法人向けポケットWiFiにワイモバイルよりWiMAXをおすすめする理由

ポケットWiFiを利用する際に困るのは、契約した月間データ通信量を消費しきってしまい速度制限が実施されることですね。

制限時の低速な通信速度では、ホームページがなかなか開かなかったり、大切なファイルの送受信に時間がかかり過ぎてしまったりして業務に支障をきたすことも。

そこで月間データ通信量無制限で高速なモバイル通信が使える、ワイモバイルやWiMAX2+といったポケットWiFiサービスに注目が集まっています。

ここでは法人向けワイモバイルと法人向けWiMAXを比較した際に、WiMAX2+をおすすめする理由を解説しています。

Contents

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法人向けワイモバイルのポケットWiFiとは?

ソフトバンク系のワイモバイルが提供するポケットWiFiサービスです。LTE回線のみの利用であると、高速なモバイル通信が使えるのは月間データ通信量7GBまでとなります。

そこでアドバンスオプションを追加契約するか、本オプションがあらかじめ含まれた契約をすると、AXGP回線により月間データ通信量無制限で高速なモバイル通信が使えるようになります。

法人向けWiMAX2+とは

KDDI系のUQコミュニケーションズが運営するWiMAX2+回線を使ったモバイル通信サービス。ギガ放題プランであれば、法人向けワイモバイルでアドバンストオプションを利用するのと同様に、月間データ通信量無制限で利用が可能です。

またワイモバイルと異なりWiMAX2+には取り扱いのプロバイダが複数あり、自分にあったサービスをえらびやすくなっています。中でもWiMAX2+回線提供元「UQコミュニケーションズの」が運営するUQ WiMAXおよび、月額最安級で知られるBroad WiMAXは法人契約もあります。

法人向けワイモバイル・ポケットWiFiとWiMAX2+の比較

以下法人向けワイモバイルのポケットWiFiサービスと、法人向けWiMAX2+サービスのUQ WiMAX・Broad WiMAXの料金比較表です。

ワイモバイル/UQ WiMAX/Broad WiMAX比較表

ワイモバイル/UQ WiMAX/Broad WiMAX比較表

この表の情報を含めて、ワイモバイルよりWiMAX2+の方が法人向けにおすすめできる4つの理由を解説します。

同じ月間データ通信量無制限のサービスでも、サービスの内容をよく見ると差があります。両者の違いをみて、より使いやすい方のサービスをえらびたいものですね。

理由1:Wi-Fiルーター端末代がWiMAX2+なら無料に

法人がモバイル通信サービスを導入する際に、一番のネックとなるのが端末代。

その点、WiMAX2+の法人契約なら、UQ WiMAX・Broad WiMAX共にWi-Fiルーター代が無料となるので、契約時の費用は事務手数料3,000円のみですみます。

一方のワイモバイルはWi-Fiルーター代は40,000円~60,000円と高額。

なおこれは36回の分割払いをえらぶことにより割引がきいて実質無料にできますが、支払いを終える前に解約してしまうと、残金は割引なしで支払わなければなりません。

そのため、Wi-Fiルーターに関する負担が少ないのはWiMAX2+といえます。

理由2:WiMAX2+なら月額料金も安くできる

法人向けワイモバイルのポケットWiFi、法人向けUQ WiMAX共に、月間データ通信量無制限のプランなら月額料金は4,380円です。(月間7GBまでのプランならいずれも3,696円)

ただし、Broad WiMAXの場合は月額3,411円(契約から2ヵ月は月額2,726円)となり、UQ WiMAXやワイモバイルと比較すると月額約1,000円もの違いがあります。

この差は大きいですよね。

理由3:提供エリアがWiMAXの方が広い理由

ワイモバイルはLTE回線・AXGP回線の両方を使います。LTE回線なら月間7GBまで、AXGP回線なら月間データ通信量無制限で利用できます。

LTE・AXGP・WiMAX2+の3者を比較した場合、提供エリアがもっとも広くつながりやすいのは大手携帯キャリアも利用するLTE回線です。

次にWiMAX2+とAXGPを比較すると、以下図にあるように、WiMAX2+の方が提供エリアが広くなります。

市街地はWiMAX2+・AXGP共に提供エリア内ですが、それ以外ではWiMAX2+の方が提供エリアが広いです。

仮に普段は市街地にある会社周辺で利用していたとしても、出張や旅行の際など、提供エリアが広い回線を使った方が便利ですね。

理由4:ワイモバイル・ポケットWiFiにはコンテンツ制限あり

ワイモバイルを含めたソフトバンクのモバイル通信では、動画・画像などに対する以下のようなコンテンツ制限があります。

動画・画像を圧縮して通信することによりデータ通信量を節約するという仕組み。

「閲覧に影響がない範囲で」との記載がありますが、実際の利用ユーザーの声の中には、画像が荒くなるといったものもあります。

高画質な画像を扱うパワーポイントの提案書や動画などを、モバイル通信でダウンロードしたりアップロードしたりする企業にはすすめにくいですね。

まとめ

法人向けのワイモバイル・WiMAX2+共に、高速なモバイル通信を月間データ通信量にしばられる利用できるサービスです。

しかし両サービスを比較した場合、WiMAX2+の方が低価格な上に、提供エリアが広いのが魅力。またワイモバイルのようなコンテンツ制限がありません。

これらの点から、月間データ通信量無制限の法人向けポケットWiFiを使うのであれば、ワイモバイルよりWiMAX2+をおすすめします。