プロバイダ毎に通信品質の差がないWiMAXでは、プロバイダを比較する重要な要素が価格です。
ここでは、ランキング形式で2年総額の安いプロバイダを紹介。
各プロバイダのメリットもあわせて簡単に解説しています。
さらにこのランキングには理由があっていれなかったものの、「最安」という意味ではあわせて検討したいWiMAXプロバイダも2つ紹介しています。
Contents
WiMAX2+の料金比較のポイントは?
格安SIMや光回線と違って、WiMAXは20以上あるプロバイダ毎に通信速度・通信品質に差はありません。
それだけに料金はプロバイダ比較の重要なポイント。
ただWiMAX2+では高額なキャッシュバックで顧客を集めるプロバイダが多いために、単純に月額料金で比較することはできない点には注意が必要となります。
そこで、初期費用や端末費用、月額費用・キャッシュバックを含めた2年間の総額料金で比較するのが一般的。
2年間とはWiMAXの契約期間でもあり、この期間を経過した契約更新月に解約すれば違約金がかかりません。
プロバイダ乗り換えをユーザーが検討するのもこのタイミングです。
最安はどこ? WiMAXの料金ランキング
第1位:とくとくBB
3万円を超える高額なキャッシュバックを行うことで人気のWiMAX2+サービス。
最安のWiMAX2+サービスとしてよく知られたプロバイダです。
とくとくBBでは運営元のGMOインターネットによるポイントサービス「GMOポイント」が毎月100ポイントずつたまり、利用料金の支払いや加盟店でのネットショッピングに使えるため、さらにお得に。
取り扱うWi-Fiルーターの種類が多かったり、最短で申込即日でWi-Fiルーターを配送したりなど他にも魅力の多いサービスです。
サービス提供エリア内であることを確認してさえいれば、契約してから20日以内の解約が違約金無料となる「ご満足保証」もあります。
第2位:@nifty WiMAX
誰もが知る大手プロバイダ「nifty」によるWiMAX2+サービス。
安心して申し込めるため、それだけでもポイントが高いですが、2万円のキャッシュバックも魅力。
またキャッシュバックの額でとくとくBB含め他社に劣るものの、最大3ヵ月無料もあるためにお得さは変わらない結果に。
「安いサービスを使いたい」「安心の大手を使いたい」 – という両方の希望を満たしたサービスといえます。
第3位:3WiMAX
niftyと違って名前はあまり知られていませんが、2万8千円というとくとくBBにつぐ高額なキャッシュバックを行うことで人気のWiMAXサービス。
「Triprouter」というモバイルWi-Fiルーター・USBタイプのハイブリットなWiMAX機器を提供する数少ないサービスでもあります。
第4位:So-net モバイルWiMAX2+
niftyと同様、大手プロバイダのSo-netによるWiMAX2+サービス。
So-netでも2万円のキャッシュバックを行っています。
月額制のセキュリティオプションから、水回り・カギのトラブルの際のかけつけサポートなどモバイル通信に全く関係ないオプションまで豊富にそろえている点も魅力です。
第5位:Broad WiMAX
キャッシュバックでなく月額料金の割引でお得なことが知られるサービス。
キャッシュバックの場合、もらえるのが契約後から約1年後だったり専用の手続きをする必要があったりするのがデメリット。
その点、Broad WiMAXなら契約してすぐから手間なくお得なのが魅力ですね。
またとくとくBBと同様に、取り扱うWi-Fiルーターの機種が多かったり最短契約即日での配送に対応していたりすることもおすすめのポイント。
サービスに満足できなければ「契約中いつでも」Broad WiMAXの指定する他社サービス(LTE通信・光回線など)に違約金なしで移行できる「ご満足保証」が利用できます。
WiMAX料金比較表
番外編 – このプロバイダも要チェック!
ここでは、それぞれ理由ではランキングに入れなかったもののあわせて検討したいWiMAXプロバイダを2つ紹介します。
いずれも「コストパフォーマンスの高さ」という意味では、優れたサービスといえます。
ラクーポンWiMAX – 隠れた最安サービス?
ラクーポンWiMAXは楽天クーポンによるWiMAX2+サービス。
クーポンサービスの1つとして、(まるで通販でグルメを買うように手軽に)WiMAX2+を契約できてしまいます。
契約時期によって料金がころころと変わりますが、2017年5月末日時点では月額料金2,683円(契約から最大3ヵ月は月額1,999円)という超低価格。
結果2年間総額は67,538円となり、キャッシュバックがなくてもとくとくBBよりも1万円以上お得です。
あえてラクーポンWiMAXをランキングに入れなかったのはサポートにほとんど期待できないため。
コールセンターの用意はあるものの、つながりにくいという声は他社と比較して圧倒的に多いです。
わたしも、午前中の時間帯・昼・夕方などの時間や日をかえて何度か電話しましたが1度もつながりませんでした。
またメールサポートの返信も遅く、返信まで数週間かかったという例もたびたび報告されています。(わたしも最大で1ヵ月近く待たされました。)
どんなにモバイル通信に慣れているユーザーでも仮になにがしかの問題が発生した場合、最後に頼るのはプロバイダのサポートですから、これは大きなデメリットです。
とはいえ価格が安いことは事実なので、このデメリットを認識した上で「それでも価格重視!」ということなら、契約を検討してもよいプロバイダといえるでしょう。
UQ WiMAX – サポートのコストを考えれば逆にお得?
UQ WiMAXはテレビCMでも有名な、KDDIグループのUQコミュニケーションズ(UQモバイルと同じ提供元)によるWiMAXサービス。
UQ WiMAXは月額の割引が少なくさらに高額なキャッシュバックもないため他社と比較して2年間総額は高く、もちろんランキングには入れていません。
しかしサポートの品質が高く、たとえばコールセンターは9時~21(年中無休)と長く営業している上に、ラクーポンなどと比較するとつながりやすさは比べ物になりません。
メールサポートの返答もスピーディで24時間以内の返答を目指していますが、数時間以内で返答があることもしばしば。ラクーポンWiMAXとは真逆のサービスといえますね。
また安心して使えるオプションも充実しており、WiMAXに限らずPC・スマートフォン・周辺機器に関する一般的な事項まで電話や遠隔操作でサポートしてくれるオプションを350円/月という破格な料金で提供。
他社では同様のオプションが1,000円/月を超えることもあり、この価格は群を抜いています。
さらに万が一のWi-Fiルーター故障の際に、電話一本ですぐに交換品を送ってくれる端末補償サービスも380円/月で提供。
他社では修理代を補償するのみのオプションを月額500円程度で提供していますが、これは代替え機を貸してもらえなかったり修理に数週間かかったりすることもあります。
それと比較するとUQ WiMAXの補償サービスがいかに使い勝手がよいかわかるでしょう。
サポートのコストパフォーマンスという点でいえば、実は優れたサービスなのです。
まとめ
最安ということで契約するのであれば、約3万円の高額キャッシュバックを行うとくとくBBが適切です。
しかし、例えば月額最安級のBroad WiMAXなどここで紹介した他プロバイダもそれぞれメリットがあります。
大本命のとくとくBBを含めて、この記事で紹介したそれぞれの特長を参考にして希望により近いプロバイダをえらんでくださいね。