WiMAXの最も簡単な接続設定方法「WPS」を解説!

WiMAXの接続設定方法にはいくつかの種類があり、マニュアルにもその分だけ記載されていることがあります。ただし、ネットワーク設定に慣れていない方は、どれをえらべばよいか悩むのではないでしょうか。

ここではその中でも、最も簡単なWPSによる自動設定の方法を解説。WPSを使えば、誰でも手間なくWi-Fiによるインターネット接続が完了できます。

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「WPS」を使えば簡単にWiMAXの設定ができる!

WPS(Wi-Fi Protected Setup)とは、Wi-FiルーターとPCやスマートフォンを簡単にWi-Fi接続する技術です。具体的に言うと、WPSを使うことにより、パスワード入力などの手間なしでPCやスマートフォンをWi-Fi接続することが可能。そのためWPSならネットワーク設定に慣れていない初心者の方でも、手間なくWiMAXでインターネットに接続できます。

まずはUIM(SIM)カードをWi-Fiルーター本体へ挿入

WiMAXでインターネット接続するためには、送られてきたWi-Fiルーターの本体にUIM(SIM)カードを挿入する必要があります。SIMカードとは契約者の情報が記録された小さなICカードのことで、WiMAXプロバイダからWi-Fiルーターと一緒に送られてきている筈です。

UIM(SIM)カードの挿入方法は、Wi-Fiルーターの機種によって違います。具体的な方法は、
UQ WiMAXの以下公式サイトがくわしいので参考にしてください。

http://navi.uqwimax.jp/?brand=wimax

手元に届いたWi-Fiルーターの機種をえらんだあと、「UIMカードの抜き差し」メニューをクリックすれば、図解つきでUIM(SIM)カードの挿入方法を確認できます。

あわせてSSIDを確認しておこう

SSIDとは簡単に言うと、手元にあるWi-Fiルーターが発している電波を識別するための名前と覚えておいてください。Wi-Fiの電波はそこかしこに飛び交っていますから、どれに接続するか指定するための名前が必要になるわけです。

SSIDとパスワード(ネットワークキー)はWi-Fiルーターに同梱されたシールで確認するのが一番簡単です。Wi-Fiルーターを操作することでも確認ができます。以下、参考までにW04(W03)とWX03での確認方法を記載します。

■W04(W03)の場合
本体に電源をいれ「情報」→「SSID情報」の順番でタップします。SSIDとパスワード(ネットワークキー)が確認できます。

■WX03の場合
本体に電源をいれ「情報」→「Wi-Fi情報」の順でタップします。

それではWPSで簡単にWiMAXの接続設定を行いましょう

Wi-Fiルーター側の設定

先に伝えておくと、Wi-Fiルーター側の操作を行ってから一定時間(ルーターによって異なる)の間に、接続する側のPCやスマートフォンなどの操作を終える必要があります。そのため、先にAndroid・Windows10の手順を簡単に確認しておくと慌てずにすむでしょう。

Wi-Fiルーター側は、WPSでの接続を受け付ける状態にすることが必要です。設定はWi-Fiルーターによって違いますが、W04やW03であれば、以下の手順で設定できます。

  1.  本体電源をいれます
  2.  「かんたん設定」をタップします
  3.  「次へ」をタップします
  4.  「ワンタッチ設定(WPS)」をタップします
  5.  「WPS」をタップします
    ※電源を入れた後に「設定」→「通信設定」→「WPS」→「WPSボタン」→「WPS」とすすんでも同じ設定ができます。

この設定をしてから2分以内に接続する側の端末(PCやスマートフォンなど)の設定を行います。なおホームルーター「L01」では、本体の側面にWPSというボタンがあり1秒以上長押しすることで同じ状態にすることが可能です。

Androidの場合

1)画面上部をスワイプして表示される歯車マーク(「設定」ボタン)をクリックします。

2)「設定」画面が表示されます。「Wi-Fi」をタップします。

Android設定画面

Android設定画面

3)

Androidが認識した無線の電波(SSID)の一覧が表示されます。表示されていない場合は、Wi-FiがOFFになっている可能性がありますから、画面左上のボタンを「ON」にしてください。

4)

画面右上の虫眼鏡マークの隣にある3つの点をタップします。そのマークがない場合は、スマートフォン画面右下のメニューボタンを押し、「詳細設定」をタップします。

5)

Wi-Fi詳細設定の画面になります。ここで「WPSプッシュボタン」をタップすると、WPSで自動的に接続してくれます。

Android設定画面2

Android設定画面2

Windows 10の場合

1)画面右下の電波マークをクリックします。

Windows10設定画面

Windows10設定画面

2)
PCが認識したWi-Fiの電波(SSID)の一覧が表示されます。
その中から接続対象のSSIDをえらび、「接続」をクリックします。これだけでWPSにより自動接続されます。

iOSは残念ながらWPSに未対応

残念ですが、iPhoneやiPadが搭載する「iOS」はWPSに対応していません。ただし、パスワード(ネットワークキー)を入力する手間はかかるものの、設定自体は難しくないので安心して下さい。

  • 1)「設定」をタップします
  • 2)「設定」画面が表示されるので、「Wi-Fi」をタップします
  • 3)「Wi-Fi」画面が表示されます。Wi-FiがONになっていない場合は「ON」にします。ONにすると、端末が認識した無線の電波(SSID)の一覧が表示されます。
  • 4)表示された中から、接続対象の「SSID」をタップします。
  • 5)パスワード(ネットワークキー)の入力画面が表示されます。正しく入力すると接続が完了します。

まとめ

紹介したようにAndroid OS・Windows10では、WPSによる自動設定で誰でも簡単にWiMAXでインターネット接続できます。一方、iOSはWPSに対応していませんが、パスワード入力の手間が増えるだけです。ここで紹介した設定方法により簡単にWiMAXの接続設定を行うことが可能です。