数あるWiMAXプロバイダの中でもわたしがBroad WiMAXをえらんだ理由や、使ってみた感想をまとめています。Broad WiMAXの利用を検討されてい方、WiMAXを導入しようか迷っている方の参考になります。
※Broad WiMAXの料金プランなど詳細な情報は、
以下公式サイトにわかりやすくまとまっています。
Contents
Broad WiMAXとは
月額最安級をうたうWiMAXの人気プロバイダです。月間データ通信量無制限で高速なモバイル通信が利用できるギガ放題プランが、他社プロバイダでは月額4,000円超であるところ、Broad WiMAXでは月額3,411円で提供しています。
わたしがBroad WiMAXをえらんだ理由
決め手は月額最安級
やはり一番大きな理由は、月額料金が安かったことです。端末代が0円となり、契約時にかかる費用が事務手数料3,000円のみですむのはほとんどのプロバイダで同じなので、これはBroad WiMAXをえらぶ決め手にはなりません。
しかし月額料金がこれほど安いプロバイダはほとんどありませんでした。WiMAXはどのプロバイダをえらんでも通信品質は基本かわりませんから、できるだけ安価に使える方がよいです。
キャッシュバックの方がお得？
ちなみに、とくとくBBのように平均3万円をこえる高額なキャッシュバックをもらえるプロバイダもあります。2年間の総額料金でみると、とくとくBBをえらんだ方が数千円程度お得です。わたしは不精な性格なので、1年後に手続きを経てからもらうキャッシュバックより、月額料金の安さで手軽に節約できるBroad WiMAXをえらびました。
とはいえ、ここは好みの問題だと思います。手続き自体はオンラインで銀行口座を登録するだけと簡単なので、「とにかく安くしたい！」ということなら、とくとくBBをえらんでもよいでしょう。わたしも次の更新月には、Broad WiMAXにするかとくとくBBにするか迷っています。
※とくとくBBの詳細情報は以下公式サイトで確認しましょう
とくとくBB公式サイト=>GMOとくとくBB
最新機種がえらべる
Broad WiMAXは最新機種への対応が早いです。そのため他社では最新機種がえらべなくても、Broad WiMAXならえらべる、ということがあります。えらぶWiMAX端末によっては使い勝手が大きく変わってしまうこともありますから、これは大きなポイントです。
端末即日配送もうれしいポイント
Broad WiMAXでは、最短でオンライン申込当日にWiMAX端末を配送してくれます。わたしは別に急いではいませんでしたが、申し込んだ以上は早く使えるのはうれしいですよね。固定回線の代替にWiMAXを使う方にとっては、特にうれしいポイントではないでしょうか。
他WiMAXプロバイダと比較すると、Broad WiMAXのように最短で申込当日の配送に対応しているプロバイダもある一方で、配送までに1～2週間要するプロバイダもあります。その点、Broad WiMAXは料金が安価な上に配送も早いのは、注目すべきメリットの1つといえるでしょう。
ご満足保証が安心
Broad WiMAXでは、光回線やLTE通信など指定したインターネットサービスへの移行であれば、契約後にいつでも違約金なしで移行できる、というユニークな「ご満足保証」を無料で提供しています。
モバイル通信は、仮に提供エリア内でも環境によって通信品質に差が出てしまうことがありますから、こういった保証があるのはユーザーにとってはうれしいのではないでしょうか。また仮にこの保証を使わないにしても、「こんな保証も用意してくれているサービスなのか」という安心感があって、サービスを信頼しやすいですよね。
Broad WiMAXを使ってみての感想
有料オプションは簡単に解約できた
Broad WiMAXは、端末代が無料となるキャンペーンを適用して契約するにあたり、「安心サポートプラス」(月額550円)と「MyBroadサポートライト」(月額507円)、「モバレコポイントクラブ」(月額400円)という3オプション(合計月額1,457円)の加入が必須です。
「なんだ、じゃあ月額やすくないじゃん！」と悪い評判のもとになってしまっている点ですが、これら3オプションは加入後すぐに解約が可能で、仮に解約してもキャンペーンが無効になることはありません。オプションの解約は、専用のウェブページか電話で手続きできます。
わたし自身、WiMAX端末が届いて1-2日には電話で解約手続きしました。平日の午前中でしたが、電話も待たずにすぐにつながり、解約に時間もかかりませんでした。(解約を阻止するための面倒な話もなく、あっさり手続き完了しました)
すぐに解約しても、安心サポートプラス(月額550円)1ヵ月分の料金はかかってしまうものの他は無料。大きな問題になるほどのデメリットとはいえないでしょう。
