えるほどのものはないからです。
以下、よくあるWiMAXのオプションの例と、それらオプションを契約しなくてもよい理由を解説します。
端末補償系のオプション
WiMAXでは、WiMAX端末が故障した際に修理代金を補償するオプションを提供しているプロバイダが多いです。そのようなオプションは、月額料金が400円~500円程度です。
ただ、修理代金は最大で2万円ちかくになるものの、そもそも契約してから1年間は製品に標準でついている保証により、故意でない故障ならたいてい無償で修理してもらえます。またWiMAX端末は、スマホのように頻繁に操作したりバックやポケットから出し入れしたりするものではないので、そもそも故障することが少ないです。くわえて、当サイトでおすすめしているような、とくとくBB・Broad WiMAX・So-net・UQ WiMAXはいずれも2年程度の長期利用後には、無償で新機種を提供するサービスを行っています。
とはいっても、もちろんこのオプションが活躍する可能性がないわけではないので「不安だから契約しておこう」と考える方がいてもよいと思いますが、そうでなければオプションを契約せずにその分の月額料金をうかせるのがおすすめです。仮に故障も何もなかった場合、毎月支払う400円~500円程度のオプション料金が無駄になってしまいます。
※
前述のとくとくBBをはじめ、キャンペーン適用のためには契約時にオプションを申し込まないといけないことはよくあります。ただし、とくとくBBをはじめだいたいの場合は、契約後すぐに有料オプションを外してもキャンペーンが無効になるようなことはありません。また契約後にすぐに解約すればオプション料金が全くかからないか数百円程度ですみます。
公衆無線LAN系のオプション
公衆無線LANのオプションを提供するWiMAXプロバイダも多くあります。たとえばWiMAXの提供エリア外でインターネット接続する際などに便利ではあり、価値がないわけではありませんが、以下にあげる理由で契約しなくてもよいでしょう。
・3年契約にすればLTEオプションで代用できる
・Japan Connected-free Wi-Fi(※リンク)をはじめ、無償で使える公衆無線LANがある
※
前述のとくとくBBをはじめ、キャンペーン適用のためには契約時にオプションを申し込まないといけないことはよくあります。ただし、とくとくBBをはじめだいたいの場合は、契約後すぐに有料オプションを外してもキャンペーンが無効になるようなことはありません。また契約後にすぐに解約すればオプション料金が全くかからないか数百円程度ですみます。
有料サポートのオプション
光回線のサービスでも同様のオプションを提供していることがあります。パソコンや周辺機器の操作のことでわからないことがあった場合に、電話や遠隔操作でサポートしてくれるオプションです。
このオプションについては、パソコン初心者の方であれば助かるでしょう。パソコンや周辺機器を使い始めるときは、操作にいちいちつまづき時に数時間・数日悩んでも解決しない、ということがありえます。そんなときに、遠隔操作で助けてもらえば10分で解決、なんてこともあるのです。
ただ、このオプションがおすすめできるのはパソコン初心者の方。それ以外は自分でネットで調べて解決する、ということがたいていできるでしょうから、契約しなくてもよいでしょう。
ちなみに、前述のとくとくBBでは残念ながら有料サポートのオプションを提供していません。もしこのオプションを利用するのであれば、月額最安級のBroad WiMAXがおすすめです。
【参考】そもそもWiMAXをおすすめする理由は?
参考までに、他のポケットWiFiと比較してなぜWiMAXをおすすめするのか、簡単に解説しましょう。その主な理由は「月間データ通信量無制限で使える上に価格が安い」からです。
月間データ通信量無制限なら、高画質な動画も外出先で見放題。その上、WiMAXであれば、月間データ通信量無制限のポケットWiFiサービスの中でも特に安価に使えるのが魅力。以下、他の月間データ通信量無制限のポケットWiFiサービスとの比較表です。
サービス名 | WiMAX | ワイモバイル | スマモバ |
端末代 | 0円
※機種かかわらずほとんどのプロバイダで。 |
10,800円
※Pocket WiFi 803ZT【割引適用後】 |
0円 |
月額費用 | 約4,000円~
約4,800円 |
4,818円 | 4,226円 |
速度制限の容量 | 3日間10GB | 3日間10GB | 1ヵ月100GB |
制限時の通信速度 | 概ね1Mbps | 概ね1Mbps | 最大128Kbps |
提供エリアの広さ(※) | ○ | △ | ◎ |
※月間データ通信量無制限で利用する際の最大通信速度・提供エリアの広さを記載しています。
WiMAXは端末代が無料である上、月額料金が安いのが魅力。なお月額料金だけでみるとTHE WiFiの方が安いように見えますが、速度制限のルールがきびしいので、「好きなだけ利用する」ことは難しいサービスです。そのため当サイトでは、THE WiFiより他のポケットWiFiをおすすめしています。
まとめ
プロバイダや機器、契約年数など、契約する際に決めるべき選択肢について全て解説いたしました。この記事の内容をチェックすれば、WiMAXの契約時に悩まずにすむでしょう。