WiMAXの契約でSIMのみの提供があるかや、プロバイダから提供されたSIMカードを他モバイルWi-Fiルーターに挿入できるかなどについて紹介。またそういった契約の意味があるかも、あわせて解説しています。
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WiMAXでSIMのみ契約をする意味
WiMAXでは白ロムと呼ばれる、プロバイダに縛られず使えるWi-Fiルーターがあります。その端末を購入し、WiMAXをSIMのみで契約して安価に利用できないか、と考えるユーザーがいるようです。
ちなみにWiMAXの各プロバイダで提供された端末はSIMロックがかかっており、他社プロバイダから提供されたSIMを使うことはできません。SIMロック解除といった大手携帯キャリアでは一般的なサービスも、WiMAXでは提供されていません。
WiMAXでSIMのみの提供はない
まず結論から言ってWiMAXでは、SIMカードのみの提供はありません。上述したように「安価な白ロム端末と安価なSIMだけ使ってWiMAXを使いたい」というのは、残念ながら実現できないです。
ただしWiMAX用端末は無料提供されるのでSIMのみ契約はあまり意味がない
ですが、ほとんどのプロバイダではWiMAX用のWi-Fiルーターを無料で提供しているため、そもそもSIMのみ契約する意味はあまりありません。契約にかかる費用は事務手数料3,000円のみであることがほとんどで、負担が少なくはじめられるのがWiMAXのメリットなのです。
そしてその月額料金も安価でコストパフォーマンスは高くなっています。たとえば、ソフトバンクのウルトラギガモンスターが月間50GBで月額7,000円(テザリングオプションを付けると月額7,500円)のところ、わたしも使っている月額最安級のBroad WiMAXなら月額3,411円でデータ通信量が無制限です。
マイネオのSIMならWiMAX回線が使えるが…
WiMAXのSIMカードのみ提供はない、と書きましたが、格安SIMでおなじみのマイネオのAプラン(auプラン)であれば、WiMAX回線を利用することもできます。ただしWiMAXの強みである「月間データ通信量無制限」で使えるわけではないので注意しましょう。あくまで契約で割り振られたデータ通信量内で、WiMAXやLTEによる高速なデータ通信が使えるということです。
マイネオのユーザーからすれば、LTEの通信速度がおそいときにWiMAX回線に切り替えて高速な通信を継続させる、といった使い方は考えられるでしょう。ただし繰り返すようにデータ通信量はLTE・WiMAX共有なので、Wi-Fiルーターで複数台接続する際など必ずしもWiMAXを使う必要はありません。Atermシリーズのような代表的なLTE対応Wi-Fiルーターを使えばよいですよね。
SIMカードの差し替えは可能？
それでは逆に、すでにWiMAXの契約があるユーザーが、手元の端末が壊れるなどして白ロムのWiMAX用Wi-Fiルーターを利用するにあたって、手元にあるSIMカードのみを使うことは可能でしょうか。
※白ロムとは、SIMロックされていない端末のことを指します。
WiMAX用のルーターが壊れた場合、修理代だけで最大2万円程度の費用が発生します。それより安価な白ロム端末を購入して使いたい、と考えるのもわかります。
これも結論からいうと、基本的には可能なようです。実際に使っているというユーザーの口コミも多く見受けられます。ただし当然ですがサポートはされていませんし、保証もありません。その点には注意しましょう。
また、たとえばプロバイダAで提供されたSIMを、プロバイダBから提供されたWi-Fiルーターに挿入することはできません。前述の通りプロバイダBで提供された端末はSIMロックが行なわれており、プロバイダBで提供されたSIMでしか使えないからです。
契約更新月が近づいているならプロバイダ乗り換えもおすすめ
仮に契約更新月が少し先で、違約金なしで解約できる状態なら、現在の契約を解約して新しいプロバイダへ乗り換えてしまうのもよいでしょう。前述したように、WiMAXはほとんどのプロバイダでWi-Fiルーターを0円で提供するため、乗り換え時の負担が少なくて済みます。さらにプロバイダ乗換で新品の最新Wi-Fiルーターをえらべるため、通信速度が高速になったりバッテリーの持ちがよくなったりといったメリットもあります。
くわえて当サイトでおすすめしているBroad WiMAXなら、月間データ通信量無制限で高速なモバイル通信が使えるギガ放題プランが月額3,411円で利用可能。現在のプロバイダより、月額費用が安くなっているのではないでしょうか。
まとめ
WiMAXにSIMのみ提供するプランはありません。マイネオスマホのAプラン(auプラン)であればWiMAX回線が利用可能ですが、月間データ通信量無制限で利用できるわけではありません。
またWiMAXのSIMを、白ロム端末に挿入して使うこと自体は、基本的には可能なようです。ただし保証できませんし、プロバイダのサポート対象外となります。この点を理解した上で使うようにしましょう。なおプロバイダから提供された端末はSIMロックが行なわれており解除してもらうこともできないので、他社で提供されたSIMを挿入して使うことはできません。
手元のWi-Fiルーターが壊れたなどで白ロム端末の購入を検討している場合で、なおかつ違約金がかからなく契約更新月が近くなら、契約更新月に解約してプロバイダを乗り換えてしまうのも手です。たいていのプロバイダがWi-Fiルーターを0円で提供しているので、移行時の負担も少なくてすみます。そして当サイトでは移行先として、月額最安級のBroad WiMAXをおすすめしています。月間データ通信量無制限のギガ放題プランなら月額3,411円で利用可能です。