通信速度や安定性は想像以上で抜群！
これはWiMAXすべてのプロバイダにあてはまることですが、WiMAXを使ってみてその通信速度や安定性は期待していた以上で満足しました。
わたしは東京の山手線沿線から10km圏内の場所に住んでおり、WiMAXはだいたい自宅の周辺や東京23区内で利用しています。そしてほとんどの場所で、数十Mbps程度の通信速度で利用できています。窓際から離れた場所など電波状況が良くなさそうな場所でも、たいてい10Mbps超の通信速度を記録しているので、使用に不満は感じていません。
それにわたしが利用している限り、安定性も特に悪くはありません。突然切断されてしまう、とか、通信速度が極端に遅くなるといった経験は、今まで数回くらいしかありませんでした。かえって自宅の固定回線の方が、突然使い物にならないくらい遅くなるということが時々あって、そのバックアップにWiMAXを使っているぐらいです。
もちろんWiMAXはモバイル通信の1つなので、電波環境によってはつながりにくかったり通信速度が極端に遅かったりといったことはあるでしょう。実際、そういったユーザーの声を聞かないわけではありません。
しかしながら、わたしが使っていたり他のユーザーの声を丁寧にきいたりしている限り、速度や安定性に不満をもつユーザーの方が少数だと思います。わたしは、自信をもって人にWiMAXをすすめられます。
LTEと比較して電波が届きにくい箇所があるのは否めない…
一方で、つながりやすさという点でみると、LTE回線の方がつながりやすいのは否めません。たとえば地下鉄の車内や大きな建物の奥まった場所など、モバイル通信の電波が届きにくそうな場所では、WiMAXの電波が届かなくてもスマホのLTE回線はつながる、という経験はときどきあります。
もちろん比較の問題なので、WiMAXが屋内で特別つながりにくいということはないのですが、つながりやすいLTEに慣れている方からすると、はじめ戸惑うことがあるかもしれません。WiMAXが使えないときは、仕方なくスマホのLTE回線などを利用しています。
ハイスピードプラスエリアモードが意外と使える
WiMAXの契約では、WiMAX回線による標準の通信モード「ハイスピートモード」以外に、WiMAXの電波が届かない場所で、端末が自動的にLTE通信に切り替える通信モード「ハイスピードプラスエリアモード」があります。非常に便利な通信モードで、わたしもよく使っています。
ただハイスピードプラスエリアモードは月間7GBまでという制限と、このモードを使った月は、1,005円/月の追加料金が発生するという注意点があるので、頻繁には使えません。たとえばクライアントと会議をするときなど、本当に必要なときだけ使うようにしています。そのくらいなので、月間7GBもあれば結果的に十分です。
なお2017年からは、契約期間を通常の2年ではなく3年とすることで、ハイスピードプラスエリアモードが無料となるプランが登場しています。一部のプロバイダはこのプランに対応していませんが、ハイスピードプラスエリアモードに興味があれば、3年契約がおすすめです。
わたしも次の契約更新のタイミングで3年契約に切り替えようと思っています。ハイスピードプラスエリアモードが無料になるなら、地下鉄の車内などでも快適にWiMAX契約でインターネット接続ができるようになります。
サポートにはきちんと対応してもらえた
モバイル通信の契約で、よく心配されるのがサポートの問題ですが、わたしがBroad WiMAXに問い合わせた限りでは、丁寧にサポートをしてもらい助かりました。ルーターの設定方法や契約内容についての質問でしたが、いずれも正確な回答で問題は解決しました。
Broad WiMAXの場合、電話が混み合っていることがあって、1～2度つながらなかったことがあったものの、時間をかえてかけ直すとだいたいつながります。ときどき、まったく電話がつながらない、というプロバイダがありますが、Broad WiMAXに関してはそんなことはありませんでした。
【まとめ】Broad WiMAXをえらんで概ねの満足
Broad WiMAXに関しては、通信品質にも価格にも概ね満足して使っています。データ通信量を気にする必要がないので、まるで自宅の固定回線を外へ持ち出して使っているように快適ですし、月額料金の安さ(3,411円/月)も気に入っています。わたしはWiMAXで月間60～70GBのデータ通信量を消費することもありますが、もし同程度の容量を大手携帯キャリアや格安SIMに求めると月額1万円はくだらないでしょう。
一方でLTEの方が地下鉄などでつながりやすいといった注意点はありますが、WiMAXの契約でもハイスピードプラスエリアモードによりLTE通信も利用可能。使った月はオプション料金が発生したり月間7GBまでだったりといった注意点はありますが、いざというときには役立っています。